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令和2年度以降入学者 | ドイツ語教授法研究2 | ||||
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教員名 | 米井巌 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | Zoomを使用した同時双方向型遠隔授業を基本とし、事前・事後課題の提示と提出にはBlackboard(BB)、およびPCメールを使用します。基本的に時間割指定時間での授業を予定していますが、受講者との話し合いで時間を変更することも可能です。 Blackboard コースID: 20213820, コース名:2021ドイツ語教授法研究2(米井巌・後・金5)に登録し、授業の注意事項に従って準備をしておくこと。 |
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授業概要 | 教授法の基礎概念を学び、それらの知見に基づき「学ぶ側の視点に立つ伝え方」に重点を置いた教材作成を通して、ドイツ語教員としての基礎力の涵養をテーマとします。 |
授業のねらい・到達目標 | 教授法を学ぶねらいは、「人はどのように学ぶのか」ということ、そして「事柄を分かりやすく伝えるにはどのような工夫が必要か」の2点に集約できます。この講義の目的は、言語習得の基礎知識と学習理論を通じて、物事を伝える技術としてのコミュニケーション・スキルの向上、およびそのための工夫をする「意識」を育てることができます。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 原則として『ドイツ語教授法研究1』(前期)受講済み、ないしはそれに相当する知識を前提に、5技能(読解・聴解・文章作成・会話運用・文化理解)について教材の作成・加工、タスクを含む副教材の作成、教案作成の実際、教場での実践的なノウ・ハウ等を学び、異文化理解と発見的学習をキー概念として、自作教材を用いた(遠隔での)ミニ模擬授業を行います。また、原則としてミニットペーパー(MP)、およびその回に出された課題の回答を次回授業時の1日前までにメール添付で提出してもらいます。 なお、本授業は事前学習2時間、事後学習2時間を目安とします。 |
履修条件 | 大学院博士前期課程の学生 |
授業計画 | |
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1 |
導入ガイダンス:前期の振り返り - 夏季休暇課題の発表と、その内容の汎用性について検討する。但し、下記「事前学習」参照。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前期受講者の場合は前期末に配布の夏季課題参考文献について、発表ポイントをまとめておく。その他の場合は、自分の「学び方」を振り返るためのアンケート(BBの教材としてアップしてある)を読み、回答を作っておく。 (2時間) 【事後学習】MP提出、本時で指摘された問題点、および次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
2 |
基礎14:「読む」という作業の考え方 - テキスト・文法・音声と読解の関連性、およびいわゆる自然な「読み」と学習場面での強制的な「読み」との相違を考える。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
3 |
基礎15:「書く」という作業の考え方 - 「読み手と文章スタイル」、「自由作文の落とし穴」、「誤りへの対処」等をキーワードとして、作文の実践例を基に検討する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
4 |
基礎16:「文化」と教材 - 「文化を学習する」とはどういうことかを、文化比較アプローチによる教材や副教材を参照しながら考える。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
5 |
実践1:「話す」という作業の考え方 - いわゆる「会話練習」とは何かを考え、パターン練習から一歩進んだ授業展開(コミュニケーションの共通基盤の習得)について解説、検討する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
6 |
実践2:語彙学習 - 単語、語彙の学習はどのような条件下で有効に行われ得るかを、事前資料と受講者による提言を基に検討する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
7 |
実践3;教材作成(文法) - ドイツ語での動詞の導入について、その効果的な方法と非効率的な方法の比較をしながら、教材化に際しての注意点を解説する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
8 |
実践4;教材作成(文法) - ドイツ語での名詞と冠詞の導入について、その効果的な方法と非効率的な方法の比較をしながら、教材化に際しての注意点を解説する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
9 |
実践5:教材作成(文法) - ドイツ語での形容詞の導入について、その効果的な方法と非効率的な方法の比較をしながら解説する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
10 |
実践6:教材作成(文法) - ドイツ語での副文と関係文導入について、その効果的な方法と非効率的な方法の比較をしながら解説する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
11 |
実践7:タスクと評価 - 評価とは何のために行われるのかを解説し、教授者、学習者双方にとって有効なフィードバックを得るための評価形式を検討する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】MP提出、前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
12 |
実践8;ミニ授業実習の準備 - 受講者によるミニ授業のための教案作成の実際と、教場での注意点を解説する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読みミニ授業のテーマ、参考教材等を決定しておく。 (2時間) 【事後学習】MP提出、本時の授業内容をまとめ、ミニ授業の教案を作成する。 (2時間) |
13 |
実践9:ミニ授業実習 - 受講者がこれまでの知見に基づいたミニ授業を行い、その内容についての検討を行う。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】ミニ授業用の教案、副教材等を作成する。 (2時間) 【事後学習】本時授業内容の振り返りをまとめ、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
14 |
実践10:ミニ授業実習の振り返り- 前回実施のミニ授業録画を見ながら、教案との整合性や補助教材の有効性、実践的教授法の観点からの問題点等を検討する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】ミニ授業録画を見直し、自己評価、問題点の摘出をしておく。 (2時間) 【事後学習】本時授業内容の振り返りをまとめ、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
15 |
これからのドイツ語教育 - CEFRの解説と、CEFRと日本のドイツ語教育との融合の可能性について考える。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前・後期を通じて学んだ、「伝える・伝わる」ためには何が必要であるかという視点から、改めて自分のコミュニケーション方略に生かせるものをまとめてみることが求められます。 (指定なし時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用せず、各回とも必要事項に関するプリントをBlackboard、またはメールにより配布します。 |
参考書 | 吉島茂・境一三 『ドイツ語教授法 - 科学的基盤作りと実践に向けての課題』 三修社 2003年 第1版 授業時配布プリントの裏付けとなる書籍であり、購入が望ましいものですが、手に入りにくい場合には、適宜授業開始前に貸し出しをします。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:必要に応じて課す「まとめ」の内容により評価します。(30%)、授業参画度:各回課題に対する回答内容により評価します。(70%) レポートおよび授業参画度については,事前準備に基づく授業時の発表内容、および討議での積極性で評価します。 |
オフィスアワー | Blackboardおよびメールにより質問、意見などを受け、回答します。 |