文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 心理学科 > 卒業論文
日本大学ロゴ

卒業論文

このページを印刷する

科目名 卒業論文
教員名 津川律子
単位数    8 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 通年 履修区分 選択
授業の形態 対面による指導と同時双方向型の指導(Zoomもしくは電話)の両方
BlackboardコースID:20212621
授業概要 現役の臨床心理士として30年以上の臨床実践の経験を有する教員(公認心理師資格及び精神保健福祉士資格も有する)が、その経験を活かして、臨床心理学に関する卒業論文の指導を行う。
授業のねらい・到達目標 4年間の学習の集大成として、臨床心理学に関する卒業論文を完成させる。
この科目は文理学部(学士(心理学))のDP4,5及びCP4,5に対応している。
資料や事象を注意深く観察し,問題点を発見し,心理学を活かしながら解決策を提案することができる(A-4-4)。
心理学に解決が託された課題について,情報を収集・分析し,課題を明確にした上で,解決に向けて挑戦することができる(A-5-4)。
授業の方法 授業の形式:【卒業論文・研究】
グループではなく個別指導。指導を受けながら、自分が関心をもつテーマに関する先行研究を調べ、研究計画を策定し、調査研究等の準備を整え、データを収集し、研究目的に沿ったデータ処理を行い、仮説が支持されたかどうかに関して論理的な考察を行う。そして、卒業論文及びその要旨を執筆し、口述試問を受ける。研究対象や研究方法によって歩みが違うため、以下の授業計画はあくまで参考例である。
受講者の希望を優先して、対面が難しい場合は、すべて同時双方向型(Zoomもしくは電話)もありとする。
教員からの連絡に注意すること(主としてBlackboardの「連絡事項」)。
授業計画
1 教員によるオリエンテーション
研究計画について解説する。
【事前学習】自分が関心をもつ臨床心理学の分野について考えておく。 (5時間)
【事後学習】自分が関心をもつ臨床心理学の分野について絞り込みを行う。 (5時間)
2 研究計画の作成(1)(A-4,A-5)
研究する対象を考える。
【事前学習】自分が関心をもつ臨床心理学の分野について文献を読む。 (5時間)
【事後学習】自分が関心をもつ臨床心理学の分野について更に文献を読む。 (5時間)
3 研究計画の作成(2)(A-4,A-5)
研究方法を考える。
【事前学習】自分が関心をもつ臨床心理学の分野について文献を読む。 (5時間)
【事後学習】『心理測定尺度集Ⅰ~Ⅵ』などを参考に調べる。 (5時間)
4 研究計画の作成(3)(A-4,A-5)
研究方法を考える。
【事前学習】自分が関心をもつ臨床心理学の分野について文献を読む。 (5時間)
【事後学習】『心理測定尺度集Ⅰ~Ⅵ』などを参考に調べる。 (5時間)
5 研究計画の作成(4)(A-4,A-5)
緒言、方法、統計処理、予測される結果まで、研究計画を完成させる。
【事前学習】研究計画書を最初から最後まで書いてみる。 (5時間)
【事後学習】指導を受けて研究計画書を書き直す。 (5時間)
6 研究計画の作成(5)(A-4,A-5)
使用する尺度の使用許可方法を検討する。
【事前学習】使用許可願いを書いてみる。 (5時間)
【事後学習】指導を受けて使用許可願いを書き直す。 (5時間)
7 研究実施の準備(1)(A-4,A-5)
フェイスシートを作る。
【事前学習】倫理的配慮について復習しておき、フェイスシートの下書きを書く。 (5時間)
【事後学習】指導を受けてフェイスシートを書き直す。 (5時間)
8 研究実施の準備(2)(A-4,A-5)
調査用紙を作る。
[事前学習]カウンターバランスに注意して調査用紙を考えてみる。
[事後学習]指導を受けて調査用紙を作り直す。
9 研究実施の準備(3)(A-4,A-5)
予備調査を行う。
【事前学習】参加者を募る。 (5時間)
【事後学習】指導を受けて調査用紙を検討し直し、本調査用紙を作成する。 (5時間)
10 研究調査の実施(1)(A-4,A-5)
本調査を行う。
【事前学習】本調査実施の許可を得る。 (5時間)
【事後学習】指導を受けて次の調査を検討する。 (5時間)
11 研究調査の実施(2)(A-4,A-5)
本調査の続きを行う。
【事前学習】本調査実施の許可を更に得る。 (5時間)
【事後学習】指導を受けてデータ数などを検討する。 (5時間)
12 データの処理(1)(A-4,A-5)
データ入力と欠損値の処理を行う。
【事前学習】エクセルの操作を復習しておく。 (5時間)
【事後学習】データ数などを点検する。 (5時間)
13 データの処理(2)(A-4,A-5)
基礎的な記述統計を算出する。
【事前学習】心理統計の復習をしておく。 (5時間)
【事後学習】統計値の点検をする。 (5時間)
14 データの処理(3)(A-4,A-5)
相関分析を行う。
【事前学習】心理統計の復習をしておく。 (5時間)
【事後学習】統計値の点検をする。 (5時間)
15 データの処理(4)(A-4,A-5)
因子分析を行う。
【事前学習】心理統計の復習をしておく。 (5時間)
【事後学習】統計値の点検をする。 (5時間)
16 データの処理(5)(A-4,A-5)
更なる多変量解析を行う。
【事前学習】心理統計の復習をしておく。 (5時間)
【事後学習】統計値の点検をする。 (5時間)
17 データの処理(6)(A-4,A-5)
すべてのデータを熟読する。
【事前学習】心理統計の復習をしておく。 (5時間)
【事後学習】統計値の点検をする。 (5時間)
18 卒業論文の執筆(1)方法を書く。(A-4,A-5)
【事前学習】日本心理学会の「執筆・投稿の手びき」をよく読んでおく。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
19 卒業論文の執筆(2)(A-4,A-5)
結果を書く。
【事前学習】統計値の表記方法を復習しておく。
【事後学習】指導を受けた部分を直す。
20 卒業論文の執筆(3)(A-4,A-5)
結果を書く(つづき)。
【事前学習】統計値の表記方法を復習しておく。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
21 卒業論文の執筆(4)(A-4,A-5)
方法と結果の整合性を点検する。
【事前学習】先行研究における表記を復習しておく。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
22 卒業論文の執筆(5)(A-4,A-5)
緒言を書く。
【事前学習】教科書や参考書を復習しておく。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
23 卒業論文の執筆(6)(A-4,A-5)
緒言を書く(つづき)。
【事前学習】教科書や参考書を復習しておく。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
24 卒業論文の執筆(7)(A-4,A-5)
緒言の後に仮説を書く。
【事前学習】教科書や参考書を復習しておく。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
25 卒業論文の執筆(8)(A-4,A-5)
考察を書く。
【事前学習】先行研究のデータを熟読する。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
26 卒業論文の執筆(9)(A-4,A-5)
考察を書く(つづき)。
【事前学習】先行研究のデータを熟読する。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
27 卒業論文の執筆(10)(A-4,A-5)
文献欄を整える。
【事前学習】日本心理学会の「執筆・投稿の手びき」をよく読んでおく。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
28 卒業論文の執筆(11)(A-4,A-5)
全体を整える。
【事前学習】全体を音読する。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
29 卒業論文の執筆(12)(A-4,A-5)
要旨を書く。
【事前学習】教科書や参考書を読み直して書き方を復習する。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
30 卒業論文の執筆(13))(A-4,A-5)
タイトルを最後に点検する。
【事前学習】教科書や参考書を読み直してタイトルのつけ方を復習する。 (5時間)
【事後学習】指導を受けた部分を直す。 (5時間)
その他
教科書 津川律子・遠藤裕乃 『初心者のための臨床心理学研究実践マニュアル(第2版)』 金剛出版 2011年 第2版
各自の研究テーマはさまざまでも、共通する研究の基本を書いている。
参考書 津川律子 『投映法研究の基礎講座』 遠見書房 2012年
投映法を用いた研究でない方にも、心理統計処理のコツなどが書いてある。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
授業参画度は、毎回の指導における受講態度や取り組みの様子、卒業論文の完成度等から総合的に判断する。
対面での指導に参加できなかった場合も、同様に、同時双方向型(Zoomもしくは電話)における受講態度や取り組みの様子、卒業論文の完成度等から総合的に判断する。
オフィスアワー メールで事前に予約を取ること。原則として火曜日に実施する。日時が合わない場合は遠慮なく応相談。

このページのトップ