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現代日本語学の方法1

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令和元年度以前入学者 現代日本語学の方法1
教員名 林直樹
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 (2)オンデマンド授業(録画授業配信)
(3)同時双方向型授業(zoomによるライブ中継)
以上2点を取り混ぜた形で行う。
BlackboardコースID:20211454
詳しい受講方法は、各回開始前にBlackboardを通じて連絡する。
授業概要 現代日本語を分析する際に必要となる各種方法を身につける。
授業のねらい・到達目標 1) 社会言語学的な手法による言語分析の方法を学ぶ。
2) 各種データによって日本語を分析するための基本的な考え方を理解する。
3) 習得したスキルを用いて、日本語の分析が行えるようになる。

この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の方法 授業の形式:【講義・実習】
毎回の授業課題について解説を行い、実習形式で課題を作成する。また、Blackboardを活用し、毎回課題を提出する。課題については、それぞれ翌週に解説・講評を行う。
なお、本講義はパソコンによる操作を想定して授業を行う。Excelのような表計算ソフトも用いることを予定しているため、スマートフォンなどのモバイル環境にしかない受講生は、パソコンが使える環境を整備することが望ましい。

Blackboardの掲示板を通じて授業内容や課題についての質問・討議を受け付ける。
履修条件 初回の授業に出席した受講者のみ履修可とする。
授業計画
1 はじめに(授業の説明・Blackboardへの登録)・社会言語学的な観点による言語分析の要点【オンデマンド型】
【事前学習】日本語学の分野でどんなことを調べたいか、まとめてくること (2時間)
【事後学習】日本語学における計量的な考え方について整理すること (2時間)
2 身のまわりの日本語の分析①-テキストデータによる実践-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】分析するテキストデータを収集すること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
3 身のまわりの日本語の分析②-談話データによる実践-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】分析する談話データを収集すること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
4 コーパスによる日本語の分析①-コーパス日本語学の手法・考え方-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】コーパスとは何かを調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
5 コーパスによる日本語の分析②-形態素解析の解説/実践-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】形態素・形態素解析とは何か調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
6 コーパスによる日本語の分析③-BCCWJ・WWWを利用した分析-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】中納言といったコーパスが利用できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
7 コーパスによる日本語の分析④-通時コーパス・国会会議録を利用した分析-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】国会会議録といったコーパスが利用できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
8 アンケート調査による日本語の分析①-各種アンケート調査の解説-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】アンケート調査でたずねる項目を考えてくること (2時間)
【事後学習】アンケート調査を行うための形式・項目をしっかりと練り上げること (2時間)
9 アンケート調査による日本語の分析②-GoogleFormによるアンケート調査票の作成-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】アンケート調査でたずねる項目を固めてくること (2時間)
【事後学習】自身でアンケートを配布・実施できるようにGoogleFormを作り上げること (2時間)
10 アンケート調査による日本語の分析③-アンケートの実施-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】自身でアンケートを配布・実施すること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
11 アンケート調査による日本語の分析④-アンケート結果の整理・視覚化-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】Excelを使ったデータ分析ができるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
12 言語地図による日本語の分析①-日本言語地図・方言文法地図の紹介-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】言語地図とは何かを調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
13 言語地図による日本語の分析②-Googlemapによる言語地図の作成-【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】Googlemapとは何か調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
14 レポート作成、レポートにかんする質疑応答・解説【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】レポートで執筆する題材・項目について勘案してくること (2時間)
【事後学習】レポートを執筆すること (2時間)
15 レポート提出、授業全体の復習・解説による授業理解の促進【同時双方向・オンデマンド型】
【事前学習】レポートを執筆すること (2時間)
【事後学習】授業中に受けたフィードバックを基に、日本語学の方法についてより理解を深めること (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 石川慎一郎・前田忠彦・山崎誠編(2010)『言語研究のための統計入門』くろしお出版.
荻野綱男(2014)『ウェブ検索による日本語研究』 朝倉書店.
荻野綱男・田野村忠温編(2012)『 質問調査法と統計処理 (講座 ITと日本語研究 第8巻)』 明治書院.
伝康晴・田中ゆかり編(2006)『講座社会言語科学6 方法』ひつじ書房.
前川喜久雄編(2013)『講座日本語コーパス1 コーパス入門』.
成績評価の方法及び基準 レポート(45%)、授業参画度(10%)、課題(45%)
授業参画度は、資料の閲覧状況と毎回の課題提出状況に基づく。
オフィスアワー Blackboard掲示板などを通して行う。

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