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令和2年度以降入学者 | 人文地理学特論Ⅰ | ||||
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教員名 | 井村博宣 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | ZoomとBlackboardを用いた同時双方向型(ライブ中継型)授業を中心に実施する。 BlackboardコースID:WM0351001 |
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授業概要 | 本講義では,人文地理学のもつ重要な本質的探究課題の一つである「環境と人間のかかわり」を探究するために必要な,生態的に捉えて分析する人文地理学的手法の修得を目的とする。 |
授業のねらい・到達目標 | 生態的に捉えて分析する人文地理学的手法について具体的事例を通して解説できる。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 基本的な環境論的研究の系譜を確認した後、「環境と人間のかかわり」を探究した人文地理学の論文を講読・討議する。講読論文は,担当者の研究成果を交えながら,受講生の研究分野を勘案して選定する。 |
履修条件 | 学部における経済地理学,歴史地理学の知識を有することが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:人文地理学の本質的探究課題
【事前学習】シラバスを事前に確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】第2回目以降の授業に備え、授業で説明した内容について整理し理解しておくこと。 (1時間) |
2 |
人文地理学における環境論の系譜
【事前学習】地理学史について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】近代人文地理学における環境論の系譜を整理し理解しておくこと。 (2時間) |
3 |
環境決定論と環境可能論
【事前学習】環境決定論と環境可能論について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】古い環境論について、ダーウィニズムとの関わりで考察しておくこと。 (2時間) |
4 |
相互作用論や環境認知論等
【事前学習】文化生態、文化景観、文化伝播について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】現実の環境と知覚(頭中)の環境に留意し、環境論の系譜を整理し理解しておくこと。 (2時間) |
5 |
日本における環境論の系譜
【事前学習】地人相関論について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】経済学的研究方法の有用性を整理し理解しておくこと。 (2時間) |
6 |
日大地理の研究蓄積・役割(具体的研究)
【事前学習】内田寛一、籠瀬良明ほかの環境論的な研究成果について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】環境論はなぜ日大地理のスクールカラーなのか、なぜ「自然」でなく「環境」なのか、研究方法はなぜ生物地理学でなく経済地理学なのか等に留意し、理解を深めておくこと。 (2時間) |
7 |
一次的自然と二次的自然
【事前学習】一次的自然と二次的自然について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】環境の改変者としての人間に留意し理解しておくこと。 (2時間) |
8 |
経済的価値の変化
【事前学習】経済的価値や特定の時代について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】社会・経済環境の変化が事象の立地や地域に及ぼす影響に留意し理解しておくこと。 (2時間) |
9 |
地域性(有利と不利)
【事前学習】差額地代について確認しておくこと。 (3時間) 【事後学習】統的地理学の立場からの帰納法的な研究方法の長所とその重要性に留意し理解しておくこと。 (3時間) |
10 |
人文地理学論文の講読(1)
【事前学習】授業担当者の指示する学術論文Ⅰを講読し、理解しておくこと。 (3時間) 【事後学習】輪読した論文の長所と短所について、整理し理解しておくこと。 (1時間) |
11 |
人文地理学論文の講読(2)
【事前学習】授業担当者の指示する学術論文Ⅱを講読し、理解しておくこと。 (3時間) 【事後学習】輪読した論文の長所と短所について、整理し理解しておくこと。 (1時間) |
12 |
人文地理学論文の講読(3)
【事前学習】受講生A・Bが選定した学術論文を講読し、理解しておくこと。 (3時間) 【事後学習】輪読した論文の長所と短所について、整理し理解しておくこと。 (1時間) |
13 |
人文地理学論文の講読(4)
【事前学習】受講生C・Dが選定した学術論文を講読し、理解しておくこと。 (3時間) 【事後学習】読した論文の長所と短所について、整理し理解しておくこと。 (1時間) |
14 |
文地理学論文の講読(5)
【事前学習】受講生E・Fが選定した学術論文を講読し、理解しておくこと。 (3時間) 【事後学習】輪読した論文の長所と短所について、整理し理解しておくこと。 (1時間) |
15 |
まとめ:講義内容の復習・解説による理解度の深化
【事前学習】第1回~第14回の授業の内容についてまとめて理解し直しておくこと。 (3時間) 【事後学習】到達目標に従い学んだ内容を理解し、生態的に捉えて分析する人文地理学的手法について研究に活用できるよう、さらに理解を深めておくこと。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 講読論文については,第10・11回目を担当者,第12~14回目を受講生が選定する。 |
参考書 | その都度,授業中に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、発表と質疑応答の内容(40%) ただし、レポート提出状況や授業参画度の悪い場合には減点する。 |
オフィスアワー | 遠隔授業時は、開講時に指示する。 対面授業時は、木曜日の昼休みに8号館5階Aー506研究室で行う。 |
備考 | ①Zoomへの参加はBlackboardでの指示に従ってください。 ②入室時間は、セキュリティ対策として授業開始(時間割時刻)20分までに制限する。 ③今後、新型コロナウイルスの感染状況や受講生の特徴をみながら弾力的に実施する。 ④資質向上のため手書きのノートを推奨し、板書に相当するものの撮影や録音等は禁止する。 ⑤本講義に関する連絡は、掲示(Blackboard)と口頭(授業時)で行う。 ⑥校務等に伴う休講と補講や課題研究を実施する場合には事前に連絡する。 |