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令和2年度以降入学者 | 地形学実験 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 地形学実験 | ||||
教員名 | 藁谷哲也 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型授業+同時双方向型授業+一部対面授業 Blackboard ID:20212705 |
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授業概要 | 地形は岩石や土からなり(地形物質)、地形の変化はそれら物質の移動によって生じます。前期に修得した「地形学」の理解を深めるため、この科目では,地形物質の基本的な性質をおもに室内での物性試験を通じて講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 自然地理学を含む,地形の野外調査法や地形物質の分析に必要な各種の物性試験をマスターすることができます。また,資料や事象を観察・検討して問題を発見し,解決策について考えることができる。地理学分野の課題を整理し,その取り組み方法について考えることができる。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,DP4,DP6及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【実験】 同時双方向型授業,対面授業およびBlackboardを利用したオンデマンド型の遠隔授業を組み合わせて実施します。質疑応答およびフィードバックもBlackboardを利用して行います。 対面授業の場合,土や岩石の物性試験は4~5人でグループをつくり,グループごとに実験室で作業を進めます。 |
履修条件 | 「地形学」を修得していること。実験機材の関係から受講定員があります。他学科学生の受講は認めていません。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:講義のテーマや到達目標および講義の方法について説明する。 地形物質の組織と構造:地形を構成する物質の特徴を説明する。 【事前学習】シラバスを事前に確認し,地形学の学修内容を複数する。 (0.5時間) 【事後学習】地形物質の特徴をまとめる。 (0.5時間) |
2 |
地形と地形物質の物理的・力学的性質の基礎
【事前学習】岩石の物性についてテキストから知識を得ておく。 (0.5時間) 【事後学習】岩石物性について整理する。 (0.5時間) |
3 |
力学的性質の分析:非破壊試験機による岩石の反発強度の測定【実験室】
【事前学習】非破壊試験について調べる。 (0.5時間) 【事後学習】調査機材の適用環境を整理する。 (0.5時間) |
4 |
地形の簡易測量と表層地質の観察(A-4-2)【実験室】
【事前学習】簡易測量の方法を確認する。 (0.5時間) 【事後学習】測量結果を整理する。 (0.5時間) |
5 |
データの整理:地形・地質断面図の作成,シュミットハンマの結果整理など(A-5-2)
【事前学習】野外における物性測定の問題点を検討する。 (0.5時間) 【事後学習】測定結果を整理する。 (0.5時間) |
6 |
地形物質のサンプリングおよび試料調整法,試料の整形および含水量試験,比重試験と単位体積重量試験(1)【実験室】
【事前学習】含水量試験,比重試験と単位体積重量試験の方法をテキストで確認する。 (0時間) 【事後学習】試験プロセスを整理し,まとめる。 (1時間) |
7 |
含水量試験,比重試験と単位体積重量試験(2)【実験室】
【事前学習】試料準備について疑問点や不明な点をまとめる。 (0.5時間) 【事後学習】試料準備について整理する。 (0.5時間) |
8 |
力学的性質の分析:岩石の圧裂引張試験(1)【実験室】
【事前学習】引張強度について調べる。 (0.5時間) 【事後学習】試験結果を整理する。 (0.5時間) |
9 |
力学的性質の分析:岩石の圧裂引張試験(2)【実験室】
【事前学習】岩石の変形と破壊について調べる (0.5時間) 【事後学習】試験結果を整理し,岩種と物理的性質の違いを整理する。 (0.5時間) |
10 |
試験データの整理,課題の作成とその解説
【事前学習】試験データを整理し,これまでの講義内容を復習する。 (0.5時間) 【事後学習】フィードバックをもとに課題の内容を再検討する。 (0.5時間) |
11 |
応力とひずみの基礎
【事前学習】岩石の変形について調べる。 (0.5時間) 【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (0.5時間) |
12 |
砕屑性堆積物の分析法
【事前学習】堆積物の粒度についてテキストをもとに調べる。 (0.5時間) 【事後学習】試験プロセスを整理し,まとめる。 (0.5時間) |
13 |
地形と地形物質の関係
【事前学習】組織地形,差別削剥地形について調べる。 (0.5時間) 【事後学習】試験結果を整理し,岩種と強度の違いを整理する。 (0.5時間) |
14 |
これまでの講義内容に関する課題の作成とその解説
【事前学習】これまでの講義内容を復習する。 (0.5時間) 【事後学習】フィードバックをもとに課題の内容を再検討する。 (0.5時間) |
15 |
総括
【事前学習】これまでの学習内容から,疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (0.5時間) 【事後学習】これまでの学習内容をノートに整理する。 (0.5時間) |
その他 | |
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教科書 | 1)地盤工学会 土の試験実習書編集委員会編 『土質試験-基本と手引き-』 地盤工学会 2005年 |
参考書 | 1)千木良雅弘 『災害地質学入門』 近未来社 1998年 2)山口梅太郎・西松裕一 『岩石力学入門』 東京大学出版会 1980年 3)砕屑性堆積物研究会 『堆積物の研究法-礫岩・砂岩・泥岩-』 地学団体研究会 1983年 4)松倉公憲 『山崩れ・地すべりの力学』 筑波大学出版会 2008年 第1版 その他,講義中に紹介する. |
成績評価の方法及び基準 | 試験レポートおよび課題(100%) 実験室などで実施した試験の結果をまとめたレポートや課題などをもとに総合評価します。 |
オフィスアワー | 8号館4階A406室 水曜6時限目(事前連絡すること) |
備考 | ・白衣を必ず持参してください。 ・授業の方法で記述したように,野外実習や物性試験の結果を得るために予習,復習が必要です。特に予習については,関連資料とテキストを読み,理解するように努めてください。 ・平成27年度以前入学者「地形学実験1」および「地形学実験2」の読み替え科目です。 |