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考古学特殊研究3

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令和2年度以降入学者 考古学特殊研究3
教員名 山本孝文
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンライン授業(Zoom)と課題研究の組み合わせ

Blackboard ID: 20213696
授業概要 日韓考古学と渡来系文化の研究現状の理解
日本の遺跡から出土する韓半島系の遺構・遺物について調べてまとめ、それに関する解説と研究傾向を提示する。
日本の隣接地域の考古学的状況を知ることで、日本考古学の研究成果や現状、独自性と汎世界的共通性を相対化する。
簡単な韓国語による遺跡・遺構・遺物の解説が読める程度の語学学習を行う。
授業のねらい・到達目標 日本列島の近接時代と比較しながら韓半島の各時代の考古学的状況を概観することで、東アジアの中に日本列島史を位置づける巨視的視野を養う。
先史・古代の日韓交渉史を理解し、日本の国内資料を扱う際に外国資料をふまえて検討する能力を修得する。
韓半島考古学の用語・遺跡名を覚え、自身の論文作成の際に正確に引用できるようにする。
授業の方法 授業の形式:【研究】
最新の調査資料を多く取り入れ、日本における韓半島系文物と韓半島の考古学的時代像を紹介する。
(Blackboardに掲載した資料を各自でダウンロードして参照する。)
提示した遺跡・遺構・遺物について、履修生自身の専門と照らし合わせて討論する。
国内の博物館に展示されている韓半島系渡来系遺物を見学して実際の資料に触れ、資料感覚を養う。
初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
授業計画
1 渡来系文物の考古学 -研究の傾向と課題(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の第1章を読み、韓半島考古学の研究環境を理解する。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
2 日韓の地理と環境(双方向型授業)
【事前学習】ウェブなどの地図を閲覧し、韓半島の地理的環境・行政区画について理解を深めておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
3 日本と韓半島の時期区分1(双方向型授業)
【事前学習】韓半島の歴史に関する一般書籍を探して概要を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
4 日本と韓半島の時期区分2(双方向型授業)
【事前学習】韓半島の歴史に関する一般書籍を探して概要を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
5 韓半島における考古学研究の歴史と現状(双方向型授業)
【事前学習】自身が専門とする時代と同時代の韓半島考古学に関する書籍を探して読む。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
6 日韓の土器1 -先史時代(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の土器に関する部分を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
7 日韓の土器2 -原史・歴史時代(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の土器に関する部分を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
8 旧石器時代と縄文・新石器時代の文化と社会(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の第2・3章、『朝鮮史研究入門』第1章該当部分を読み、該当時代の概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
9 弥生時代と青銅器時代1(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の第4章、『朝鮮史研究入門』第1章該当部分を読み、該当時代の概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
10 弥生時代と青銅器時代2(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の第4章、『朝鮮史研究入門』第1章該当部分を読み、該当時代の概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
11 稲作の伝播と大陸系磨製石器(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の第5章、『朝鮮史研究入門』第1章該当部分を読み、該当時代の概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
12 支石墓・甕棺墓・周溝墓(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の第2・3章、『朝鮮史研究入門』第2章該当部分を読み、該当時代の概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
13 青銅器と鉄器(双方向型授業)
【事前学習】『朝鮮史研究入門』第2章該当部分を読み、該当時代の概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
14 歴史に登場する韓と倭(双方向型授業)
【事前学習】参考文献の『概説韓国考古学』の第6章、『朝鮮史研究入門』第2章該当部分を読み、該当時代の概要を理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
15 前期授業の総括、韓半島系渡来遺物を展示している博物館について(課題研究)
【事前学習】これまでの授業で学習したことをノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した内容に関連する文献を探し、関心部分を読む。 (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 韓国考古学会(武末純一・庄田慎矢・山本孝文訳) 『概説韓国考古学』 同成社 2013年
山本孝文 『古代韓半島と倭国』 中央公論新社 2018年
朝鮮史研究会 『朝鮮史研究入門』 名古屋大学出版会 2011年
成績評価の方法及び基準 レポート:韓半島系渡来遺物の観察レポート(40%)、授業参画度(60%)
授業参画度は、ウェブ授業におけるコメント、質問、討論などを総合的に判断。
オフィスアワー ウェブ授業時の質問およびメールで対応。

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