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令和元年度以前入学者 | 卒業研究1 | ||||
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教員名 | 水落 文夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 体育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(8回)+同時双方向型授業(15回):Zoomによるライブ中継 BlackboardのコースID: 木曜4限→20212469 |
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授業概要 | スポーツ心理学領域の主要な研究テーマから,自分の興味・関心に応じた課題を選択して,科学的・合理的に検証することの手法と意義について実践を通じて学修する。 |
授業のねらい・到達目標 | 体育・スポーツ・健康の心理的側面に関連した領域で行われている研究をレビューして,主要な研究テーマから自らの調査課題を設定する。また,その研究課題に沿った資料を収集して適正にレポート作成ができるようになる。そして,リサーチクエスチョンの設定から情報の管理・分析,結論の生成までのプロセスを繰り返し経験することで科学的・合理的な問題解決スキルを身につける。 この科目は,文理学部(学士(体育学))のDP・CP1,2,3,4,8に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の高い倫理観を倫理的な課題に適切に適用することができる(A-1-4)。 ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる(A-2-4)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報に基づく論理的・批判的な考察を通じて,課題に対し,具体的かつ論理整合的な見解を示すとともに,その限界を認識することができる(A-3-4)。 ・創造力と独自性をもって問題解決の方法と手順を立案し,独力または他者と協働して問題を解決することができる(A-4-4)。 ・学修状況の自己分析に基づく評価を,今後の学修に活かすことができる(A-8-4)。 |
授業の方法 | 授業形式:【卒業論文・研究】 Zoomを利用した同時双方向型の授業を中心とするが,そのうちの数回は対面授業を並行して行う。各授業で提示される課題について学修し,Blackboardを通して提出された成果物やプレゼン資料について質疑応答を行う。2回の研究報告書の提出と数回の小レポートを課す。 |
授業計画 | |
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1 |
卒業研究についての目的と意義,研究上の注意 スポーツ心理学研究の枠組み,スポーツ心理学に関連する重要な研究課題(A-1,A-3)(対面授業+同時双方向型授業) 【事前学習】シラバスを事前に確認し,授業全体の流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子「スポーツ心理学演習ワークブック」の記述を振り返り,スポーツシーンで使用される用語と研究課題の関係を対応させておく。 (1時間) |
2 |
スポーツ心理学領域の研究課題(1) 運動学習,動機づけ,健康スポーツ心理の研究領域を対象とした調査課題の設定とリサーチクエスチョンの作成(A-1,A-3,A-4)(同時双方向型授業)
【事前学習】スポーツ心理学の3つの領域における主要研究テーマを確認しておく。 (2時間) 【事後学習】1回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。資料冊子の記述と講義内容を振り返り,リサーチクエスチョンを完成しておく。 (2時間) |
3 |
スポーツ心理学領域の研究課題(2) 設定した調査課題に沿ったキーワードと変数の設定,先行研究の探索(図書館での文献検索)(A-3)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】リサーチクエスチョンにしたがい調査目的とキーワード,変数を想定しておく。 (2時間) 【事後学習】収集した文献をpdfファイルにしておく。 (3時間) |
4 |
スポーツ心理学領域の研究課題(3) 収集文献の管理と利用,先行研究・先行調査の結論と成果(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】Webのデータベースの利用とフリーソフトを用いた文献管理を行い,それぞれの結論と成果を概観しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り,収集した先行研究の結論と成果を研究ノートに整理しておく。 (1時間) |
5 |
スポーツ心理学領域の研究課題(4) 収集した文献の中から主要な先行研究を選んで内容と成果を吟味(A-1,A-3,A-4)(同時双方向型授業)
【事前学習】設定した課題に対する研究動向をまとめておく。 (1時間) 【事後学習】2回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。配布資料「レポートの構成と書き方」を参考に,レポートの構造と内容を整理しておく。 (1時間) |
6 |
スポーツ心理学領域の研究課題(5) 調査課題に関する研究動向と結論のまとめ,報告書の作成(同時双方向型授業)
【事前学習】大まかな報告書の構成を作成しておく。 (1時間) 【事後学習】配信資料「レポートの構成と書き方」の記述と授業内容を振り返り,作成した報告書を修正しておく。 (4時間) |
7 |
スポーツ心理学領域の研究課題(6-1) 調査課題に関する研究動向と結論に関するプレゼンテーション(前半グループ)(A-1,A-2,A-8)(同時双方向型授業)
【事前学習】PowerPointによるプレゼン資料を作成しておく。 (2時間) 【事後学習】他者のプレゼンテーションを参考に,研究ノートの内容を整理しておく。 (2時間) |
8 |
スポーツ心理学領域の研究課題(6-2) 調査課題に関する研究動向と結論に関するプレゼンテーション(後半グループ)(A-1,A-2,A-8)(同時双方向型授業)
【事前学習】PowerPointによるプレゼン資料を作成しておく。 (3時間) 【事後学習】他者のプレゼンテーションを参考に,研究ノートの内容を整理しておく。 (2時間) |
9 |
スポーツ心理学領域の研究課題(7) 報告書の提出,グループでの内容確認(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】プレゼンテーションでの意見や指摘を踏まえて,報告書を修正して完成しておく。 (3時間) 【事後学習】グループでの意見交換を踏まえて次の報告書作成の修正ポイントを研究ノートに整理しておく。 (2時間) |
10 |
自由討論(1) 運動学習に関する調査結果を基礎とした知見の実践場面への応用(グループワーク)(A-3,A-4,A-8)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】第2回-第9回の授業を振り返り,運動学習のテーマを担当した者が中心となり調査結果に基づく提言を準備しておく。 (2時間) 【事後学習】グループでまとめられた討論結果を研究ノートに整理しておく。 (2時間) |
11 |
自由討論(2) 動機づけに関する調査結果を基礎とした知見の実践場面への応用(グループワーク)(A-3,A-4,A-8)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】第2回-第9回の授業を振り返り,動機づけのテーマを担当した者が中心となり調査結果に基づく提言を準備しておく。 (2時間) 【事後学習】グループでまとめられた討論結果を研究ノートに整理しておく。 (2時間) |
12 |
自由討論(3) 健康スポーツ心理に関する調査結果を基礎とした知見の実践場面への応用(グループワーク)(A-3,A-4,A-8)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】第2回-第9回の授業を振り返り,健康スポーツ心理のテーマを担当した者が中心となり調査結果に基づく提言を準備しておく。 (2時間) 【事後学習】グループでまとめられた討論結果を研究ノートに整理しておく。 (2時間) |
13 |
3つの領域における結論および用語の整理(A-8)(同時双方向型授業)
【事前学習】作成した報告書から重要な結論と用語をピックアップしておく。 (2時間) 【事後学習】統合された結論と重要な理論と用語の資料集作成を進めておく。 (2時間) |
14 |
グループ学修を通して,スポーツ心理学領域に関わる疑問点を解消する(A-8)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】自由討論の内容を整理した研究ノートを確認し,疑問点をあげておく。 (2時間) 【事後学習】グループ内で質疑応答した問題提起と解決案を研究ノートに整理しておく。 (2時間) |
15 |
これまでの授業内容のまとめと問題解決スキルの向上(A-8)(同時双方向型授業)
【事前学習】配布資料と研究ノートを通読して,第1回~第12回の授業内容を振り返る。 (2時間) 【事後学習】提示された主要な調査課題に対する取り組みを概観し,自らの問題解決のスキルを見直しておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 資料冊子「スポーツ心理学演習ワークブック」を配布する。配布は郵送により行う。その詳細は初回授業で連絡する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:2回の研究成果物(報告書)で評価(45%)、授業参画度:グループワークへの参画状況,成果物作成までの関与などで評価(30%)、プレゼンテーション資料のできばえから評価(25%) A-1,A-3,A-4の達成度はレポート,A-1,A-2,A-8の達成度は授業参画度およびその他から判定する。 |
オフィスアワー | オンラインを通しての質問は直接回答するか,次回のオンライン授業で解説する。 |