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福祉分野に関する理論と支援の展開

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令和2年度以降入学者 福祉分野に関する理論と支援の展開
教員名 内藤佳津雄/鏡直子
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 心理学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 Blackboardによるオンデマンド型(9回)・課題研究(2回)およびZoomによるオンライン双方向型(4回)を組み合わせて行う

Blackboard コースID:20213943
授業概要 授業の形式:【講義,演習】
【公認心理師必修科目】
福祉分野(児童福祉、高齢者福祉、障害者児福祉)における公認心理師の役割・支援方法について、理論および実践的な展開を学ぶ
高齢者福祉分野については、高齢者福祉行政に関する実務経験者が分担して担当し、高齢者福祉の制度・支援について実務経験をもとに講義・演習を行う
児童福祉・障害者児福祉分野については、児童福祉・障害者児福祉領域心理支援に関する実務経験者が担当し、児童福祉、障害者児福祉領域の制度と支援について、実務経験をもとに講義・演習を行う
授業のねらい・到達目標 福祉分野(児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉)において実践されている心理的支援について以下の到達目標をめざす
(1)背景となる制度や理念について説明できる
(2)支援の対象者についての理解を深め、障害の特性と心理的課題について説明できる
(3)こうした知識に基づき、対象者への心理的支援の方法、多職種連携、地域での支援等についての議論できる
授業の方法 授業の形式:【講義,演習】
オンデマンド授業は、授業開講日・時限にBlackboardを通じて、教材(15-20分程度×3)および授業内課題(合計30-45分程度で完了する課題)を配信するので、その教材を視聴して学修する(11回)
・授業内課題については、Blackboardを通じて期限までに提出すること
・課題の解答や解答のポイントは翌週の授業教材で解説する、または解説資料を公開する
・質問は授業内課題とともに入力可能であり。その回答は翌週の授業教材として配信する、または解説資料を公開する
オンライン双方向型授業は、授業開講日・時限にZOOMミーティングルームを使用して、講義および教材映像の視聴教材を行い、その後授業内課題(合計30分程度で完了する課題)をBlackboardを通じて提出する(1回)
・授業内課題については、Blackboardを通じて期限までに提出すること
・質問は授業内でチャット機能を用いて受付・回答するほか、授業内課題とともに入力可能であり。その回答は翌週の解説資料を公開する
課題研究については、授業開講日・時限にBlackboardを通じて、学習教材の提示と課題出題が行われるので、教材について学習を行い、課題を行い、期限までにBlackboardを通じて提出する(3回)
フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 科目ガイダンス・福祉分野の制度概要と心理職の役割(オンライン授業)  担当者:内藤佳津雄
【事前学習】老人福祉法・介護保険法・児童福祉法の概要を調べる (2時間)
【事後学習】福祉分野における心理職の役割についてまとめる (2時間)
2 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(1)認知症支援の理解(オンデマンド授業)   担当者:内藤佳津雄
【事前学習】認知症について調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
3 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(2)認知症の理解とアセスメント(オンデマンド授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】MMSEについて調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
4 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(3)認知症支援の事例検討(オンライン授業)  担当者:内藤佳津雄
【事前学習】認知症の中核症状と周辺症状について調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
5 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(4)高齢者の地域支援と他職種連携の事例検討(オンデマンド授業)  担当者:内藤佳津雄
【事前学習】高齢者福祉分野の他の専門職について調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
6 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(5)虐待に関する制度と家族支援の理解(オンライン授業)   担当者:内藤佳津雄
【事前学習】高齢者虐待防止法の概要について調べる (2時間)
【事後学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
7 高齢者福祉分野の理論と支援の展開(7)高齢者支援の事例検討(成果の確認・まとめ)(課題研究(レポート課題の出題)) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】授業で扱った資料と事例について再度検討する (2時間)
【事後学習】授業内で出題する事例課題についてレポートを作成する (2時間)
8 福祉分野の理論と支援の展開 生活保護、生活困窮者支援、障害者福祉の理解(オンデマンド授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】生活保護制度の概要について調べる (2時間)
【事後学習】授業内容について不明な点を整理して調べる (2時間)
9 児童福祉分野の理論と支援の展開(1)児童福祉における心理職の役割(オンデマンド授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】子どもに関する社会問題としてどのようなものがあるか調べること (2時間)
【事後学習】心理職としてどのように子どもの社会問題に関われるか考えること (2時間)
10 児童福祉分野の理論と支援の展開(2)定型発達と発達段階に沿った具体的対応(オンデマンド授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童の定型発達について調べておくこと (2時間)
【事後学習】児童の認知発達とそれに沿った対応についてまとめること (2時間)
11 児童福祉分野の理論と支援の展開(3)発達のアセスメントについての知識と理解(オンデマンド授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】知能検査・発達検査について学んでおくこと (2時間)
【事後学習】発達のアセスメントについてまとめること (2時間)
12 児童福祉分野の理論と支援の展開(4)発達障害児とその家族への対応(オンデマンド授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】発達障害について学んでおくこと (2時間)
【事後学習】発達障害児とその家族への支援についてまとめること (2時間)
13 児童福祉分野の理論と支援の展開(5)児童相談所における業務に関する知識と理解(オンデマンド授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童相談所の役割について調べておくこと (2時間)
【事後学習】児童虐待と社会的養護、愛着形成についてまとめること (2時間)
14 児童福祉分野の理論と支援の展開(6)学校における複合的問題に関する事例検討(オンライン授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】スクールソーシャルワークについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】学校内での心理職の役割について再考すること (2時間)
15 児童福祉分野の理論と支援の展開(7)児童福祉分野における多職種連携のあり方と到達度の確認(課題研究(レポート課題の出題)) 担当者:鏡直子
【事前学習】心理職が連携しうる専門職について調べること (2時間)
【事後学習】多職種連携の意義についてまとめること(3時間) (2時間)
その他
教科書 片岡玲子・米田弘枝(編) 野島一彦(監) 『福祉分野 理論と支援の展開 (公認心理師分野別テキスト2)』 創元社 2019年
参考書 適宜紹介する
成績評価の方法及び基準 レポート:7回と15回の授業内課題によるレポートを評価(2回×24点)(48%)、授業内テスト:オンデマンド授業およびオンライン授業における授業内課題を評価(13回×4点)(52%)
担当教員がそれぞれ評価を行い、その合計点で評価する。
オフィスアワー Blackboard上で質問を受け付け、回答する

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