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令和2年度以降入学者 | 哲学特殊研究1 | ||||
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教員名 | 古田智久 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面型と同時双方向型の併用 ただし、対面型の授業に参加できない履修者が1名でもいた場合には、すべて同時双方向型の授業とする。 Blackboard コース ID:20213648 |
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授業概要 | クワインの言語哲学と認識論について講義をし、合わせて英文読解のトレーニングを行う。 |
授業のねらい・到達目標 | クワインの著作を英文で読むことができるようになる。 クワインの言語哲学と認識論について理解し説明できるようになる。 |
授業の方法 | 対面型の授業では、Quine, W. V. O., The Roots of Reference, La Salle, Illinois: Open Court, 1974 を読む。 読み進める過程で必要があれば、関連する事柄について解説し、場合によってはディスカッションを行う。新規履修者のために、初めの3回の授業で、前提となるクワインの考え方を彼の著書『ことばと対象』に即して説明する。 同時双方向型の授業では、クワインの著書『真理を追って』を読む。 希望があれば、受講者が執筆中の論文の検討を行う。 授業では前回読んだ部分の復習はしないので、授業に臨むに際しては、前回までの内容の十分な理解と、次回の授業で読む部分の予習が求められる。 本授業履修に際しては、クワインの以下の著作を実際に読んでおくことが望ましい。 Quine, W. V. O., Word and Object, Cambridge, Massachusetts: M.I.T. Press, 1960. <邦訳>大出晁・宮館恵(訳)『ことばと対象』勁草書房、1984年. レポートは添削して返却する。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。 クワインの哲学的発展の軌跡について解説する。 『ことばと対象』第1章「言語と真理」の要点を説明する。 【対面型】 【事前学習】シラバスを事前に確認し、『ことばと対象』第1章「言語と真理」を読んでおくこと。 (4時間) 【事後学習】[事後学習]クワインの哲学について、授業で説明したことをレポートにまとめること。 (2時間) |
2 |
クワイン『ことばと対象』第2章「翻訳と意味」の要点を説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『ことばと対象』第2章「翻訳と意味」を読んでおくこと。 (4時間) 【事後学習】『ことばと対象』第2章の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
3 |
クワイン『ことばと対象』第3章「指示対象の発生学」の要点を説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『ことばと対象』第3章「指示対象の発生学」を読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】『ことばと対象』第3章の内容をレポートにまとめること。 (2.5時間) |
4 |
The Roots of Reference, §I. Reception and perception について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §I. Reception and perception を読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §I の内容をレポートにまとめること。 (2.5時間) |
5 |
クワイン『真理を追って』 1「刺激過程と予測」と 2「観察文」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 1「刺激過程と予測」と 2「観察文」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】『真理を追って』 1 と 2 の内容をレポートにまとめること。 (2.5時間) |
6 |
The Roots of Reference, §2. Cause について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §2. Cause を読んでおくこと。 (1.5時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §2 の内容をレポートにまとめること。 (2.5時間) |
7 |
クワイン『真理を追って』 3「理論-負荷的?」と 4「定言観察文」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 3「理論-負荷的?」と 4「定言観察文」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (2時間) 【事後学習】『真理を追って』 3 と 4 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
8 |
The Roots of Reference, §3. Disposition について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §3. Disposition を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §3 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
9 |
クワイン『真理を追って』 5「テストと反駁」と 6「全体論」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 5「テストと反駁」と 6「全体論」を」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (2時間) 【事後学習】『真理を追って』 5 と 6 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
10 |
The Roots of Reference, §4. Some questions and answers on dispositions について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §4. Some questions and answers on dispositions を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §4 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
11 |
クワイン『真理を追って』 7「経験的内容」と 8「規範と目的」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 7「経験的内容」と 8「規範と目的」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (2時間) 【事後学習】『真理を追って』 7 と 8 の内容をレポートにまとめること。。 (2時間) |
12 |
The Roots of Reference, §5. Similarity について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §5. Similarity を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §5 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
13 |
クワイン『真理を追って』 9「物体」と 10「変更の値」について説明する。 【同時双方向型】 【事前学習】『真理を追って』 9「物体」と 10「変更の値」を読み、疑問点をメモしておくこと。 (2時間) 【事後学習】『真理を追って』 9 と 10 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
14 |
The Roots of Reference, §6. Interference from within について説明する。 【対面型】 【事前学習】The Roots of Reference, §6. Interference from within を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】The Roots of Reference, §6 の内容をレポートにまとめること。 (2時間) |
15 |
クワインの言語哲学と認識論について総括的に解説し、ディスカッションを行う。 【対面型】 【事前学習】履修者全員でディスカッションを行うので、授業で取り上げた問題についてディスカッション・テーマを考えておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】後期の授業に備えて、The Roots of Reference, Part II. Breaking into Languageをざっと読んでおくこと。 (2.5時間) |
その他 | |
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教科書 | 授業で指示する。 |
参考書 | 授業で適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:提出されたレポートを採点する。(70%)、授業参画度:授業参画度として、発表内容や質疑応答における発言を評価する。(30%) |
オフィスアワー | 対面型:火曜日6時間目 2号館11階古田研究室 同時双方向型:Blackboard のメール機能を用いて質問してください。 |