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令和2年度以降入学者 | 日本語教育学特殊講義5 | ||||
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教員名 | 田中ゆかり | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | (1)同時双方向型授業(15回) (2) BlackboardのIDと「コース名」:20213751 「2021日本語教育学特殊講義5(田中ゆかり・前・木3)」 |
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授業概要 | 日本語の音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションのしくみを理解すると同時に、日本語教育の現場におけるそれら発音に関連する事項の指導法について学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本語の音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションの概要と音声学・音韻論の基礎的な考え方を学ぶ。日本語の音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションの具体的・客観的な記述と考察が可能で、かつ日本語教育の現場におけるそれら発音に関連する事項の指導が可能な水準に至る。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,演習】 開講曜日限にオンライン型授業を実施する。資料配布やフィードバックなどはBlackboardを活用する。一部、課題研究を含む予定。 |
履修条件 | シラバス内の履修条件を確認の上、履修希望者は、第1回授業開始までにBlackboardに自己登録のこと。 学部開講の日本語音声学を修得済みレベルであることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方や到達目標について説明した上で、日本語音声学で学ぶトピックを体感し、次週以降の講義に備える。
【事前学習】シラバスの概要を確認し、教科書を購入し一通り目を通す 遠隔授業受講の準備をする(Bb自己登録、教材のダウンロードなど) (1時間) 【事後学習】授業中に理解できなかったところを確認しておく (2時間) |
2 |
音声学の基礎となる音声と音韻(音素)という概念を学び、それらを表記するための2種類の記号である国際音声記号と音素記号について学ぶ。
【事前学習】前回の授業で理解できなかったところを確認しておく (1時間) 【事後学習】配付資料に基づき日本語の仮名レベルにおける音声記号と音素記号をマスターする (3時間) |
3 |
言語音声を発するための器官の名称と働きについて学ぶ、発音のメカニズムを知る。
【事前学習】教科書pp.2-4を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.2-4を読み復習する (3時間) |
4 |
単音を構成する母音と子音の違いについて学ぶ。併せて、母音を記述する際に重要な三つの観点について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.5-7を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.5-7を読み復習する (3時間) |
5 |
母音記述の観点に照らし、日本語の母音を記述・分類する。
【事前学習】教科書pp.12-13を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.12-13読み復習する (3時間) |
6 |
母音記述のものさしとその目盛りとみることもできる母音四角形と基本母音について学び、日本語の母音がどのような特徴をもつのかを知る。
【事前学習】教科書pp.5-7、pp.12-13を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.5-7、pp.12-13を読み復習する (3時間) |
7 |
子音を記述する重要な三つの観点について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.15-21を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.15-21を読み復習する (3時間) |
8 |
子音記述の観点に照らし、日本語の子音を記述・分類する。
【事前学習】教科書pp.15-21を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.15-21を読み復習する (3時間) |
9 |
日本語の清音・濁音・半濁音について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.15-21を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.15-21を読み復習する (3時間) |
10 |
異音とは何かを学んだ上で、具体例を基に条件異音とは何かを学ぶ。
【事前学習】教科書pp.22-27を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.22-27を読み復習する (3時間) |
11 |
具体例を基に自由異音について学び、異音とローマ字表記の関係性を学ぶ。
【事前学習】教科書pp.22-27を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.22-27を読み復習する (3時間) |
12 |
具体例を基にリズムに関連する拍・音節・フットという概念を学ぶ。
【事前学習】教科書pp.33-54を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.33-54を読み復習する (3時間) |
13 |
日本語のアクセントの基本について学び、イントネーションとアクセントの違いを知る。
【事前学習】教科書pp.56-62を読む (1時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.56-62を読み復習する (3時間) |
14 |
受講者が最も関心を持ったトピックについての指導法についての発表と討議 最終課題解説 【事前学習】最も関心を持ったトピックについての指導法についての発表準備を行う (3時間) 【事後学習】授業内フィードバックを受けて発表内容を修正し、最終課題としての提出を準備する (2時間) |
15 |
受講者が最も関心を持ったトピックについての指導法についての発表と討議(再) 最終課題解説 【事前学習】13回までの学修内容の確認と14回発表の修正 (3時間) 【事後学習】最終課題の作成と全体のふりかえり (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 田中真一著・窪薗晴夫監修 『日本語の発音教室』 くろしお出版 2,000円 1999年 教科書を毎回使用する。第1回授業時まで購入の上、持参すること。 教科書のほか、ほぼ毎回資料を配布する。 |
参考書 | 初回シラバスならばに授業内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:最終課題(50%)、授業参画度:発表内容・討議への参加含む(50%) |
オフィスアワー | 授業の前後 その他については、メール、必要に応じてメール等で予約の上会議システムによる面談 |
備考 | 学部開講の日本語音声学を修得済みレベルであることが望ましい。 |