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宗教学特殊講義1

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令和2年度以降入学者 宗教学特殊講義1
教員名 小林紀由
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 哲学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)
Blackboard ID: 月曜3限→20213650
授業概要 公共宗教あるいは宗教の公共性をめぐる議論を読み、広く公共性の問題を考える。特に日本宗教を中心に。
授業のねらい・到達目標 宗教は近代社会においては私的領域に属するものと位置づけられる傾向にあったが、他方で国家それ自体が世俗宗教として理解され、その宗教性が注目されてきた。また、現代社会においては、宗教復興がしばしば指摘されてもいる。さらに、公私領域区分を見直し、公と私との間に公共領域を加え、この領域における宗教の機能を考察しようとする傾向も生まれてきている。この授業においては、日本における宗教を中心に、日本語世界における公共宗教論を取り上げ、批判的に検討するとともに、広く現代社会における公共性の問題を考える。受講生は、現代および将来社会のあり方をめぐる議論に貢献し得る知識・技能・態度を身につけることができる。
授業の方法 授業の形式[講義]
各回、事前に(前回授業の終わりに)提示される課題箇所につき、同様に事前に提示される視点をふまえ精読し、テキストの不明な点・質問を要する点についてノートに整理しておく。また、その箇所が示す思想的意義について理解したことを同様にノートに整理しておく。月曜3限の授業時においては、はじめに30分をめどとし受講生からテキストの読みについての不明点・質問を受け、それに答える授業を展開する。10分程度の時間をおいた後、さらに後半30分程度テキストの真意、テキストについての読みをめぐって受講生は発言し、教師をまじえた討論を行い、テキストの理解を深める。授業の終わりには、次回の授業の予習該当箇所、および読みの視点についての課題が提示される。
授業終了後はテキストの読みについて反省的思索を深めその成果を「考察(リアクション)」としてまとめ、水曜日24時までにBlackboard掲示板に投稿する。この投稿内容については必要に応じて次回授業においてコメントされる。なお、いたしかたない理由で授業に参加できなかった者のために授業は録音され、授業日に配信される。授業に参加できなかった者はこの音声を聴取し、参加者と同様「考察(リアクション)」をBlackboard掲示板に投稿する。
ZoomミーディングのURLは授業開始10分前にBlackcoard連絡事項に掲示される。
授業計画
1 授業のねらい・到達目標およびテキストについて
【事前学習】シラバスのこのページに目を通し、授業の目標などにつき理解し不明点をノートに整理しておくこと。(A-1-3) (1時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
2 公共宗教(宗教の公共性)をめぐる近年の問題提起について(1)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
3 公共宗教(宗教の公共性)をめぐる近年の問題提起について(2)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
4 現代宗教論と公共宗教をめぐる議論(1)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
5 現代宗教論と公共宗教をめぐる議論(2)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
6 現代宗教論と公共宗教をめぐる議論(3)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
7 神道と公共性をめぐる議論(1)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
8 神道と公共性をめぐる議論(2)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「リアクション」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
9 神道と公共性をめぐる議論(3)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「リアクション」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
10 神道と公共性をめぐる議論(4)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
11 仏教と公共性をめぐる議論(1)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
12 仏教と公共性をめぐる議論(2)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
13 仏教と公共性をめぐる議論(3)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
14 仏教と公共性をめぐる議論(4)
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、次回に「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (2時間)
15 これまでの復習およびまとめを行い、授業の理解を深める。
【事前学習】事前提示の予習課題にもとづき、不明点と質問とをノートに整理しておくこと。(A-1-3)。 (2時間)
【事後学習】ノートを整理し、最終的な「考察(リアクション)」を提出する準備をすること。(A-1-3, A-2-3, A-4-3) (3時間)
その他
教科書 下記『宗教から考える公共性』から、同書を構成する諸論文を取り上げる。その際、必要部分のコピーを配布する。
参考書 稲垣久和・金泰昌編 『『宗教から考える公共性』 (公共哲学叢書16)』 東京大学出版会 2006年
津城寛文 『『<公共宗教>の光と影』』 春秋社 2006年
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、1~14回目の「考察(リアクション)」(80%)
1~14回目の「考察(リアクション)」(80%)は授業理解度を、レポートに相当する15回目の最終「考察(リアクション)」(20%)は授業理解度に加え、独創性を評価する。
オフィスアワー Zoom、Blackboard、授業開始後に提示するメールによって随時対応する。

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