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令和元年度以前入学者 | 卒業研究2 | ||||
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教員名 | 水落 文夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 体育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(10回)+同時双方向型授業(15回):Zoomによるライブ中継 BlackboardのコースID: 木曜4限→20212487 |
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授業概要 | スポーツ心理学領域の主要な研究テーマから,自分の興味・関心に応じた研究課題を選択し,その課題解決のための科学的・合理的な検証プロセスを辿ることで,スポーツ科学研究の手法と考え方について学修する。 |
授業のねらい・到達目標 | 体育・スポーツ・健康の心理的側面に関連した領域で行われている研究をレビューして,主要な研究テーマから自らの研究課題を設定する。また,その研究課題に沿った資料を収集して適正にレポート作成ができるようになる。そして,リサーチクエスチョンの設定から情報の管理・分析,結論の生成までのプロセスを経験することで科学的・合理的な問題解決スキルを身につけることを目的とする。 この科目は,文理学部(学士(体育学))のDP・CP1,2,3,4,8に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の高い倫理観を倫理的な課題に適切に適用することができる(A-1-4)。 ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる(A-2-4)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報に基づく論理的・批判的な考察を通じて,課題に対し,具体的かつ論理整合的な見解を示すとともに,その限界を認識することができる(A-3-4)。 ・創造力と独自性をもって問題解決の方法と手順を立案し,独力または他者と協働して問題を解決することができる(A-4-4)。 ・学修状況の自己分析に基づく評価を,今後の学修に活かすことができる(A-8-4)。 |
授業の方法 | 授業形式:【卒業論文・研究】 Zoomを利用した同時双方向型の授業を中心とするが,そのうちの10回は対面授業を並行して行う。各授業で提示される課題について学修し,Blackboardを通して提出された成果物やプレゼン資料について質疑応答を行う。2回の研究報告書と数回の小レポートの提出を課す。 |
授業計画 | |
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1 |
課題解決のプロセスと到達点の概要,過去の成果物,研究実施上の注意(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え,前期授業「卒業研究1」での調査課題と成果物を確認しておく。 (1時間) |
2 |
スポーツ心理学に関連する重要な研究課題(A-1,A-3)(同時双方向型授業)
【事前学習】前期授業「卒業研究1」の成果を振り返り,スポーツ心理の広い領域で研究されている課題について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子「スポーツ心理学演習群ワークブック」の記述,および授業内容を振り返り,各自の研究課題を絞り込んでおく。 (2時間) |
3 |
スポーツ心理学領域の研究課題(1) 運動学習,動機づけ,健康スポーツ心理の研究領域を対象とした調査課題の設定とリサーチクエスチョンの作成(A-1,A-3,A-4)(同時双方向型授業)
【事前学習】スポーツ心理学の3つの領域における主要研究テーマを確認しておく。 [事後学習]資料冊子の記述と講義内容を振り返り,リサーチクエスチョンを完成しておく。 (2時間) 【事後学習】1回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。資料冊子の記述と講義内容を振り返り,リサーチクエスチョンを完成しておく。 (3時間) |
4 |
スポーツ心理学領域の研究課題(2) 設定した調査課題に沿ったキーワードと変数の設定,先行研究の探索(図書館での文献検索)(A-3)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】リサーチクエスチョンにしたがい調査目的とキーワード,変数を想定しておく。 (2時間) 【事後学習】収集した文献をpdfファイルにしておく。 (1時間) |
5 |
研究計画(1) 収集文献の管理と利用,先行研究・先行調査の結論と成果(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】Webのデータベースの利用とフリーソフトを用いた文献管理を行い,それぞれの結論と成果を概観しておく。 (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り,収集した先行研究の結論と成果を研究ノートに整理しておく。 (1時間) |
6 |
研究計画(2) 収集した文献の中から主要な先行研究の選択,研究方法の吟味(A-1,A-3,A-4)(同時双方向型授業)
【事前学習】研究課題に対応した先行研究を概観して追試研究の準備をしておく。 (1時間) 【事後学習】2回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。配布資料「レポートの構成と書き方」を参考に,レポートの構造と内容を整理しておく。 (4時間) |
7 |
研究計画(3) 研究目的と対立仮説と方法の設定(同時双方向型授業)
【事前学習】研究計画の目的と方法に関する内容を大まかな報告書にまとめておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料「レポートの構成と書き方」の記述と授業内容を振り返り,作成した報告書を修正しておく。 (2時間) |
8 |
プレゼンテーション(1) 調査課題に関する目的と方法に関するプレゼンテーション(前半グループ)(A-1,A-2,A-8)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】PowerPointによるプレゼンテーション資料を作成しておく。 (3時間) 【事後学習】他者のプレゼンテーションを参考に,研究ノートの内容を整理しておく。 (2時間) |
9 |
プレゼンテーション(2) 調査課題に関する目的と方法に関するプレゼンテーション(後半グループ)(A-1,A-2,A-8)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】PowerPointによるプレゼンテーション資料を作成しておく。 (3時間) 【事後学習】他者のプレゼンテーションを参考に,研究ノートの内容を整理しておく。 (2時間) |
10 |
研究計画(4) 研究デザインと具体的な手続き(A-1,A-4)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】調査,実験,測定に関するデザインを決定して,具体的な研究方法を想定しておく。 (2時間) 【事後学習】サンプリング,倫理的配慮,実験統制などの手続きについて,具体的な計画と実施の可能性を確認しておく。 (2時間) |
11 |
研究計画(5) サンプリングと調査・実験のバイアスと統制(A-3)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】研究目的に基づく仮説を検証するための可能性を確認したサンプリング,手続き,評価指標を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】調査用紙,実験機材などを準備して,研究計画に則って調査・実験を行う。 (2時間) |
12 |
データの処理と報告書の作成(1) Excelによるデータ集計と統計処理(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】Excelによるデータ処理と記述統計,SPSSによる推測統計の基本的操作を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】調査・実験によるデータの処理を進めておく。 (2時間) |
13 |
データの処理と報告書の作成(2) 報告書の構成と書き方(対面授業+同時双方向型授業業)
【事前学習】研究結果,考察,結論を作成し,報告書全体を構成しておく。 (2時間) 【事後学習】配布した資料と授業の内容を振り返り,報告書を修正しておく。 (2時間) |
14 |
データの処理と報告書の作成(3) 報告書の提出(グループワーク)(A-1,A-8)(対面授業+同時双方向型授業) 第4回最終報告会でプレゼンテーションを行い,成果物(報告書)を提出する 【事前学習】配布資料「レポートの構成と書き方」を参考に,報告書全体を推敲しておく。 (2時間) 【事後学習】グループでの意見交換を踏まえて報告書修正のポイントを研究ノートに整理しておく。 (2時間) |
15 |
これまでの授業内容のまとめと問題解決スキルの向上(A-8)(同時双方向型授業)
【事前学習】配布資料と研究ノートを通読して,これまでの授業内容を振り返る。 (2時間) 【事後学習】提示された主要な調査課題に対する取り組みを概観し,自らの問題解決のスキルを見直しておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 資料冊子「スポーツ心理学演習群ワークブック」を使用する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第12回~14回で作成する報告書で評価(40%)、授業参画度:毎回の提示資料の視聴状況,データ処理によるワークシートのできばえなどで評価(20%)、第8回あるいは第9回のプレゼンテーションのできばえから評価(40%) A-1,A-3,A-4の達成度はレポート,A-1,A-2,A-8の達成度は授業参画度およびその他から判定する。 |
オフィスアワー | オンラインを通しての質問は直接回答するか,次回のオンライン授業で解説する。 |