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地球科学特講1 (技術者倫理)

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令和2年度以降入学者 地球科学特講1 (技術者倫理)
教員名 中村裕昭
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 地球科学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業(ZOOMによるライブ中継)
Blackboard ID : 20212756
授業概要 当該授業は地球科学科の令和2年度以降入学2年次の選択必修科目で,「技術者の社会的意義」「技術者倫理」,およびJABEEと連携する技術者資格「技術士制度」等について,地球環境と社会環境の背景を踏まえ,関連用語や手法を例示して実務経験を踏まえ講義する。
授業のねらい・到達目標 自主創造の3つの構成要素に関連する能力の内,「高い倫理観」「論理的・批判的思考能力」「問題発見・解決力」「省察力」について技術者の観点で必要な素養を身につける。
授業目標は以下の通りとする。※括弧内の数字は授業計画内の講義番号
1. 高い倫理観を身につける。(1,2,3,7,8,12,13)
2. 論理的・批判的思考能力を身につける。(4,5,6,)
3. 問題発見・解決力を身につける。(9,10)
4. 省察力を身につける。(11,14,15)
この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP1,DP3 及びカリキュラムポリシーCP4,CP6に対応している。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP1,3,4,8およびカリキュラムポリシーCP1,3,4,8 に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1)
授業の方法 授業の形式【講義】
1. 毎回の授業をPart1(復習・補足),Part2(当日のテーマ),Part3(予習)の3部構成で実施する。各Partは15分講義,15分課題(授業内小テスト)を基本とする。
2. 毎回授業内小テスト〔各Part毎に1題を課して復習と当日講義内容と予習の理解度を確認して,成績評価資料とする。
3. 毎回当日の講義のパワーポイント(3部構成)と必要に応じて参考資料を配布する。
4. 毎回授業の最後に当日の講義テーマを踏まえた応用的課題を課し,それらを最終講義日に指定用紙にまとめて課題レポートとして提出させ,講義の理解度を確認するとともに,成績評価資料とする。
本授業の事前学習は1時間,事後学習は3時間の学習を目安とする。
履修条件 令和2年度以降入学の地球科学科2年次選択必修科目
授業計画
1 ABEE(日本技術者教育認定制度)の概要と意義について解説する(A-1-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
2 技術者生涯教育のステージ,技術者資格制度(技術士を例に)の概念と意義を解説する(A-1-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
3 専門家(プロ)の要件,継続研鑚,技術者倫理の概念と意義を解説する(A-1-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
4 事例に学ぶ[教訓を活かす](1)失敗シナリオ分析法(失敗学)の概念と意義を解説する(A-3-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
5 コンプライアンス,アカウンタビリティの概念と意義を解説する(A-3-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
6 トレードオフ,フェールセーフの概念と意義を解説する(A-3-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
7 環境倫理,サスティナビリティの概念と意義を解説する(A-1-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
8 持続可能な開発,企業のCSR(社会的責任経営)の概念と意義を解説する(A-1-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
9 リスクマネージメント通じて問題認識と解決方法について解説する(A-4-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
10 デザイン能力(問題認識・創造・解決能力)の概念と意義を解説する(A-4-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
11 技術者倫理の関連用語を通じて倫理の意義と倫理観活用方法を解説する(A-8-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
12 社会規範としての倫理綱領事例〔公務員倫理,各種学協会等〕を通じて,社会における倫理観の重要性を解説する(A-1-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
13 知的財産権と産業財産権の内容と実態の解説を通じて,社会のルールにおける権利の意義を解説する(A-1-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
14 事例に学ぶ[教訓を活かす](2)報道された事故・事件事例から倫理の重要性を学ぶ(A-8-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
15 まとめ,達成度の確認 【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。(A-8-1)
【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておく (1時間)
【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を復習しておく (3時間)
その他
教科書 なし(毎回プリント配布予定)
参考書 加藤尚武  『環境倫理学のすすめ  (丸善ライブラリー032)』 丸善  1991年
畑村洋太郎 『失敗学のすすめ  (講談社文庫)』 講談社 2005年
自己研鑽の手引きとして推奨
成績評価の方法及び基準 レポート:第1~14回に課す課題レポートを所定の用紙で第15回に提出(55%)、授業参画度:毎回の授業Part1,2,3毎に各1題出題への回答(授業内小テスト)(45%)
授業内小テスト(授業参画)と,毎回授業内で課す課題レポートと併せて合計点の総合評価で60点以上を合格とする。
<達成度評価基準>
(1)高い倫理観(40点)。
(2)論理的・批判的思考能力(20点)。
(3)問題発見・解決力(20点)。
(4)省察力(20点)。
※(1)~(4)は自主創造の3つの構成要素に関連する能力
オフィスアワー 授業後随時(掲示板もしくはE-mail)
備考 令和2年度以降入学の地球科学科2年次選択必修科目である。

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