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平成30年度以降入学者 | 心理学実験 | ||||
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平成29年度以前入学者 | 心理学基礎実験・実習1 | ||||
平成29年度以前入学者 | 心理学基礎実験・実習2 | ||||
教員名 | 依田麻子・望月正哉・大森馨子・福島由衣・ 山本真菜 ・飯田諒介・川島哲史 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面型授業(11回),同時双方向型授業(ZOOM)(2回),オンデマンド型授業(2回)により行う。 9クラス(担当教員 7名)に分かれて実験の授業を実施する。クラス指定を間違わないように注意すること。 Blackboard コースID: 月曜1・2限 望月 正哉 20212586 月曜3・4限 大森 馨子 20212591 火曜3・4限 依田 麻子 20212584 水曜1・2限 山本 真菜 20212592 水曜3・4限 依田 麻子 20212585 木曜1・2限 飯田 諒介 20212588 木曜3・4限 福島 由衣 20212590 金曜1・2限 望月 正哉 20212587 金曜3・4限 川島 哲史 20212589 |
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授業概要 | 心理学の科学的知識獲得の方法論、データ解析、科学レポートの作成を実践することで、心理学に対する認識を深める。 この目的を達成するために、心理学の基礎的な実験法、調査法、検査法の課題を実践し,その結果をレポートとして報告する。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】 心理学は実証科学である。そのためには、実際に心理学がどのような方法によってデータを得て、それを分析し、解釈するのかを理解する必要がある。授業では、実験及び調査の計画の立案、実験及び調査の実施、さらに実験及び調査から得られたデータの解釈に必要な統計に関する基礎知識とスキルを身につける。 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP5,6及びカリキュラムポリシーCP5,6に対応している。つまり、次の項目が到達目標になる。 新しい課題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2) 他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重することができる。(A-6-2) |
授業の方法 | 授業の形式:【実験・実習】受講生は2~4名程度のグループを構成し,班単位でテーマに沿った実験を行う。同時双方型授業回の場合は,Zoomを使用する。オンデマンド型授業の場合は,配信された授業資料を用いて,課題を実施し,レポート作成,提出する。対面での授業に参加できない場合は,記録画授業配信やあらかじめ用意したオンデマンド教材などを用いて学修するが,担当者によって対応が異なるため,その都度説明する。 授業に関する連絡は,担当教員からBlackboardを通して行われる。担当教員によって連絡事項は異なるため,毎回Blackboardを確認すること。いずれの授業方法においても授業を欠席する場合は,予め連絡をすることで,対面授業に対応したオンデマンド教材を使用することが可能である。事前連絡の方法,時期については担当教員の指示に従うこと。授業実施時の状況により,対面授業から遠隔授業への変更があることも考えられるが,このことについてもBlackboardからの担当教員の連絡に従うこと。この判断も,配属されたクラスによって異なる。 急な体調不良で,事前連絡なしに欠席する場合には,体調が回復後速やかに担当教員に連絡をとること。欠席回に対応したオンデマンド教材の使用が可能である。 データの解析は,大学のパソコンを用いたSPSSか,各自のパソコンで使用できるHADなどのソフトウェアを使用する。こちらについても,担当教員の判断によるため,配属されたクラスによって異なるので,注意すること。 この授業は,1.5時限で15回のため45時間と換算され,単位は1ですので,事前・事後学習は義務ではありません.しかし,授業時間内でレポートを仕上げることは,ほとんどの受講者にとっては困難ですので,授業時間外にも学習が必要になります. |
履修条件 | 平成29年度以前入学者については,「心理学基礎実験・実習1」,「心理学基礎実験・実習2」の読み替え先が心理学実験の各クラスに振り分けられている。履修する際には心理学科事務室に相談の上,指定されたクラスを履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:実験実習の進行について説明【同時双方向型授業】 授業の進め方について説明 【事前学習】シラバスを十分に読み,今期に取り組む内容について理解する。 (1時間) 【事後学習】教科書1の1章を読み, 心理学における科学的方法および倫理を理解する。 (1時間) |
2 |
日本心理学会の論文執筆手引きに準拠したレポートの書き方の理解【同時双方型授業】 論文の抄録を作成して提出 【事前学習】教科書第2章を読み、レポート作成の構成要素を理解すること。 (1時間) 【事後学習】課題に関連する文献を検索し、事前に文献を読む。レポート提出。 (1時間) |
3 |
視覚世界の不思議を知る―ミュラー・リヤーの錯視(1)【対面授業】 実験計画の立案及び実験実施・データ収集 【事前学習】教科書第3章を読み疑問点をまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】実験についての振り返りをする。 (1時間) |
4 |
視覚世界の不思議を知る―ミュラー・リヤーの錯視(2)【対面授業】 データ収集とデータ分析 【事前学習】データのまとめ (1時間) 【事後学習】分析結果のまとめ (1時間) |
5 |
視覚世界の不思議を知る―ミュラー・リヤーの錯視(3)【対面授業】 データ分析・レポート作成,提出 【事前学習】レポートの書き方の構成要素に対応した部分を書いていくこと。 (1時間) 【事後学習】レポートの仕上げを行うこと。レポート提出。 (1時間) |
6 |
認知競合を知る―ストループ効果(1)【対面授業】 実験計画の立案及び実験の実施・データ整理 【事前学習】教科書第6章を読んでストループ効果の概要と実験法を理解しておくこと。 (1時間) 【事後学習】実験についての振り返りをする。 (1時間) |
7 |
認知競合を知る―ストループ効果(2)【対面授業】 データ整理とデータ分析 【事前学習】データのまとめ (1時間) 【事後学習】分析結果のまとめ (1時間) |
8 |
認知競合を知る―ストループ効果(3)【対面授業】 データ分析・レポート作成,提出 【事前学習】レポートの書き方の構成要素に対応した部分を書いていくこと。 (1時間) 【事後学習】レポートの仕上げを行うこと。レポート提出。 (1時間) |
9 |
イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル(SD)法(1)【対面授業】 測定対象の決定・測定法の準備 【事前学習】教科書9章を読み疑問点をまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】SD法の基本的なアイデアである3次元空間を理解する。 (1時間) |
10 |
イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル(SD)法(2)【対面授業】 イメージの測定を実施 【事前学習】実際の尺度を作成し、測定の準備を行う。 (1時間) 【事後学習】測定結果をまとめる (1時間) |
11 |
イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル(SD)法(3)【対面授業】 測定と結果のまとめ,レポートの提出 【事前学習】測定結果の解析方法を考えておく。 (1時間) 【事後学習】レポート全体をまとめ提出する。 (1時間) |
12 |
心理尺度構成:一対比較を知る(1)【対面授業】 測定対象の決定と測定準備 【事前学習】教科書1の10章「背景と目的」を読み疑問点をまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】関連する文献を検索する (1時間) |
13 |
心理尺度構成:一対比較を知る(2)【対面授業】 測定と結果のまとめ 【事前学習】関連文献をまとめ,レポートの序論部分を書き始める。 (1時間) 【事後学習】レポート全体をまとめ提出する。 (1時間) |
14 |
検査法(1)質問紙に基づく検査の説明と実施する検査について【オンデマンド授業】
【事前学習】心理検査の種類について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】授業で得た知識を加え、心理検査についてまとめておくこと。 (1時間) |
15 |
検査法(2)質問紙に基づく検査法の実施と結果の解釈【オンデマンド授業】レポートの提出
【事前学習】実際の質問紙に回答する。 (1時間) 【事後学習】心理検査について学んだ内容と、自分で回答した結果を分析し、レポートに仕上げる。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 厳島行雄、依田麻子、望月正哉(編) 『ポテンシャル心理学実験』 サイエンス社 2019年 寺島拓幸、廣瀬毅士 『SPSSによるデータ分析 第2刷』 東京図書株式会社 2015年 第1版 |
参考書 | 『Excelで今すぐ始める心理統計 (小宮あすか・布井雅人)』 講談社 2018年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:この授業ではレポート課題が6本要求されている。この提出率と内容による評価(60%)、授業参画度:実験参加への積極性,役割についての評価(40%) 実験・実習の授業であるので、実験の実施への参画の水準、実験遂行への努力が参画度として評価される。レポートに関しては、その内容、提出数によって評価がなされる。 対面授業への出席が不可能な場合は,オンデマンド教材によるレポートの提出が可能である。BlackbordのE-メール機能を用いてできるだけ事前に申し出ること。また,急な体調不良などで事前連絡ができず,欠席した場合には,事後に同様に連絡の上,体調回復後にオンデマンド教材による課題提出をすることで評価の対象となる。オンデマンド教材による受講(回)の場合には,提出されたレポートのみが評価の対象となる。 |
オフィスアワー | 最初の授業で各担当教員より伝える。 |
備考 | 1回目のガイダンスはこのCovid-19パンデミックの状況下,大変重要であるため,必ずZoom授業へ出席すること。 データ収集,データ分析のために用いるパソコンは,感染予防のために各自が持参することが望ましい。 持参が難しい場合は,学科での貸し出しが可能である。 統計分析に用いるツールについては,担当教員によって異なる場合がある。 授業実施期間の状況によっては,対面授業から遠隔授業に変更されることもある。 |