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令和2年度以降入学者 | 日本史演習1 | ||||
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教員名 | 武井紀子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | Zoomによる双方向型授業による演習形式(一部、オンデマンド型授業) BlackboardコースID:20213700 |
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授業概要 | 『令集解』の史料講読を通じて、日本律令制度の特徴について学ぶ。今年度は、巻第三十八厩牧令を一条ずつ読んでいく。関連する律令格式や中国法典の類、実態的な史資料などにも目配りしながら、古代史研究の基礎となる史料読解の力を身につける。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本古代の制度的基礎になる律令条文を正確に読むことができるようになる。『令集解』の基本的な特徴について説明することができる。奈良時代から平安時代に至る制度的変遷について、史料に基づきながら考察する。史料を精読し、先行研究を踏まえながら解釈していくことができるようになる。史料や先行研究の中から問題点を見つけ、自身で調べていく力を身につける。 |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 第1回の講義のみオンデマンド授業形式で行う。配信史料をみてリアクションペーパーを提出すること。第2回からZoomによる双方向型授業を実施する。第2回で授業の進め方・報告の順番などを決めるので、必ず出席すること。第2回・第3回~第5回では、『令集解』の史料解題と実際の読解演習を行い、第6回から学生による報告を主体にして進めて行く。各回は、報告者が調べてきたレジュメが基本となるので、しっかりと準備をしてのぞむこと。 *履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。また受講者への連絡もBlackboardの「連絡事項」欄に掲示する場合があるので、随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の説明、古代史研究における『令集解』(オンデマンド型授業)
【事前学習】『令集解』について調べる。 (1時間) 【事後学習】テキストを準備して、辞書や参考文献を読みながら自分で読んでみる。 (2時間) |
2 |
律令の諸注釈と『令集解』解題②、授業の進め方・報告の順番について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】参考文献を読み、律令の諸注釈について調べておく。 (2時間) 【事後学習】配布した史料を読み、課題研究に取り組む。 (2時間) |
3 |
報告の仕方と関連する史料などの説明 厩牧令1厩細馬条① 令の本文を読む(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の本文を読んで、疑問点を考えてくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
4 |
厩牧令1厩細馬条② 集解諸説の読解と関連する先行研究について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の集解諸説を読んでくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
5 |
厩牧令1厩細馬条③ 当該条の内容を踏まえた研究について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文に関連する史料や先行研究を蒐集する。 (2時間) 【事後学習】当該条文の内容をまとめ、議論をおさらいする。 (2時間) |
6 |
厩牧令2馬戸分番条① 令の本文を読む(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の本文を読んで、疑問点を考えてくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
7 |
厩牧令2馬戸分番条② 集解諸説の読解と関連する先行研究について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の集解諸説を読んでくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
8 |
厩牧令2馬戸分番条③ 当該条の内容を踏まえた研究について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文に関連する史料や先行研究を蒐集する。 (2時間) 【事後学習】当該条文の内容をまとめ、議論をおさらいする。 (2時間) |
9 |
厩牧令3官畜条① 令の本文を読む(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の本文を読んで、疑問点を考えてくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
10 |
厩牧令3官畜条② 集解諸説の読解と関連する先行研究について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の集解諸説を読んでくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
11 |
厩牧令3官畜条③ 当該条の内容を踏まえた研究について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文に関連する史料や先行研究を蒐集する。 (時間) 【事後学習】当該条の内容をまとめ、議論をおさらいする。 (時間) |
12 |
厩牧令4牧馬帳条① 令の本文を読む(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の本文を読んで、疑問点を考えてくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
13 |
厩牧令4牧馬帳条② 集解諸説の読解と関連する先行研究について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の集解諸説を読んでくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
14 |
厩牧令4牧馬帳条③ 当該条の内容を踏まえた研究について(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当該条文の集解諸説を読んでくる。 (2時間) 【事後学習】ゼミでの議論の内容を踏まえて、当該条文を読み返す。関連する参考文献を読んでみる。 (2時間) |
15 |
演習の総評と補足(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】厩牧令1~4条を読み直してくる。 (2時間) 【事後学習】学期末レポートを作成する。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しない。 テキストには、新訂増補国史大系『令集解』第四 厩牧令を使用する。輪読部分のテキストは手元に準備するようにしておくこと。 |
参考書 | 『日本思想大系 律令』 岩波書店 1976年 池田温編 『日本古代史を学ぶための漢文入門』 吉川弘文館 2006年 井上光貞 『日本古代思想史の研究 (井上光貞著作集第二 )』 岩波書店 1986年 その他、授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期末レポート(30%)、授業参画度:議論への参加、質問などにより評価する(10%)、報告発表(60%) 出席することが大前提となる。無断欠席(特に担当回)は厳禁。 |
オフィスアワー | blackboardの掲示板、あるいはメールにて受け付ける。 |