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日本文学史4

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令和元年度以前入学者 日本文学史4
教員名 武内佳代
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型(Zoomを使用)と課題研究を組み合わせて行う。詳細は第1回授業で提示する。150名程度の受講を予定。
Blackboard ID:20211406
授業概要 「戦後」以降の文学は、昭和初期の文学運動や戦時体験を土台としながら、戦後の民主化政策や経済成長といった社会変化とともに変節を遂げていく。本授業ではそのような時代の潮流を把握しつつ、戦時文学に始まり、戦後の無頼派・戦後派の文学、戦後特有の文学ジャンルである原爆文学・沖縄文学、さらに第三の新人、石原や大江というニューウェーヴ、内向の世代の文学を追い、現在まで地続きとしてある1980年代文学までの「現代文学」の流れを理解する。
授業のねらい・到達目標 戦時から現代までの代表的な文学作品と文学思潮の特性を理解し、戦後文学の発展の経緯を把握することを目標とする。あわせて時代状況と文学の流れとの関連性を知り、時代の情勢の中で文学がどのような役割を担ったかを理解する。

この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の方法 授業の形式:【講義】
同時双方向型(Zoomを使用)の講義形式で進め、授業の最後に小課題を出す(課題提出をみて出席確認を行う)。最終的に、受講者には取り上げた作家のテクストを一つは読んでもらい、レポートを書いてもらう予定である。各自で選択した作品を読み、授業を踏まえて特色を指摘すること。
なお、フィードバック方法等については、授業内で指示する。
授業計画
1 授業ガイダンス、戦時体制の中の文学――転向文学から国策文学へ
【事前学習】シラバスを読み、授業の概要を理解してくる。 (2時間)
【事後学習】文学と国家政策との関係を考えてみる。 (2時間)
2 国策文学の時代(1)石川達三と発禁処分
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
3 国策文学の時代(2)火野葦平の登場、そして日本文学報国会設立へ
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
4 無頼派の作家たち――太宰治・坂口安吾・石川淳
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
5 第一次戦後派の文学――野間宏と椎名麟三
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
6 第二次戦後派の文学(1)三島由紀夫・安部公房
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
7 【課題研究】ここまでの文学の流れを復習する
【事前学習】第6回までに習得した知識を整理し、中間テストの準備をする。 (2時間)
【事後学習】各自答え合わせを行い、授業内容が理解できていたかを確認する。 (2時間)
8 原爆文学の現われ
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
9 沖縄文学の諸問題
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
10 第三の新人の作家たち
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
11 石原慎太郎・大江健三郎の登場
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
12 内向の世代の作家たち
レポートの書き方の説明
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
13 1980年代の文学(1)ダブル村上の登場
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
14 1980年代の文学(2)「女性作家」たちの登場
【事前学習】指定した課題作品を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容が理解できたかを確認する。 (2時間)
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
【事前学習】これまでに学修した内容を復習してくる。 (2時間)
【事後学習】どれだけの到達度であったかを再確認する。 (2時間)
その他
教科書 授業では主にプリント教材を配布する。ただし場合によっては作品を自分で入手し、読んできてもらうこともある。
参考書 授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:受講者には取り上げた作家のテクストを一つは読んでもらい、レポートを書いてもらう予定。各自で選択した作品を読み、授業を踏まえて特色を指摘すること。(70%)、授業参画度:授業中に求められた質問への受け答えを評価に加味する。(30%)
本授業では、対面による参加と遠隔オンラインによる参加とにおいて成績評価に差を設けない。
オフィスアワー 水曜5限、木曜3限、7号館4階武内研究室。
出校できない場合は授業時間外にメールで受け付ける。(メールアドレスは授業中に知らせる。)

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