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中国文化講義2

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令和2年度以降入学者 中国文化講義2
教員名 山口守
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 中国学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継及びディスカッション)
BlackboardコースID:20213780 月曜1限
授業概要 台湾の歴史的な多言語状況を踏まえながら、各言語環境が文学創作とどのように関連するかを考察する。
授業のねらい・到達目標 原住民族言語、古典漢語、日本語、近代白話と推移する台湾の言語中心が、歴史的変遷を経て文学創作にどこまで権力的な影響力を及ぼすか、またどのような言語重層構造を生み出すかを検証することで、台湾文学史のみならず、今日の多元化した台湾文学を理解することができる。
授業の方法 講義形式である。ただし発表や討論の時間を確保する。蕭阿勤『重構台湾』をテクストとして読み、1950年代以降の台湾文学について理解を深める。時間的余裕があれば、同書で取り上げられている文学・映像作品の解読も行う。
履修条件 学術文献(日本語・中国語・英語)の読解能力があること。
授業計画
1 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第一節を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】本省人作家を概括的にまとめる。 (2時間)
2 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第二節前半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】呉濁流についてまとめる。 (2時間)
3 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第二節後半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】『笠』についてまとめる。 (2時間)
4 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第三節前半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】1970年代反体制運動をまとめる。 (2時間)
5 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第三節後半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】美麗島事件をまとめる。 (2時間)
6 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第四節前半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】中国意識と台湾意識の相違をまとめる。 (2時間)
7 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第四節後半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】郷土意識についてまとめる。 (2時間)
8 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第五節前半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】葉石濤についてまとめる。 (2時間)
9 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第五節後半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】陳映真についてまとめる。 (2時間)
10 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第六節前半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】本土化についてまとめる。 (2時間)
11 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第六節後半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】コロニアル遺産問題をまとめる。 (2時間)
12 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第七節前半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】台湾化概念をまとめる。 (2時間)
13 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第七節後半を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】族群概念をまとめる。 (2時間)
14 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第八節を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】民族文学概念をまとめる。 (2時間)
15 文献講読・討論:蕭阿勤『重構台湾』第四章
【事前学習】第九節を日本語訳する。 (2時間)
【事後学習】第四章全体の内容を概括する。 (2時間)
その他
教科書 教材はブラックボード(Blackboard)からダウンロードする。
参考書 講義中に指示する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:課題提出を含む(100%)
授業参画度には課題提出を含む。
オフィスアワー Blackboardで連絡すること。

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