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令和2年度以降入学者 | 哲学特殊研究2 | ||||
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教員名 | 古田智久 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面型と同時双方向型の併用 ただし、対面型の授業に参加できない履修者が1名でもいた場合には、すべて同時双方向型の授業とする。 Blackboard コース ID:20213649 |
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授業概要 | クワインの言語哲学と認識論について講義をし、合わせて英文読解のトレーニングを行う。 |
授業のねらい・到達目標 | クワインの著作を英文で読むことができるようになる。 クワインの言語哲学と認識論について理解し説明できるようになる。 |
授業の方法 | 対面型の授業では、Quine, W. V. O., The Roots of Reference, La Salle, Illinois: Open Court, 1974 を読む(前学期の続き)。 読み進める過程で必要があれば、関連する事柄について解説し、場合によってはディスカッションを行う。初めの3回の授業で、前学期の復習として、クワインの哲学の解説と前学期に読んだ部分の解説を行う。 同時双方向型の授業では、クワインの著書『真理を追って』【伊藤春樹・清塚邦彦(訳)産業図書、1999年】を読む(前学期の続き)。 希望があれば、受講者が執筆中の論文の検討を行う。 授業では前回読んだ部分の復習はしないので、授業に臨むに際しては、前回までの内容の十分な理解と、次回の授業で読む部分の予習が求められる。 本授業履修に際しては、クワインの以下の著作を実際に読んでおくことが望ましい。 Quine, W. V. O., Word and Object, Cambridge, Massachusetts: M.I.T. Press, 1960. <邦訳>大出晁・宮館恵(訳)『ことばと対象』勁草書房、1984年. レポートは添削して返却する。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。 クワインの哲学的発展の軌跡について解説する。 『ことばと対象』第1章〜第3章の要点を説明する。 【対面型】 【事前学習】シラバスを事前に確認し、『ことばと対象』第1章〜第3章を読んでおくこと。 (4時間) 【事後学習】[事後学習]クワインの哲学について、授業で説明したことをレポートにまとめること。 (2時間) |
2 |
Quine, W. V. O., The Roots of Reference, §1-6 の要点を説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】The Roots of Reference, §1-6を読んでおくこと。 (4時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §1-6 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
3 |
クワイン『真理を追って』第1節〜第10節の要点を説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』第1節〜第10節を読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】『真理を追って』第1節〜第10節の内容をレポートにまとめること。 (2.5時間) |
4 |
The Roots of Reference, §7. Traces and salience について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §7. Traces and salience を読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §7 の内容をレポートにまとめること。 (2.5時間) |
5 |
クワイン『真理を追って』 11「実体化の効用」と 12「存在論などどうでもよい」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 11「実体化の効用」と 12「存在論などどうでもよい」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】『真理を追って』 11と 12 の内容をレポートにまとめること。 (2.5時間) |
6 |
The Roots of Reference, §8. Pleasure について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §8. Pleasure を読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §8 の内容をレポートにまとめること。 (2.5時間) |
7 |
クワイン『真理を追って』 13「存在論の信管分離」と 14「野外言語学者の糸口」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 13「存在論の信管分離」と 14「野外言語学者の糸口」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (2時間) 【事後学習】『真理を追って』 13 と 14 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
8 |
The Roots of Reference, §9. Mentalism and Language について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §9. Mentalism and Language を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §9 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
9 |
クワイン『真理を追って』15「刺激過程再考」と 16「各人に各人のものを」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 15「刺激過程再考」と 16「各人に各人のものを」を」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (2時間) 【事後学習】『真理を追って』 15 と 16 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
10 |
The Roots of Reference, §10. Observation Sentences について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference,§10. Observation Sentences を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §10 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
11 |
クワイン『真理を追って』 17「翻訳再開」と 18「翻訳の不確定性」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 17「翻訳再開」と 18「翻訳の不確定性」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (2時間) 【事後学習】『真理を追って』 17 と 18 の内容をレポートにまとめること。。 (2時間) |
12 |
The Roots of Reference, §11. Ostensive Learning について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §11. Ostensive Learning を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §11 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
13 |
クワイン『真理を追って』 19「統語論」と 20「指示の不確定性」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 19「統語論」と 20「指示の不確定性」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (2時間) 【事後学習】『真理を追って』 19 と 20 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
14 |
The Roots of Reference, §12. Assent について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §12. Assent を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §12 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
15 |
クワインの言語哲学と認識論について総括的に解説し、ディスカッションを行う。 【対面型】 【事前学習】履修者全員でディスカッションを行うので、授業で取り上げた問題についてディスカッション・テーマを考えておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】授業中に示された課題に回答し提出すること。 (2.5時間) |
その他 | |
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教科書 | 授業で指示する。 |
参考書 | 授業で適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:提出されたレポートを採点する。(70%)、授業参画度:授業参画度として、発表内容や質疑応答における発言を評価する。(30%) |
オフィスアワー | 対面型:火曜日6時間目 2号館11階古田研究室 同時双方向型:Blackboard のメール機能を用いて質問してください。 |