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令和2年度以降入学者 | 日本史特殊講義8 | ||||
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教員名 | 楠家重敏 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | Zoomによる同時双方向授業。Blackboard ID:20213669 木曜4限 |
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授業概要 | 幕末の言語革命。幕末における英語、中国語、ロシア語、オランダ語、フランス語の言語コミュニケーションと幕末の政情を考える。 |
授業のねらい・到達目標 | 1858年の日英修好通商条約の第21条には、イギリス公使館が江戸幕府に提出する文書は、条約調印の日から5年後に英語が外交用語になることが明記されていた。この猶予期間には従来よりのオランダ語が用いられた。いっぽう、日本側は蘭学から英学への転換が迫られた。いっぽう、イギリス公使館でもオランダ語ではなく日本語に精通した外交官の育成が急務となった。この期間の江戸幕府の日本人通詞とイギリス公使館とフランス公使館の通訳官との言語コミュニケーションの歴史的推移を解明する。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】原則的に授業担当者が講義を行うが、学生の理解度と到達度を検証するために質疑応答をおこなう。 *履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡にもBlackboardの“連絡事項”欄に掲示する場合があるので、随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス――幕末の言語革命。西欧諸国の駐日公使館・領事館、日本語学習
【事前学習】教科書を一読 (2時間) 【事後学習】教科書を再読 (2時間) |
2 |
幕末の条約(1)――1854年と1854年の国内状況を調べる。
【事前学習】教科書の第1章第1節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第1章第1節を再読 (2時間) |
3 |
幕末の条約(2)――ハリスの来日以後の状況を調べる。
【事前学習】教科書の第1章第2節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第1章第2節を再読 (2時間) |
4 |
日英の条約(1)――日英和親条約の言語コミュニケーションを考える。
【事前学習】教科書の第2章第1節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第2章第1節を予習 (2時間) |
5 |
日英の条約(2)――日英修好通商条約の言語コミュニケーションを考える。
【事前学習】教科書の第2章第2節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第2章第2節を再読 (2時間) |
6 |
オランダ語通訳官(1)――オランダ語通訳官ユースデンの業績を検討する。
【事前学習】教科書の第3章第1節と第2節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第3章第1節と第2節を再読 (2時間) |
7 |
オランダ語通訳官(2)――イギリス公使館のオランダ語通訳官を調べる。
【事前学習】教科書の第3章第3節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第3章第3節を再読 (2時間) |
8 |
オールコック公使――オールコックの日本語学習と文法書を検討する。
【事前学習】教科書の第4章と第5章を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第4章と第5章を再読 (2時間) |
9 |
サトウ登場――通訳見習から通訳官へのプロセスを検討する。
【事前学習】教科書の第6章を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第6章を再読 (2時間) |
10 |
イギリス公使館と日本語(1)――オランダ語通訳官と模索の時代を調べる。
【事前学習】教科書の第7章第1節と第2節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第7章第1節と第2節を再読 (2時間) |
11 |
イギリス公使館と日本語(2)――日本語文書英訳体制の確立を検討する。
【事前学習】教科書の第7章第3節と第4節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第7章第3節と第4節を再読 (2時間) |
12 |
フランス公使館と日本語(1)――ジェラールとオランダ語の時代を調べる。
【事前学習】教科書の第8章第1節から第3節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第8章第1節から第3節を再読 (2時間) |
13 |
フランス公使館と日本語(2)――カションとフランス語の時代を調べる。
【事前学習】教科書の第8章第4節と第5節を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第8章第4節と第5節を再読 (2時間) |
14 |
オランダ語の衰退――興隆期、苦悶期、衰退期を検討する。
【事前学習】教科書の第9章を予習 (2時間) 【事後学習】教科書の第9章を再読 (2時間) |
15 |
まとめ――日本語、オランダ語、英語、フランス語の言語コミュニケーションの状況を考える。
【事前学習】教科書を一読 (2時間) 【事後学習】教科書を再読 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 楠家重敏 『幕末の言語革命』 晃洋書房 2017年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:15回目授業にレポートを提出(50%)、授業参画度:毎回の参画度をチェック(50%) |
オフィスアワー | 授業終了後Blackboardを通じて受け付ける。 |