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水圏科学

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令和2年度以降入学者 水圏科学
令和元年度以前入学者 水圏科学1
教員名 飯泉佳子
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 地球科学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 主としてオンデマンド型授業、一部同時双方型授業
Blackboard ID:20212773
授業概要 地球上の水循環システムにおいて重要な役割を担う地下水を対象に,水資源としての位置付けや地下水の流動特性や水質特性の基礎的項目,調査方法,資源としての保全や管理の必要性について,現地での調査・試験事例を交えて概説する。
授業のねらい・到達目標 地下水の資源としてのあり方や流動・水質の特性,地下水の調査法,水循環における位置付け,地下水資源の開発や保全・管理の基礎について理解し,説明できる。

学科プログラム(JABEE認定プログラムを含む)の学習・教育到達目標:「(G)地球科学の専門知識を修得する」(1~15)に寄与する。
※括弧内の数字は授業計画内の講義番号

地球科学科ディプロマ・ポリシー(D.P.):
「(G)地球科学の専門知識を修得している」に対応する。

この科目は⽂理学部(学⼠(理学))のディプロマポリシーDP6,及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。

なお,新カリキュラム(令和2年度以降入学者対象)では,この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3,及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
・既存の知識にとらわれることなく,物事を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。
授業の方法 授業の形式:【講義】
初回講義開始までに,Blackboardのコース登録をすること。受講者への連絡は,Blackboardの”連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
図表・写真・画像などを含み現象や観測結果を具体的に示した資料と説明動画をBlackboardにより,オンデマンド教材として配信する。
受講生はその教材を参照・視聴して,学修すること。
授業内で課された課題を解き,指定された期日までに所定の方法で提出する。
授業内テストと小テストは,同時双方型授業の中でBlackboardを利用してオンラインで実施する。
課題や授業内テストと小テストへのフィードバック,質問への回答は授業の中で行う。
授業計画
1 授業のテーマとねらい・到達目標・進め方,水資源の中の地下水(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】シラバスを事前に確認し,授業全体の流れを理解する。 (2時間)
【事後学習】配布資料を利用して水資源としての地下水の役割や日本の地下水事情等について整理する。 (2時間)
2 地下水のあり方(帯水層,不圧・被圧地下水,地下水流動系,湧水,宙水)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
3 地下水の流れを測る(地下水面図,ダルシー則,透水係数,間隙率)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水のあり方)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
4 地下水の水質を測る(水温,溶存物質,水質の分類,水質の変化)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水の流れを測る)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
5 地下水流動を知るための環境トレーサー(地下水の起源を知る)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水の水質を測る)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
6 地下水流動を知るための環境トレーサー(流れのメカニズムを知る)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水流動を知るための環境トレーサー)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
7 授業内小テスト【同時双方向型+オンデマンド型】
地下水流動を知るための人工トレーサー(トレーサーの種類とその特徴)(A-3-2)
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水流動を知るための環境トレーサー)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
8 授業内小テスト(前回)の解説【オンデマンド型】
地下水の様々な調査法(A-3-2)
【事前学習】前回授業で行った内容(授業内小テスト,地下水流動を知るための人工トレーサー)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容,課題の結果を整理する。 (2時間)
9 地下水と地表水との交流(失水河川・得水河川)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水の様々な調査法)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
10 地下水の年齢(滞留時間,涵養年代)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水と地表水との交流)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
11 地下水の流れのモデル化(シミュレーションの概要)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水の年齢)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
12 地下水の塩水化,地下水開発(地下ダム,淡水レンズ)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水の流れのモデル化)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
13 地下水汚染(汚染の種類,実態)(A-3-2)【オンデマンド型】
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水の塩水化,地下水開発)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
14 授業内テスト(到達度の確認)【同時双方向型+オンデマンド型】
地下水資源の適正利用と管理(健全な水循環,総合的水管理)(A-3-2)
【事前学習】前回授業で行った内容(地下水汚染)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を参照し授業で行った内容をまとめる。 (2時間)
15 授業内テスト(前回)の解説【オンデマンド型】
講義内容の総括(A-3-2)
【事前学習】前回授業で行った内容(授業内テスト,地下水資源の適正利用と管理)をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業全体の総まとめを行うこと。 (2時間)
その他
教科書 使用しない。
関連する資料を教材として配布する。
参考書 榧根 勇 『地下水と地形の科学―水文学入門―』 講談社学術文庫 2013年 第1版
日本地下水学会・井田徹治 『見えない巨大水脈―地下水の科学― (BLUE BACKS)』 講談社 2009年 第1版
上記に加え,授業の中で紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業内課題の成果を合わせて評価します。(50%)、授業内テスト:授業内テストと小テストなどを合わせて評価します。(50%)
総合的に判断し60点以上を合格とする。
オフィスアワー 質問は,Blackboardおよびメールで随時対応します。

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