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令和元年度以前入学者 | 地球物理学実験2 | ||||
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教員名 | 村瀬雅之 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(PowerPointによるスライド資料配信など)、双方型遠隔授業(Zoomなどの利用)、課題研究(Blackboard利用)および対面授業 Blackboard ID:20212817 |
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授業概要 | 地球物理学の基礎的事象を体感的に学習する。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業のねらい この授業の第一の目的としては、地学現象の基礎になっている様々な事象について、実験や観測を通じて学ぶことである。学生自身の手で機器を操作し、データを取得し、データを整理・計算して目的とする物理量を求めることで、講義の聴講とは異なった体験的学習をすることを目的とする。実験や観測をするためには、長さ・時間等の基礎的物理量の理解が必要であり、基礎的な物理実験の要素も取り入れた訓練も行う。また、現在、様々な地球物理学データがインターネットで公開され使用が可能である。この授業では、コンピュータを用い、公開されている膨大な地球物理学データから必要な情報を整理し、数値計算を行う事で地学現象を理解する方法の初歩も合わせて学ぶ。 本授業は、学科プログラム(JABEE認定プログラムを含む)の学習・教育到達目標「(F)地球科学の専門技術を修得する」(1-15)に寄与する。 なお、平成27年度以前の入学者は各入学年度の学習・教育到達目標「(D)専門技術」に寄与する。 地球科学科ディプロマ・ポリシー(D.P.): 「(G)地球科学の専門知識を修得している」に対応する。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6, 及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【実験】 全履修者をA B 二班に分ける。各班は隔週でこの授業を受ける(但し、両班合同で授業を行うこともある)。授業では、原則として、受講者それぞれに異なった課題を課すが、必要に応じて、グループや全員で取り組む課題もある。 本実験は実験・測定とコンピューターを用いた地球物理学的データの整理等を行う。最初の数回を用いて、コンピューターを用いた数値整理法を重点的に学ぶ予定である。 実験の内容としては、地学に直接関係のある実験・観測を行うと同時に、基礎物理量測定に関する実験も重視する。地学現象に関する実験や測定をする上で、基礎的な物理量の測定(時間・長さ・質量・温度・電流等)の測定に関する理解が欠かせないからである。 また、基礎的な実験だけではなく、最先端の地球物理学的研究の現場に触れることも重要である。本授業では最先端の研究に取り組む他機関のオンライン見学を予定している。 天気や見学先機関の都合などによって、実施内容を入れ替える可能性がある。 事前・事後学習として、実験・野外実習についてまとめ、レポートを作成する。 |
授業計画 | |
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1 |
A・B班 実験観測(1) コンピュータを用いた地球物理データの整理法(1) 実験・観測課題の説明と実験・観測の進め方 実験・観測を行う上での注意事項、レポートの書き方などの説明 【事前学習】Linuxの基本的な操作について調べておくこと (2時間) 【事後学習】授業内容を復習しLinuxの基本的な操作を身につけること (2時間) |
2 |
A班 実験観測(2) コンピュータを用いた地球物理データの整理法(2) 【事前学習】テキストを読みGMTの基礎的な使い方を理解すること (2時間) 【事後学習】GMTでのグラフ作成の課題レポートの作成 を⾏うこと (2時間) |
3 |
B班 実験観測(2) コンピュータを用いた地球物理データの整理法(2) 【事前学習】テキストを読みGMTの基礎的な使い方を理解すること (2時間) 【事後学習】GMTでのグラフ作成の課題レポートの作成 を⾏うこと (2時間) |
4 |
A班 実験観測(3) コンピュータを用いた地球物理データの整理法(3) 【事前学習】テキストを読みGMTでの地図作成の方法を理解すること (2時間) 【事後学習】GMTでの地図作成の課題レポートの作成 を⾏うこと (2時間) |
5 |
B班 実験観測(3) コンピュータを用いた地球物理データの整理法(3) 【事前学習】テキストを読みGMTでの地図作成の方法を理解すること (2時間) 【事後学習】GMTでの地図作成の課題レポートの作成 を⾏うこと (2時間) |
6 |
A班 実験観測(4) GNSS測量設定と設置 【事前学習】GNSS測量について調べておくこと (2時間) 【事後学習】GNSS測量設定と設置方法をまとめておくこと (2時間) |
7 |
B班 実験観測(4) GNSS測量設定と設置 【事前学習】GNSS測量について調べておくこと (2時間) 【事後学習】GNSS測量設定と設置方法をまとめておくこと (2時間) |
8 |
A班 実験観測(5) GNSS測量撤収とデータ回収・変換 【事前学習】GNSS測量について調べておくこと (2時間) 【事後学習】閉GNSS測量撤収とデータ回収・変換方法をまとめておくこと (2時間) |
9 |
B班 実験観測(5) GNSS測量撤収とデータ回収・変換 【事前学習】GNSS測量について調べておくこと (2時間) 【事後学習】閉GNSS測量撤収とデータ回収・変換方法をまとめておくこと (2時間) |
10 |
A班 実験観測(6) GNSS測量データの解析 【事前学習】GNSSの測定原理について調べておくこと (2時間) 【事後学習】解析結果をまとめ、レポートの作成 を⾏うこと (2時間) |
11 |
B班 実験観測(6) GNSS測量データの解析 【事前学習】GNSSの測定原理について調べておくこと (2時間) 【事後学習】解析結果をまとめ、レポートの作成 を⾏うこと (2時間) |
12 |
A班 実験観測(7) 地質コンサルタント(応用地質)のオンライン技術展の見学 【事前学習】地球物理学が社会にどのように生かされているのか調べておくこと (2時間) 【事後学習】見学の内容をまとめ、レポートの作成 を⾏うこと (2時間) |
13 |
B班 実験観測(7) 地質コンサルタント(応用地質)のオンライン技術展の見学 【事前学習】地球物理学が社会にどのように生かされているのか調べておくこと (2時間) 【事後学習】見学の内容をまとめ、レポートの作成 を⾏うこと (2時間) |
14 |
A班 実験観測(8) 水準測量 【事前学習】水準測量について調べてておくこと (2時間) 【事後学習】水準測量結果の計算を行い、レポートの作成すること (2時間) |
15 |
B班 実験観測(8) 水準測量 【事前学習】水準測量について調べてておくこと (2時間) 【事後学習】水準測量結果の計算を行い、レポートの作成すること (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使わない。教員の編集したテキストを配布する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内に課す課題(100%) 達成度評価基準 実験課題の場合は提出されたレポートを以下の基準で評価する。 1.各実験の目的が理解できているか。(1-15) 2.正しく機器が操作できたか。(1-15) 3.正しくデータを取得し、正しく整理できているか。(1-15) 4.テキストを正しく理解し、取得したデータから目的とする物理量が正しく導出出来ているか。(1-15) 5.コンピュータを用いて整理した結果を表示することができるか。 見学の場合は,見学後に提出されたレポートを以下の基準で評価する。 1.見学の内容が正しく理解できているか。(1-15) 各項目毎に提出されたレポートを上記の基準で採点する。全レポートの平均点が、100点満点で60点以上を合格とする。 対面授業に参加できない場合は、オンライン(Zoom)で参加し、指定された課題を提出すること |
オフィスアワー | 原則として、電子メールにて対応する。 |