文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 地理学科 > 地理学卒業研究１
日本大学ロゴ

地理学卒業研究１

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 地理学卒業研究１
教員名 関根智子
単位数    4 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 同時双方向型授業（Zoom）と課題研究（Blackboard）を組み合わせる。
Blackboardを通じて学習資料や課題等を配信する。

Blackboard ID:火曜5限 20212689
授業概要 地理情報技術を利用した卒業論文の作成方法について、GISの実習とともに講義する。
授業のねらい・到達目標 受講生が設定した地理学に関する研究課題に対して、地理情報技術を利用して調査・分析を行う能力を養い、特に、GISを利用して各種の主題図を作成するとともに、GISの空間データ分析機能を用いた研究を進めることができるようにする。また、研究の成果などを発表し、卒業論文にまとめることができるようにする。

この科目は文理学部（学士（地理学））のディプロマポリシーDP3、DP4、DP5、DP7及びカリキュラムポリシーCP3、CP4、CP7に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以後の入学者)では、この科目は文理学部（学士（地理学））のディプロマポリシーDP1～8及びカリキュラムポリシーCP1～8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の高い倫理観を社会の倫理的な課題に適切に適用することができる（A-1-4)。
・日本及び世界諸国の自然環境や社会，経済，文化などの現状および相互関係を、地理学的視点に基づいて適切に判断し説明することができる（A-2-4)。
・得られる様々な情報を客観的に分析し、論理的な思考，批判的な思考ができる（A-3-4)。
・資料や事象を注意深く観察・検討して、独自に問題を発見し、地理学的な視点に基づく解決策を考えて提案することができる（A-4-4)。
・地理学分野の中から解決すべき課題を選んで、その方法を考案し、自らその解決に向けて挑戦することができる（A-5-4)。
・調査を通じて関わる人々の意見を聴いて様々な価値観を理解・尊重し、自分の考えを伝えながら議論することができる（A-6-4)。
・集団の中で他者と連携しつつ，自らの役割に関してはリーダーシップを発揮しながら、協働者それぞれの力を引出す活動を実践することができる（A-7-4)。
・学修・研究状況を振り返り、その成果と課題について客観的に分析し、地理学的な視点と方法に基づいて次の学修・研究の目標を設定できる（A-8-4)。
授業の方法 授業の形式：【ゼミ，卒業論文・研究】

学生が研究課題について調査・分析を進めるとともに、進行状況や研究成果についての発表を行い、それに基づく質疑応答や討論を通じて、研究の問題点や今後の研究の進め方、研究結果の考察などを検討するゼミナール形式で行う。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安としている。
提出されたレポートは、添削して返却し、学生が確認後に回収する。
履修条件 履修要覧に記載してある履修条件を満たしていること。
授業計画
1 ガイダンス：授業の到達目標や方法（ArcGISの認証方法など）、進め方にについて説明する。
研究の進行状況の発表と分析方法の検討（１）:従来の研究のまとめ（A-1-4、A-2-4、A-4-4、A-5-4：DP1、DP2、DP4、DP5、CP1、CP2、CP4、CP5）
【事前学習】研究課題に関連する従来の研究の文献リストを作成しておくこと。 （1時間）
【事後学習】授業で指定された文献を入手して読み、その内容をまとめておくこと。 （3時間）
2 研究の進行状況の発表と分析方法の検討（２）：地理空間データの取得
【事前学習】研究課題に必要な地理空間データを考えておくこと。 （1時間）
【事後学習】授業内で取得できなかった地理空間データを用意しておくこと。 （1時間）
3 研究の進行状況の発表と分析方法の検討（３）：空間データの処理（A-３-4：DP3、CP3）
【事前学習】2年生の「地理情報システム（含実習）」の授業で配布したプリントの空間データの処理の方法を読んでまとめておくこと。 （1時間）
【事後学習】座標変換などの空間処理を行い、地理空間データを完成させておくこと。第2回と第3回の地理空間データの作成方法をまとめておくこと。 （2時間）
4 GISによる研究課題についての主題図の作成（１）：プロジェクトの作成
【事前学習】2年生の「地理情報システム（含実習）」の授業で配布したプリントのプロジェクトの作成の方法を読んでおくこと。 （1時間）
【事後学習】プロジェクトを作成し、その方法をまとめておくこと。 （1時間）
5 GISによる研究課題についての主題図の作成（２）：分布傾向の把握（A-4-4：DP4、CP4）
【事前学習】第3回と第4回で作成した地図からその分布についての考察をまとめておくこと。 （2時間）
【事後学習】授業で検討したことを考慮して、分布傾向を把握しまとめておくこと。 （2時間）
6 GISによる研究課題についての主題図の作成（３）：分布の解釈（A-4-4：DP4、CP4）
【事前学習】第5回の【事後学習】でまとめたことを発表できるようにしておくこと。 （1時間）
【事後学習】授業で検討したことを考慮して、分布の解釈をまとめておくこと。 （2時間）
7 GISによる研究課題についての空間分析の実行（１）：量の分析（A-３-4：DP3、CP3）
【事前学習】教科書の『ジオビジネス』で、第6回の授業の時に受講生の研究課題に応じて指示した部分を読んでまとめておくこと。 （2時間）
【事後学習】研究課題に対して行った量の分析についてまとめておくこと。 （2時間）
8 GISによる研究課題についての空間分析の実行（２）：質の分析（A-３-4：DP3、CP3）
【事前学習】教科書の『ジオビジネス』で、第7回の授業の時に受講生の研究課題に応じて指示した部分を読んでまとめておくこと。 （2時間）
【事後学習】研究課題に対して行った質の分析についてまとめておくこと。 （2時間）
9 GISによる研究課題についての空間分析の実行（３）：変化の分析（A-３-4：DP3、CP3）
【事前学習】教科書の『ジオビジネス』で、第8回の授業の時に受講生の研究課題に応じて指示した部分を読んでまとめておくこと。 （2時間）
【事後学習】研究課題に対して行った変化の分析についてまとめておくこと。 （2時間）
10 分析結果の発表と卒業論文のまとめ方（１）：従来の研究と参考文献、研究目的のまとめ方（A-1-4、A-2-4、A-4-4、A-5-4：DP1、DP2、DP4、DP5、CP1、CP2、CP4、CP5）
【事前学習】第1回の授業で指定された文献を読んで【事後学習】でまとめたものを、発表できるように準備しておくこと。 （3時間）
【事後学習】第10回の講義や発表での検討事項を考慮して、レポート（卒業論文の従来の研究と研究目的、参考文献）を作成しておくこと。 （4時間）
11 分析結果の発表と卒業論文のまとめ方（２）：空間データの取得についてのまとめ方
【事前学習】第3回の【事後学習】でまとめたものを、発表できるように準備しておくこと。 （3時間）
【事後学習】第11回の講義や発表での検討事項を考慮して、空間データの取得についてのレポート（卒業論文の研究の方法）を作成しておくこと。 （4時間）
12 分析結果の発表と卒業論文のまとめ方（３）：空間分析のまとめ方（A-3-4、A-4-4、A-5-4：DP3、DP4、DP5、CP3、CP4、CP5）
【事前学習】第4回から第9回の【事後学習】でまとめたものを、発表できるように準備しておくこと。 （3時間）
【事後学習】第12回の講義や発表での検討事項を考慮して、空間分析についてのレポート（卒業論文の研究の方法）を作成しておくこと。 （4時間）
13 夏季休業中の研究計画の発表とその検討（A-6-4、A-7-4：DP6、DP7、CP6、CP7）
【事前学習】夏季休業中の研究計画を考え、パワーポイントを作成し、発表の準備をしておくこと。 （2時間）
【事後学習】研究計画について検討した事項をまとめておくこと。 （1時間）
14 夏季休業中の研究計画の作成と提出（A-3-4、A-5-4：DP3、DP5、CP3、CP5）
【事前学習】第13回の授業で検討した事項について再考し、教員に説明できるようにしておくこと。授業の最後には研究計画書を提出できるように準備しておくこと。 （2時間）
【事後学習】研究計画書を読み、夏季休業中に研究のための準備をしておくこと。 （1時間）
15 研究課題についての質疑応答（A-8-4：DP8、CP8）
【事前学習】研究課題の進捗状況を確認し、第1回から第14回の授業を振り返り疑問点などをまとめておくこと。 （2時間）
【事後学習】学修した内容の整理をしておくこと。 （1時間）
その他
教科書 高阪宏行 『ジオビジネス』 古今書院 2014年 第1版
参考書 授業時間内に、各自の研究課題に関連する参考書や文献を適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度(70%)
レポートは、授業計画に記載してあるレポートや研究計画書、および課題の回答内容などで評価する。
授業参画度は、オンライン授業の視聴状況と課題の回答・提出状況と授業内でのディスカッションを評価する。
オフィスアワー 質問等は授業終了後、またはメールを通じて受け付ける。
詳細は第1回の授業で説明する。
備考 研究地域での調査、およびその計画については、状況などを考慮しながら、適宜、対応する。

↑このページのトップ