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生命科学特別講義1(バイオテクノロジー)

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令和2年度以降入学者 生命科学特別講義1(バイオテクノロジー)
令和元年度以前入学者 生命科学特別講義1(バイオ工学)
教員名 中里勝芳
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 音声つき動画資料とPDF資料を用いたオンデマンド授業
Blackboard ID: 月曜3限→20213206
授業概要 生物や生物の機能を人間生活に役立てるためには、生物現象の理解だけでは不十分である。これは化学反応だけを理解しても何1つ化学製品を作ることができないことと似ている。この授業では主に酵素や微生物を用いて製品を作るためのバイオ工学(生物化学工学)について、基礎的な事柄を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 <知識>
・酵素の利用方法、微生物の利用方法、バイオリアクターの種類と特徴、ファインケミカル製品の生産プロセス等を十分に理解し,説明できるようになる。

<能力>
この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP2, 3, 4, 5, 8およびカリキュラムポリシーCP2, 3, 4, 5, 8に対応している。
・現代社会における科学技術の状況や役割を理解し,国際社会が直面している問題を説明することができる(DP2-2)。
・既存の知識にとらわれることなく,物事を論理的・批判的に説明することができる(DP3-2)。
・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて説明することができる(DP4-2)。
・新しい問題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる(DP5-2)。
・継続的に自分の学修経験を振り返り,分析することができる(DP8-2)。

各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。
A-2(DP2・CP2):世界の現状を理解し,説明する力
A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力
A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力
A-5(DP5・CP5):挑戦力
A-8(DP8・CP8):省察力
授業の方法 授業の形式:【講義】
音声つきPowerPointの動画資料およびPDF資料を用いた講義形式のオンデマンド授業を行う。特定の教材を使用しないが、参考になる書籍は授業で紹介する。毎回の授業で(ガイダンスを除く)授業内容に関する簡単な問題を出すので、3日以内にBlackboardで回答する。期日内での回答をもって出席とする。解答が誤っていた場合は、その旨を伝える。1週間以内に採点結果を伝えられるようにしたい。理解できなかった事柄や疑問点について調べても分からないことがあれば、解答の後にそれらについて簡潔に書いてください。できるだけ対応します。指定した課題のレポート(1回)と各自が選んだテーマのレポート(1回)を提出する。評価結果を連絡します。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス:バイオ工学の授業内容およびこの講義を履修するうえで必要な基本的な知識について話す。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、知らない言葉があったら調べておく。 (2時間)
【事後学習】講義で知った言葉について調べ、理解しておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
2 酵素工学1:酵素の分類と働き及び特性について学ぶ。
【事前学習】酵素について基本的な事柄を学習し、その働きについて考える。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】知らなかった言葉等について調べ、理解を深める。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
3 酵素工学2:酵素反応速度論について学ぶ。
【事前学習】酵素反応について基礎的な知識を得ておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】酵素反応速度論を理解し、説明できるようにする。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
4 酵素工学2:酵素の工学的利用について学ぶ。
【事前学習】酵素が実際にどのように利用されているかを調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】酵素の工学的利用についてさらに調べ理解する。「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
5 細胞工学1:微生物の分類と特徴について学ぶ。
【事前学習】グラム陽性菌とグラム陰性菌の違いを調べておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【事後学習】種々の微生物の特性についてさらに調べ、まとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
6 細胞工学2:微生物の利用方法について学ぶ
【事前学習】微生物を利用して作られる物を調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】知らなかった言葉等について調べ、理解しておく。これにより「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
7 遺伝子工学1:育種と遺伝子組み換え技術について学ぶ。
【事前学習】育種と遺伝子組み換え技術の基礎的なことを学習しておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】知らなかった言葉等について調べ、理解する。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
8 遺伝子工学2:遺伝子操作で環境耐性植物を作る方法を学ぶ。
【事前学習】遺伝子組み換え技術の基礎的なことを学習しておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】この技術の応用について考え、自分なりの考えをまとめておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
9 バイオリアクター1:バイオリアクターの種類と特徴について学ぶ
【事前学習】バイオリアクターの利用方法を調べまとめておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義で知った言葉等について調べ、理解する。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
10 バイオリアクター2:バイオリアクターの基本設計について学ぶ。
【事前学習】バイオリアクターの種類を調べ、それらの特徴を理解する。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】各バイオリアクターの特徴を説明できるようにする。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
11 バイオリアクター3:バイオプロセスの実際について学ぶ。
【事前学習】バイオ医薬品の製造方法について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義で知った方法ついて考え、理解を深める。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
12 バイオリアクター4:ファインケミカル製品の生産プロセスについて学ぶ(その1)。
【事前学習】ファインケミカル製品について調べる。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】生産プロセスにおける問題点について考える。これにより「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
13 バイオリアクター5:ファインケミカル製品の生産プロセスについて学ぶ(その2)
【事前学習】ファインケミカル製品について調べる。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】生産プロセスにおける問題点について考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
14 一連の授業内容について、疑問に思ったことや理解できなかったことについて調べる。【課題研究】
【事前学習】分からなかったことをまとめておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】学習した内容について復習し理解を深めると共に、内容を説明できるようにする。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
15 質問について回答する。【課題研究】
【事前学習】前回までに学んだ内容を十分に理解し,説明できるようにしておく。 (2時間)
【事後学習】本科目全体の内容,そして試験の内容と自身の回答を振り返り,改めて学んだ内容を説明できるようにする(省察力(A-8))。 (2時間)
その他
教科書 使用せず。
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
毎回の授業のあとに出す課題への解答提出回数(出席回数)とその解答内容およびレポート(2回)に書かれた内容で評価する。これらを通し、表現力、問題発見・解決力(A-4)ならびに「挑戦力 (A-5)」を評価する。授業参画度は解答提出回数で評価する。

オフィスアワー 毎回(ガイダンス以外)の授業で出す課題の解答のあとに、質問事項を分かりやすく具体的に書いてください。できるだけ早く回答できるよう努力します。

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