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令和2年度以降入学者 | 学校論研究2 | ||||
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教員名 | 北野秋男 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面式授業(場合によってはZOOM)も取り入れた「課題研究」として対応します. シラバス上に課題を明記します。追加の課題や資料、変更点などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。 授業形式の基本は、「世界の学力政策の比較研究」です。最新の世界のテスト・ガバナンスのあり方を題材にしたテキスト佐藤仁・北野秋男『世界のテスト・ガバナンス』(東信堂)を読んで、3回(6回目・10回目・14回目)の課題レポートを対面式授業で報告してもらいます。各自、自分の報告する国に関する課題レポートを提出します。何か特別な事情があれば、課題の提出は、最終回でも認めます。また、テキストの入手、関連資料は授業で配布します。 |
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授業概要 | 「学力政策の国際比較研究」を行います。アメリカ、カナダ・英国、ドイツ、韓国・オーストラリアなど、報告する国を1つ選びます。たとえば、2002年に州統一テストを強制したアメリカのNCLB法、サッチャー政権以降にStandard Achievement Testを実施する英国、小学校終了時に卒業試験を課すシンガポール、小6・中3・高1を対象に実施する韓国の「国家水準学業成就度評価」など、各国の学力テスト政策を取り上げ、それぞれの国の特色や内容を報告し、レポートにします。国際的な比較研究を行い、国際的な視野を持ちましょう。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、世界の学力テストの実態を調べながら、各国の学力政策の国際比較研究を行う。取り上げる国は、アジアからは日本・韓国・ヨーロッパではイギリス、ドイツ、ノルウエー、北米ではアメリカ・カナダ、その他にオーストラリアなどを取り上げます。これらの国々は、厳しいテストを課す「ハイステイクス・テスト国家」、緩やかなテストを課す「ローステイクス・テスト国家」に区分できるが、それぞれの国の学力テスト政策の比較研究を試みる。到達目標は、テーマに基づいて、自分で文献を調べ、収集し、レジュメを作成し、報告してもらいます。大学院の修士課程に求められる基本的な能力を身に着けることも目標にする。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義、演習】 授業の方法は、世界の学力政策に関する基本文献の購読を行いながら、担当する国を決めて、各自が自由に知らべ報告することを求める。基本文献を購読しながら、文献を自分で調べ、収集し、発表用のレジュメを作成する。基本文献は、テキストを使う予定であるが、それ以外にも関連資料を毎回、配布します。レジュメに基づいて意見交換、討論し、その際には、報告する国の学力政策の特色を他国との違いを意識して報告して頂きます。報告したレジュメは、最後には完成原稿として提出します。 |
履修条件 | 特になし。特になし。海外の比較研究なので、留学生は大歓迎。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマ・内容・方法・評価について説明。事前学習・事後学習、質問などある場合の連絡方法など
【事前学習】シラバスをよく読み、授業内容をよく理解しておくこと。学力の国際比較の視点を考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
2 |
「序章」を読んで、研究課題、先行研究、研究方法などを理解する。
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
3 |
「第1 章」:「競争」と「評価」に向かう日本の学力テスト政策。
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
4 |
「第2章」アメリカにおける連邦政府のガバナンス改革
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
5 |
「第3 章」米国のハイステイクスな学力テスト活用モデル
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
6 |
「対面式授業」1章~3章までの報告
【事前学習】レジュメの修正と課題レポートの作成。 (2時間) 【事後学習】レジュメの修正と課題レポートの作成。 (2時間) |
7 |
「第4 章」米国企業財団による教育政策形成への関与
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
8 |
「第5 章」オーストラリアにおける学力テストと学校予算の関係性
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
9 |
「第6 章」アメリカと似て非なる学力テストの様相
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
10 |
「対面式授業」4章~6章までの報告
【事前学習】事レジュメの修正と課題レポートの作成。 (2時間) 【事後学習】レジュメの修正と課題レポートの作成。 (2時間) |
11 |
「第7 章」協働的なガバナンス構造とテスト・ガバナンスの展開
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
12 |
「第8章」社会国家ドイツの学校制度改革と学力テスト
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
13 |
「第9 章」韓国におけるテスト・ガバナンス構造
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
14 |
「対面式授業」7章~9章までの報告
【事前学習】レジュメ作成と報告の準備 (2時間) 【事後学習】レジュメの修正と課題レポートの作成。 (2時間) |
15 |
総括と今後の学習課題の検討。最終レポートの提出。
【事前学習】完成レポートの提出準備。 (2時間) 【事後学習】授業全体の要点と課題をノートにまとめること。国際比較研究の枠組みを考えること。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 佐藤 仁・北野秋男 『世界のテスト・ガバナンス』 東信堂 2021年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) 授業への出席、平常点、課題報告の内容などを総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 授業開始前と終了後。その他は、個別に対応。事前にメールにて連絡を下さい。(kitano@chs.nihon-u.ac.jp) |