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比較教育学特論1

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令和2年度以降入学者 比較教育学特論1
教員名 間篠剛留
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 教育学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業を中心に、一部対面授業
授業概要 「ヌスバウムを読む」
 本科目では、アメリカの哲学者マーサ・ヌスバウム(Martha C. Nussbaum)の2つの著作を輪読する。ヌスバウムは西洋古典研究、リベラリズム論、フェミニズム論など多様な領域で独自の議論を展開する、現代アメリカを代表する知識人の一人である。本科目では多様な著作の中から『経済成長がすべてか?』および『正義のフロンティア』を取り上げる。
授業のねらい・到達目標 本授業で取りあげる著作はいずれも、グローバル時代の教育について検討するための重要な論点を提示している。さまざまな国・地方や文化圏の教育について比較検討を行う際の枠組みや語彙を得ることが、本授業の1つのねらいである。
 また、『経済成長がすべてか?』は文学や芸術と教育の関係を検討したい学生にとって、『正義のフロンティア』はケイパビリティ・アプローチの可能性について検討したい学生にとって、それぞれ有益であろう。履修者各自が自らの研究に関連付けてヌスバウムを理解しつつ、各自の関心を広げていくこともまた、本授業のねらいである。
授業の方法 授業の形式:ゼミ
 初回授業で輪読の発表担当者を決め、読み進めていく。発表担当者はレジュメを作成し、Zoomの画面共有を行いながら担当箇所の発表を行う。ヌスバウムそのものを理解するための議論の他、彼女の議論と自分たちの研究がどうつながり得るかの議論も行う。
履修条件 特になし
授業計画
1 イントロダクション(授業のテーマや到達目標及び授業の方法についての説明)及び各人の研究関心の紹介
【事前学習】自身の研究テーマについて説明準備を行う。 (2時間)
2 『経済成長がすべてか?』第1・2章
【事前学習】『経済成長がすべてか?」第1・2章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
3 『経済成長がすべてか?』第3章
【事前学習】『経済成長がすべてか?」第3章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
4 『経済成長がすべてか?』第4章
【事前学習】『経済成長がすべてか?」第4章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
5 『経済成長がすべてか?』第5章
【事前学習】『経済成長がすべてか?」第5章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
6 『経済成長がすべてか?』第6章
【事前学習】『経済成長がすべてか?」第6章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
7 『経済成長がすべてか?』第7章
【事前学習】『経済成長がすべてか?」第7章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
8 『正義のフロンティア』第1章
【事前学習】『正義のフロンティア』第1章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
9 『正義のフロンティア』第2章
【事前学習】『正義のフロンティア』第2章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
10 『正義のフロンティア』第3章
【事前学習】『正義のフロンティア』第3章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
11 『正義のフロンティア』第4章
【事前学習】『正義のフロンティア』第4章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
12 『正義のフロンティア』第5章
【事前学習】『正義のフロンティア』第5章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
13 『正義のフロンティア』第6章
【事前学習】『正義のフロンティア』第6章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
14 『正義のフロンティア』第7章
【事前学習】『正義のフロンティア』第7章を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
15 総合討論
【事前学習】総合レポートの作成 (2時間)
【事後学習】本科目の学習内容を修士論文・博士論文の執筆につなげることを検討する (2時間)
その他
教科書 マーサ・C・ヌスバウム 『経済成長がすべてか?』 岩波書店 2013年
マーサ・C・ヌスバウム 『正義のフロンティア』 法政大学出版局 2012年
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:第15回の授業時に持参(20%)、授業参画度(80%)
授業参加度は、以下の観点で評価を行う。
・担当回の授業のリード(英文の適切な訳、他の文献による補足、履修者を議論に巻き込む工夫等から総合的に判断):40%
・それ以外の回の授業の参加度(英文の訳に関する指摘、文献の内容に関する指摘、他の文献による補足等から総合的に判断):40%
オフィスアワー 火曜日 13:30-14:30 間篠研究室
メールの場合は初回授業で案内するメールアドレス宛に送ること

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