文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 心理学科 > 臨床心理学実習
日本大学ロゴ

臨床心理学実習

このページを印刷する

平成30年度以降入学者 臨床心理学実習
平成29年度以前入学者 臨床心理学特殊実習
教員名 狩野武道
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面型授業とZoomで実施されるオンライン授業を組み合わせて実施する予定。
※ただし、社会情勢や履修人数や学生のPC・ネット環境等々によって、授業形態が変更される可能性がある。詳細はBlackboard等を通じて共有する予定。
※一部,課題研究型授業(Blackboardを通じた学習資料配信)も実施する。
BlackboardのコースID : 20212611
授業概要 「相手の話を聴く」こと,「自分の気持ちを適切に相手に伝える」ことを,臨床心理学的な知見をもとにした実習と課題を通して学ぶ。授業者の公認心理師,臨床心理士としての実務経験を利用し,実習指導,課題の指示を行う。
授業のねらい・到達目標 この授業を通して,「相手の話を聴く」ことと「自分の気持ちを適切に相手に伝える」ことは,カウンセリングの根幹のみならず人と人とがコミュニケートする際の根幹でもあることを体感的に理解し,自己理解・他者理解を深めて,授業前よりも「相手の話を聴く」ことと「自分の気持ちを適切に相手に伝える」ことができるようになることを目指す。

この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP5,6及びカリキュラムポリシーCP5,6に対応している。
心理学に解決が託された課題に取り組むために,必要な情報を収集し,それを分析して,その課題を明確にすることができる(A-5-3)。
他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重した上で,自分の考えを伝えることができる(A-6-3)。
授業の方法 授業の形式:【実習】
実習形式。学生による発表形式。その他,ホームワーク,課題を課す。また,DVD教材を使用する予定。

課題の提出はBlackboard上,課題のフィードバックはBlackboard上ないしZoom授業内にて実施する。
課題研究時にはBlackboardの掲示版機能を使用して質疑や議論の機会を提供する。

各授業(課題研究の内容を含む)の詳細情報や,授業計画が変更される場合等は,Blackboardあるいは事前のZoom授業等を使用して周知する。

対面授業に出席できない場合,事前に授業者に相談があれば,その事情を勘案した上で,個別に代替の課題を課し質疑応答に応じる等の対応を実施する。
履修条件 学科により履修が認められている学生のみ受講が可能。

下記4点について了解した上で受講をお願いします(特別な理由がある場合は相談に応じますので,初回授業日までにBlackboardのメール機能を使用して授業者に連絡をしてください)。
①実習の中で,自分について話したり,学生同士で話し合ったり,ミニ・カウンセリングの発表をしたり,発言を求めたりします。
②Zoomが使用できる環境にない場合は,授業参加が難しくなります(プライバシー保護や肖像権等の観点から,授業の様子を録画して後日配信することも実施しない予定です)。
③Zoomによる授業では,Zoomのビデオカメラ(映像)をオンの状態とし,自らの顔を映した状態で参加することを基本とします(顔が見える状態でないとノンバーバルコミュニケーションの体験が極端に限定されてしまうため)。
④第10~14回の計5回は,大学に登校し,対面授業に参加していただく予定です(毎回4名程度がミニ・カウンセリングの実施・発表をし,その内容等について受講者全員で話し合う,という授業内容を現時点では予定しています)。とくに発表は大学に投稿して対面授業に参加しないとできない内容になっています。感染症対策に,受講される皆さんもご協力ください。また,対面授業が受けられない学生は,必ず事前に授業者にその旨を相談してください。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法等について説明する)
≪課題研究型授業≫
【事前学習】シラバスならびにカウンセリング関連本の目次を読み,授業の概要について理解を深め,本授業で学びたいことを整理する。 (1時間)
【事後学習】授業内で話された内容を整理し,理解を深める。 (1時間)
2 体験実習(1)グループ・オリエンテーション(次回以降の発表者割り振り等も実施予定)(A-6)
≪Zoomによるオンライン授業≫
【事前学習】アサーション,来談者中心療法関連本を読み,コミュニケーションについての理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
3 体験実習(2)自分のことを相手に語る実習①(相手に伝わるように話す)(A-5,A-6)
≪Zoomによるオンライン授業≫
【事前学習】自分について話す内容を考える。話し方,伝え方(アサーティブな伝え方)について調べ,テーマの理解を深める。 (4時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
4 体験実習(3)自分のことを相手に語る実習②(傾聴)(A-5,A-6)
≪Zoomによるオンライン授業≫
【事前学習】傾聴について調べ,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
5 体験実習(4)自分のことを相手に語る実習③(受容)(A-5,A-6)
≪Zoomによるオンライン授業≫
【事前学習】受容と共感について調べ,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
6 体験実習(5)自分のことを相手に語る実習④(共感)(A-5,A-6)
≪Zoomによるオンライン授業≫
【事前学習】聴いたことを相手に伝える(ロジャーズの共感的理解)ということについて調べ,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
7 体験実習(6)自分のことを相手に語る実習⑤(聴いたことを相手に伝える)(A-5,A-6)
≪Zoomによるオンライン授業≫
【事前学習】相互交流(アサーション理論)とはなにかについて調べ,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
8 体験実習(7)カウンセリングにおける実際のやり取り(A-5,A-6)
≪Zoomによるオンライン授業≫
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を調べ,テーマの理解を深める。 (2時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
9 体験実習(8)ミニ・カウンセリングのオリエンテーション(A-6)
≪Zoomによるオンライン授業≫
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
10 体験実習(9)ミニ・カウンセリング①(傾聴)(A-5,A-6)
≪学内における対面授業≫
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
11 体験実習(10)ミニ・カウンセリング②(受容)(A-5,A-6)
≪学内における対面授業≫
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
12 体験実習(11)ミニ・カウンセリング③(共感)(A-5,A-6)
≪学内における対面授業≫
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
13 体験実習(12)ミニ・カウンセリング④(自己一致)(A-5,A-6)
≪学内における対面授業≫
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
14 体験実習(13)ミニ・カウンセリング⑤(関係性)(A-5,A-6)
≪学内における対面授業≫
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める(A-5,A-6)
≪課題研究型授業≫
【事前学習】これまでの授業内容について復習をする。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
その他
教科書 なし
参考書 授業中に,必要に応じて随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
授業参画度は,発表,発言,ワークへの取り組み,課題の提出・内容等で評価する。
A-5,6の達成度は発表,発言,ワークへの取り組み,課題の提出・内容等にて確認する。

対面授業に出席できない場合,事前に授業者に相談があれば,その事情を勘案した上で,個別に代替の課題を課し質疑応答に応じる等の対応を実施し,その課題等の提出状況や内容等を授業参画度として評価に加える。
オフィスアワー Blackboardにて。

このページのトップ