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英米文学研究４
| 令和２年度以降入学者 | 英米文学研究４ | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 閑田朋子 | ||||
| 単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 英文学専攻 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業の形態 | 対面授業と同時双方向型授業を組み合わせて授業を行う。 Blackboard ID 20213800（閑田朋子・後・水４） * 初回授業時までにBlackboardでコース登録をし、こまめに情報を確認すること。 *（Blackboardのコース登録に加え）履修登録期間中にCHIPSで履修登録を行うこと。 |
|---|---|
| 授業概要 | 作家エリザベス・ギャスケル（Elizabeth Gaskell）の初期の短編作品を精読し、ギャスケル作品のルーツをたどるとともに、ヴィクトリア朝における社会と文学の関係を探る。必要に応じて、比較のために、ギャスケルと同時期に同じ雑誌に寄稿した作家の短編作品についても講義を行う。 |
| 授業のねらい・到達目標 | ヴィクトリア朝文学と社会、およびその関係について理解を深める。 ヴィクトリア朝文学とジャーナリズムの関係性について、論じられる。 ギャスケルの初期短編作品を原文で読み、理解することができる。 ギャスケルの初期短編作品の特徴を、同時期の他の作家と比較して述べることが出来る。 |
| 授業の方法 | 演習 受講生は、ギャスケルの短編作品を掲載したそれぞれの雑誌について調べ、プレゼンテーションを行います。次に、雑誌の値段や読者層を踏まえた上で、個々のギャスケルの短編作品や、同じ雑誌に掲載された別作家による短編作品の指定箇所を輪読します。その後、受講生は、作品のテーマや社会背景について発表を行い、随時、教員が解説を加えます。その上で、寄稿先雑誌の傾向と、それぞれの作家の特徴や思想の関係性についてディスカッションを行います。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
オリエンテーション：この授業を受講するに当たっての注意事項の説明、授業の目的・方法に関する事項の確認、及びヴィクトリア朝における女性向け雑誌に関する説明
【事前学習】Household WordsとThe Ladies' Companionがそれぞれどのような雑誌であり、編集者がどのような人物であったか調べておくこと。 （２時間） 【事後学習】授業をふまえて、同雑誌の特色をまとめる （２時間） |
| 2 |
Houshold WordsとThe Ladies' Companionについて学び、ディスカッションを行う：担当者はこれらの定期刊行物の特色や、編集者、読者層、寄稿者などについて発表を行う。
【事前学習】事前に渡した資料を読み、The Ladies' Companionの特色や、編集者について考えをまとめる。 （２時間） 【事後学習】授業をふまえて、同雑誌の特色をまとめる （２時間） |
| 3 |
Elizabeth Gaskellの"The Well of Pen-Morfa"（pp.159－62)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 4 |
Gaskellの"The Well of Pen-Morfa"（pp.163－65)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所ページを読み、関連する社会背景及び本作とCranfordの関係を調べることについて調べる。 （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 5 |
Gaskellの"The Well of Pen-Morfa"（pp.166－68)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 6 |
Gaskellの"The Well of Pen-Morfa"（pp.169－71)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 7 |
Elizabeth Gaskellの"The Well of Pen-Morfa"（pp.172－75)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる。GaskellとSilverpenの作品の相違を考えてくる。 （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 8 |
Silverpenの"The Aldgate Sopseller(pp.129-34)についての発表とディスカッション。
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 9 |
Silverpenの"The Aldgate Sopseller(pp.178-84)についての発表とディスカッション。
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 10 |
Elizabeth Gaskellの"Mr Harrison's Confession"（ch.1－3)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 11 |
Elizabeth Gaskellの"Mr Harrison's Confession"（ch.4－6)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 12 |
Elizabeth Gaskellの"Mr Harrison's Confession"（ch.7－9)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、関連する社会背景について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 13 |
Elizabeth Gaskellの"Mr Harrison's Confession"（ch.10－12)についての発表とディスカッション
【事前学習】テキストの指定箇所を読み、Howitt夫妻について調べる （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 14 |
Elizabeth Gaskellの"Mr Harrison's Confession"（ch.13－15)についての発表とディスカッション
【事前学習】事前に連絡した課題の提出準備を行う。 （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| 15 |
本授業のまとめ：以下についてディスカッションを行う。 Household Words, The Ladies' Companionと寄稿者の関係およびそれぞれの作家・作品の質と特徴について 【事前学習】授業内テスト及び本授業のまとめ：以下2点についてディスカッションを行う準備をする。1）Sartain's Union Magazineにおいて好まれる（と考えられる）短編のテーマ 2）GaskellとSilverpenの作品の特徴の相違 （２時間） 【事後学習】授業中に指摘された点について、改めて考えをまとめること （２時間） |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | テキストのハードコピーは入手が難しいため、http://victorian-studies.net/EG-Works.htmlから各自ダウンロードすること。必要に応じてプリントを配布する。 |
| 参考書 | 足立万寿子『エリザベス・ギャスケルの小説研究』音羽書房鶴見書店 2012年 清水一嘉『イギリス近代出版の諸相』世界思想社 1999年 その他、随時授業中に紹介する。 |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート:課題の提出状況とその成績を評価する(20%)、授業内テスト:第15週に対面で行う(50%)、授業参画度:プレゼンテーションの内容やディスカッションへの参画度から評価する(30%) 授業内試験を受けられなかった場合、授業で扱ったギャスケルの作品と他作家の作品を比較するレポートの提出によって評価する。 |
| オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて、質問等を受け付ける。 |
| 備考 | 授業進度その他詳細については、受講生の学習内容に関する興味や習熟度によって、変更する場合がある。 |