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分子生物学2

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令和2年度以降入学者 分子生物学2
令和元年度以前入学者 分子生物学2
教員名 外川徹
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 主としてオンデマンド型授業(スライド資料配信)を行う。また授業時間にはZoomによる講義室を開室し,質問を受け付ける。
Blackboard ID: 火曜1限→ 20213161
授業概要 生命現象の実働因子はタンパク質やRNAである。これらの分子はDNAのもつ情報をもとに合成される。「分子生物学1」では, DNAの情報が複製されるメカニズム,DNAの情報からタンパク質が合成されるメカニズムを学んだ。DNAは環境要因などにより常に傷害を受けている。そのため生物はその傷害を修復する機構を発達させている。また,細胞の持つ遺伝情報全てが常に利用されているわけではなく,細胞によって発現する遺伝子が巧妙に調節されている。「分子生物学2」では,それらのメカニズムについて詳しく解説する。さらに近年における研究の進展が目覚ましい,ノンコーディングRNAとエピジェネティクスについても扱う。
授業のねらい・到達目標 <知識>
・ DNA修復とそのメカニズム,遺伝子発現調節のメカニズム,そしてエピジェネティックな遺伝現象について十分に理解し,説明できるようになる。
・様々な分子生物学的現象に対して,その生物学的意義を考え,説明することができる。

<能力>
この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, 4, 8およびカリキュラムポリシーCP3, 4, 8に対応している。
・既存の知識にとらわれることなく,物事を論理的・批判的に説明することができる(DP3-2)。
・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて説明することができる(DP4-2)。
・継続的に自分の学修経験を振り返り,分析することができる(DP8-2)。

各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。
A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力
A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力
A-8 (DP8・CP8): 省察力
授業の方法 授業の形式:【講義】
・事前あるいは授業時間の最初に,Blackboardから各回の配布教材(A, B, Cの3種類)をダウンロードする。
・事前あるいは授業時間内に,配布教材Bの説明をもとに配布教材Aに書き込みながら学修する。
・授業時間内にはZoom講義室を開室するので,そこで担当教員に質問することができる。
・配布教材Cには,各回の内容に関する小問が記載さているので,授業時間内あるいは事後に解答し,授業の当日中にBlackboardを介して提出する。
・詳細はBlackboard上の「分子生物学2履修方法」に記載されているので,確認しておくこと。もし事前にこれを入手することが出来ない場合には,担当教員に連絡すること。
履修条件 生命科学科必修科目の「分子生物学1」を履修していることを前提とする。他学部・他学科の学生が履修する場合には,相談すること。
授業計画
1 ガイダンス,『遺伝情報の流れ』
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】シラバスおよびBlackboard上にある「分子生物学2」履修方法」の内容を十分に把握しておく。配布教材「1. 遺伝情報の流れ」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。 (2時間)
【事後学習】配布教材「1. 遺伝情報の流れ」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
2 『DNAの損傷と修復』
タンパク質の構造と多様性について学ぶ。
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「2. DNAの損傷と修復」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「2. DNAの損傷と修復」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
3 『相同組換え』
「相同組換え」とは何か,そして細胞における「相同組換え」の用途について学ぶ。
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「3. 相同組み換え」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「3. 相同組換え」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
4 『動くDNA』
「転移」「部位特異的組換え」「遺伝子再編成」について学ぶ。
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「4. 動くDNA」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「4. 動くDNA」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
5 『遺伝子発現調節1』:遺伝子発現調節の概観とタンパク質のDNA結合モチーフ
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「5. 遺伝子発現調節1」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「5. 遺伝子発現調節1」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
6 『遺伝子発現調節2』:原核生物の転写調節
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「6. 遺伝子発現調節2」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「6. 遺伝子発現調節2」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
7 『遺伝子発現調節3』:真核生物の転写調節①(真核生物の転写調節の特徴)
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「7. 遺伝子発現調節3」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「7. 遺伝子発現調節3」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
8 『遺伝子発現調節4』:真核生物の転写調節②(クロマチンを介した転写制御)
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「8. 遺伝子発現調節4」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「8. 遺伝子発現調節4」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
9 『遺伝子発現調節5』:RNAのプロセシングと局在の調節
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「9. 遺伝子発現調節5」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「9. 遺伝子発現調節5」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
10 『遺伝子発現調節6』:翻訳とタンパク質のプロセシングの調節
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「10. 遺伝子発現調節6」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「10. 遺伝子発現調節6」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
11 『遺伝子発現調節7』:タンパク質の活性化と分解の調節
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「11. 遺伝子発現調節7」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「11. 遺伝子発現調節7」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
12 『ノンコーディングRNA1』:ノンコーディングRNAとその機能
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「12. ノンコーディングRNA1」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「12. ノンコーディングRNA1」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
13 『ノンコーディングRNA2』:miRNA/siRNA/piRNA
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「13. ノンコーディングRNA2」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「13. ノンコーディングRNA2」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
14 『エピジェネティクス1』:エピジェネティクスの概要
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「14 エピジェネティクス1」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「14. エピジェネティクス1」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
15 『エピジェネティクス2』:エピジェネティックな機構が関わる現象
(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「15. エピジェネティクス2」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「15. エピジェネティクス2」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
その他
教科書 特に使用しない。必要な教材は"Blackboard"を介して配布する。
参考書 東中川徹,大山隆,清水光弘 『ベーシックマスター 分子生物学(改訂2版)』 オーム社 2013年 第2版
中村桂子,松原謙一(監訳) 『細胞の分子生物学(第6版)』 Newton Press 2017年 第6版
これらは講義の内容をより深く理解するための参考書であり,必ずしも必要なものではない。初回の講義で紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
・「授業内テスト」として,各回の「小問」の解答内容を評点する。これにより,論理的・批判的思考力(A-3),問題発見・解決力(A-4)省察力(A-8)を評価する。
オフィスアワー 月~金 10:00-17:00
本館6階 生命科学科研究室605

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