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令和元年度以前入学者 | ゲノム科学 | ||||
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教員名 | 間瀬啓介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 生命科学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド授業(Blackboardを通じたPowerPointで作成したスライド資料などの配信)と課題研究(Blackboardを通じた学習資料の配信)を組み合わせる。 Blackboard ID : 月曜2限→20213213 |
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授業概要 | ゲノムとは生命を営むための情報の単位であり近年,あらゆる生物種においてその解析が急速に進み,生命科学は大きく変貌してきた。本講義では,ゲノム構造の解析方法や研究の経緯について理解を深めると共に,ゲノム情報を用いた生命現象の解析事例や応用事例等について解説し,この最先端分野の一つであるゲノムを対象とした科学(ゲノミクス)の基礎について講義する。また,実際に行ったゲノム情報の利用事例も紹介しながら授業を進める。 |
授業のねらい・到達目標 | ゲノム研究に関わる基礎的知識を習得した後,ゲノム情報の入手や解析・利用方法を学ぶことで,日々蓄積されつつあるゲノム情報を自ら活用し,それを通じて生物進化や遺伝子の機能についての知識を深めることができるようになることを目的とする。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業は,PowerPointによる講義の動画やスライド資料などの配信(オンデマンド授業)を中心にすすめる。また,出席状況や理解度を確認するための課題研究(Blackboardを通じた授業のまとめノートや感想および課題レポートの提出,小テストの実施)を行う。小テストや課題問題に対しては,提出後にその解説を行うことで学習内容の定着を図る。また,メールによって質問などに対応する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス: ゲノム科学とは(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認し,授業全体の流れを理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え,遺伝学を復習すること。 (2時間) |
2 |
ゲノム科学への道: 狭義と広義のゲノムについて学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】ゲノムの定義について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習したゲノムの定義とその意味を整理する。 (2時間) |
3 |
ゲノムの解読1: 塩基配列の決定方法と遺伝子地図について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】遺伝子地図の作製法について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習した塩基配列決定法と遺伝子地図との関係を整理する。 (2時間) |
4 |
ゲノムの解読2: ホールゲノムシークエンスについて学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】塩基配列決定方法について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習したゲノム研究の戦略について整理する。 (2時間) |
5 |
ゲノムの解読3: 機能ゲノム科学について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】遺伝子の機能解析方法について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習した機能ゲノムk科学とは何かその意味を整理する。 (2時間) |
6 |
比較ゲノミクス1: 原核生物のゲノム構成について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】原核生物について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習した原核生物のゲノム構造とその機構について整理する。 (2時間) |
7 |
比較ゲノミクス2: 真核生物のゲノム構成(オンデマンド授業)
【事前学習】真核生物について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習した真核生物のゲノム構造とその機構について整理する。 (2時間) |
8 |
進化とゲノムの変化1: アライメント解析について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】BLASTについて調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習したアライメント解析について整理し,実践してみる。 (2時間) |
9 |
進化とゲノムの変化2: 系統樹作成法について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】系統樹について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習した系統樹作成法について整理し,実践してみる。 (2時間) |
10 |
ゲノムと遺伝子発現1: シスエレメントについて学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】遺伝子発現の調節機構について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習したシスエレメントについて整理する。 (2時間) |
11 |
ゲノムと遺伝子発現2: エピジェネティックスについて学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】エピジェネティックスについて調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習したエピジェネティックスの機構とその発現様式について整理する。 (2時間) |
12 |
ゲノム科学の応用1: メタゲノムについて学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】ゲノム情報の利用について考えておく。 (2時間) 【事後学習】学習したメタゲノムについて整理する。 (2時間) |
13 |
ゲノム科学の応用2: オーダーメイド医療について学ぶ。(オンデマンド授業)
【事前学習】ゲノム情報の扱いについて考えておく。 (2時間) 【事後学習】学習したオーダーメイド医療について整理し,その意義を考えておく。 (2時間) |
14 |
実践: 授業で得た知識を基にゲノム情報の取得・解析を行ってみる。(課題研究)
【事前学習】これまでの授業内容を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】得られた解析結果からその生物学的な意味を考察する。 (2時間) |
15 |
総括: 授業全体について配布資料などを用いて復習を行い,その上で質疑応答を行う。(課題研究)
【事前学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点についての解答をまとめ,講義全体の内容を整理する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用せず。 |
参考書 | 吉川寛、伊藤隆司、上野直人、佐々木裕之、中井謙太 『ゲノム科学の基礎 (現代生物科学入門)』 岩波書店 2009年 第1版 藤山秋佐夫、安田和基、門脇孝、服部正平、水島-管野純子、菅野純夫、加藤和人 『ゲノム科学の発展 (現代生物科学入門)』 岩波書店 2011年 第1版 Arthur M. Lesk 『ゲノミクス』 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2009年 第1版 T.A.Brown 『ゲノム 4』 MEDSi 2018年 第4版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:講義の中で出された課題研究のレポートをBlackboardに提出する。(30%)、授業内テスト:講義の中で出された問題(小テスト)に対する回答をBlackboardに提出する。(30%)、授業参画度:毎回の講義内容をまとめたノートと授業に関する質問や感想などをBlackboardに提出する。(40%) ・数回の小テスト等において,各回で学んだ内容を説明できるかどうかで,論理的・批判的思考力(A-3)を評価します。 ・レポートやまとめノートおよびリアクションペーパーに書かれた内容を通して,問題発見・解決力(A-4)ならびに省察力(A-8)を評価します。 |
オフィスアワー | 月~金10:00~18:00 本館6階 生命科学科 研究室602 質問等はできるだけ『@stu.メール』にお願いします。 |