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令和元年度以前入学者 | 書道5 | ||||
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教員名 | 山下由季 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業と遠隔授業(オンデマンド型)を組み合わせて実施します。 BlackboardのコースIDは、20213559です。 |
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授業概要 | 漢字かな交じりの書の作品制作について、学習します。 俳句・短歌・詩文などを用いて、諸形式に対応する作品展開への知識・技術の習得を目指します。 実技主体の授業であるため、受講する際には半紙、半切、全紙などの紙、大筆・小筆、墨汁や下敷きなどの書道用文房具の準備が必要となります。 必要な道具については授業内で詳しく説明し、指示します。 |
授業のねらい・到達目標 | 漢字仮名交じり文の創作、俳句・短歌・詩文・随筆を素材とし、作品制作を行うために必要な技法を習得を目指します。 また、高等学校芸術科書道において漢字仮名交じりの書の指導するため知識・技能を身につけることを目標とします。 |
授業の方法 | 授業の形式:【対面授業10回、遠隔授業5回】 対面授業や遠隔授業において、作品制作の課題を課します。実技が主たる活動の授業です。 受講生は授業時間内や事前学習・事後学習の時間を活用して、作品制作に取り組み、作品を提出します。 対面授業においては、作品制作とともに作品批評、受講生間における相互作品批評も行います。 遠隔授業においては作品批評やフィードバックも行います。フィードバックの方法については、授業内で提示します。 これらの活動を通して、複数の作品制作に取り組み、漢字仮名交じりの書の作品制作における知識や技術の習得を目指します。 対面授業に出席できなかった場合は、その授業分を遠隔授業(授業内容の資料配布、課題)を行うことで対応します。詳細については、授業内で提示します。 |
授業計画 | |
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1 |
【対面授業】授業ガイダンス・漢字仮名交じり文の歴史、学校教育での取り扱いについて。
【事前学習】シラバスをよく読み、授業全体の流れを理解しておくこと。 (1時間) 【事後学習】実技における用具・用材の準備をしておくこと。作品の題材(書きたい言葉)を検討しておくこと。 (1時間) |
2 |
【対面授業】俳句・短歌・詩文の少字数のものを題材として、半紙縦形式作品の草稿をつくる。
【事前学習】草稿をつくるにあたって、半紙の作品制作に必要な技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】作成した草稿をもとに、清書に向けて技法の習熟度を高める。 (1時間) |
3 |
【対面授業】作品制作を行い、実技指導を行う。また、受講生間で相互批評も行う。 半紙横形式へも展開し、作品制作を行うことで表現の多様化を図る。 【事前学習】清書を作成するにあたっての技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】批評をふまえ、作品制作に取り組む。 (1時間) |
4 |
【遠隔授業】半紙縦形式、及び半紙横形式にて清書し、作品を提出する。
【事前学習】半紙形式での清書に向けて技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】半紙縦形式及び横形式での清書作品を確認し表現の違いを確認しておく。 (1時間) |
5 |
【対面授業】半紙作品を、半切1/3縦形式及び横形式へ展開し、表現の多様性を図る。 作品制作を行い、実技指導を行う。また、受講生間で相互批評も行う。 【事前学習】半切1/3の作品制作に必要な技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】批評をふまえ、作品制作に取り組む。 (1時間) |
6 |
【対面授業】半紙作品を半切1/2縦形式へ展開し、表現の多様性を図る。 作品制作を行い、実技指導を行う。また、受講生間で相互批評も行う。 【事前学習】半切1/3形式及び半切1/2形式での清書に向けて技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】批評をふまえ、作品制作に取り組む。 (1時間) |
7 |
【遠隔授業】半切1/3縦形式及び横形式、半切1/2縦形式にて清書し、作品を提出する。
【事前学習】半切1/3形式及び半切1/2形式での清書に向けて技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】半紙形式と半切1/3形式、半切1/2形式の清書作品を確認し、それぞれの表現技法の共通点を確認しておく。 (1時間) |
8 |
【対面授業】詩文(長文)のものを題材として、半切縦形式作品の草稿をつくる。
【事前学習】草稿をつくるにあたっての技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】作成した草稿をもとに、清書に向けて技法の習熟度を⾼める。 (1時間) |
9 |
【対面授業】作品制作を行い、実技指導を行う。また、受講生間で相互批評も行う。
【事前学習】⻑⽂を題材とした作品制作に必要な技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】批評をふまえ、作品制作に取り組む。 (1時間) |
10 |
【対面授業】半切縦形式(横書き)へと展開し、表現の多様性を図る。 作品制作を行い、実技指導を行う。また、受講生間で相互批評も行う。 【事前学習】⻑⽂を題材とした作品制作に必要な技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】批評をふまえ、清書に向けて技法の習熟度を⾼める。 (1時間) |
11 |
【遠隔授業】半切縦形式で縦書き作品と横書き作品をそれぞれ清書し、作品を提出する。
【事前学習】清書作品提出にむけて、作品制作に必要な技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】半切形式における表現技法を確認し、復習をしておく。 (1時間) |
12 |
【対面授業】全紙作品の草稿をつくる。半切1/2で雛形作品をつくる。 作品制作を行い、実技指導を行う。また、受講生間で相互批評も行う。 【事前学習】草稿をつくるにあたっての技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】全紙形式における表現技法を確認しておく。 (1時間) |
13 |
【対面授業】全紙作品の制作を行い、実技指導を行う。また、受講生間で相互批評も行う。
【事前学習】全紙形式における表現技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】批評をふまえ、作品制作に取り組む。 (1時間) |
14 |
【遠隔授業】学習した種々の表現法をもとに創作する。 作品の添削指導を行う。 【事前学習】創作に向けて、これまで学んだ知識・技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】作成した作品を見直し、技法の復習をしておく。 (1時間) |
15 |
【遠隔授業】漢字仮名交じりの書の作品制作における技法などのまとめ、振り返りを行う。 創作した清書し、提出する。 【事前学習】清書作品の提出に向けて技法を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】添削された箇所を確認し、これまでの技法の復習をしておく。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 必要に応じて、授業内でプリントを配布します。 |
参考書 | 田宮文平、中野遵 『漢字かな交じり書の名品』 天来書院 2010年 古谷稔 『漢字かな交じりの書 (雄山閣書道講座)』 雄山閣出版 1998年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:授業時間内における作品制作の過程、制作態度を評価します。(40%)、清書し、最終的に提出された作品を評価します。(60%) 【対面授業に出席できなかった場合】 授業参画度の「授業時間内における作品制作の過程、制作態度」の代わりに、作品制作の過程などをレポートにまとめて提出してもらうことで評価します。詳細は授業内で提示します。 その他の「清書し、最終的に提出された作品」に関しては、自宅などで作品を制作し、提出してもらい、評価します。 対面授業であっても、遠隔授業であっても成績評価に差を設けることはありません。 |
オフィスアワー | 授業終了後、教室で対応します。 その他の連絡方法については、初回授業で提示します。 |
備考 | 実技主体の授業であるから、受講する際には半紙、半切、全紙などの用紙、中筆(4号筆程度)、小筆、墨(墨液で可)などの書道用文房具を各自持参する必要があります。 |