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体育学基礎演習1

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令和2年度以降入学者 体育学基礎演習1
令和元年度以前入学者 体育学基礎演習1
教員名 水落 文夫
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 体育学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 MLでの対面授業(12回)+同時双方向型授業(12回):Zoomによるライブ中継,および課題研究(3回) 
BlackboardのコースID: 木曜2限→20212410
授業概要 応用科学である体育学・スポーツ科学がカバーする学問領域を理解して,これから専門的に学ぶための基礎的スキルを身につけるように演習を行う。そして,体育学とスポーツ科学の対象となる課題について議論するための書く話すといったスキルを高める。
本演習では,近い将来に向けて身につけるべき基礎的スキルの中に日本語の文章作成とレポートの書き方が含まれ,さらに卒業後の将来に向けたキャリアデザインへの導入も含まれる。
授業のねらい・到達目標 体育・スポーツにおける諸問題をとりあげ,これらの問題を理解するための学ぶべき理論を説明できるようになる。実際に解明されている調査結果や研究知見を探索して,専門的な用語を使用しながら,読む人・聴く人・見る人が意味と意図を理解できるように,自らの文章や言葉で論じることができ,適正に工夫して伝えるためのスキルを高める。演習を通して,自らが獲得すべき資質や専門性を理解して,今後のキャリア形成への意識を高めていく。
この科目は,文理学部(学士(体育学))のDP・CP1,3,5に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる(A-1-2)。
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる(A-3-2)。
・新しい挑戦への計画を立て,準備することができる(A-5-2)。
授業の方法 授業の形式:【演習】
対面授業をMLを利用して行うことを基本とする。自宅で受講する場合は,Zoomによるライブ配信の同時双方向型授業となる。また,キャリア教育の授業を課題研究として3回行う。
対面および同時双方向の授業では,Blackboardへアップされた文書,イメージ,動画教材を視聴する。各授業で出題される課題について,主にPCを活用しながら学修し,提示された期日までにBlackboardを通してレポートを提出する。学修内容に関するプレゼンテーションは,主にZoomを利用した同時双方向型で進める。課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業開始時に提示する。
授業計画
1 授業のテーマや到達目標および授業の方法,配布資料の説明
レポートの文章(1) 正しい文章をつくるための基本的なルール(A-1)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認し,授業全体の流れを理解しておく。 (1時間)
【事後学習】配信資料「文章の書き方」の記述と演習内容を振り返り,悪い文章の典型を理解しておく。 (1時間)
2 レポートの文章(2) 正しい文章をつくるための留意点(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】配信資料「文章の書き方」を読み,自分の文章の問題点を改善する方策を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】1回目の小レポートを作成して翌週に提出する。配信資料「文章の書き方」の記述と演習内容を振り返り,良い文章の書き方を復習して,そのコツを習得しておく。 (2時間)
3 キャリア教育(1) 働くこと,体育・スポーツの専門性を活かす職業(A-1)(課題研究)
キャリアデザインに関する自己理解講座のライブ配信の視聴
【事前学習】日本および海外で働くことの価値と方法に関連する情報を集めておく。 (2時間)
【事後学習】働くことの多様性と準備について理解を深めておく。 (2時間)
4 キャリア教育(2) キャリアデザイン(A-3)(課題研究)
働くことの多様性と大学における準備について理解する
【事前学習】現状でイメージできる自らのキャリアデザインを書き出しておく。 (2時間)
【事後学習】職種の情報を含めて自らのキャリアデザインを形成してみる。 (2時間)
5 キャリア教育(3) インターンシップ(A-5)(課題研究)
自らの設定したキャリアデザインとそのためのインターンシップを関連づけて理解する
【事前学習】本学のインターンシップ制度を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】2回目の小レポートを作成して翌週に提出する。自らのキャリアデザインにおけるインターンシップの可能性を探ってみる。 (2時間)
6 レポートの文章(3) 他者の文章を添削する(文章の問題点を探し出し修正する)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】提示したテーマに関する500字程度の文章をA4用紙1ページに作成しておく。 (2時間)
【事後学習】3回目の小レポートを作成して翌週に提出する。添削された文章を振り返り,正しい文章とするためのポイントを確認しておく。 (2時間)
7 体育・スポーツの諸問題をさぐる(1) 体育学・スポーツ科学の領域(A-1)(対面授業+同時双方向型授業)
小中学生の身体機能の発達をテーマに科学的な情報を集める
【事前学習】新聞,TV,Webなどのメディアで話題となっている,あるいは関心のある身体機能発達に関わる問題を特定して資料にしておく。 (2時間)
【事後学習】配信された体育学・スポーツ科学の領域分類資料を振り返り,身体機能発達に関わる問題が,どのような学問領域と関連するのか確認しておく。 (2時間)
8 体育・スポーツの諸問題をさぐる(2) 体育学・スポーツ科学の諸問題の精査,科学情報の探索(A-5)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】特定した問題のキーワードを設定しておく。 (2時間)
【事後学習】Webに公開される文献データベースから,必要な文献および調査情報を検索してファイルを入手しておく。 (2時間)
9 体育・スポーツの諸問題をさぐる(3) 検索した文献の要旨を作成(A-3,A-5)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】文献要旨の構成を想定して,大まかな文章を記述しておく。 (2時間)
【事後学習】4回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。配信したワークシート「子供たちのためのエクササイズ」に文章を入力しておく。 (2時間)
10 子供たちのためのエクササイズをつくる(1) 発達段階を考慮した室内で行うエクササイズの構成(A-5)(対面授業+同時双方向型授業)
2・3人のグループで,発育期の身体機能の発達を考慮した室内で行うエクササイズをつくる
【事前学習】Webや書籍などから,子供のための運動について情報を集めておく。 (2時間)
【事後学習】グループワークの内容を踏まえて,作成するエクササイズの構成を考える。 (2時間)
11 子供たちのためのエクササイズをつくる(2) 構成したエクササイズの運動強度の評価(A-5)(対面授業+同時双方向型授業)
運動中の平均心拍数を測定し,カルボーネン法により運動強度の算出する
【事前学習】運動中の運動強度の評価方法を調べておく。 (2時間)
【事後学習】構成したエクササイズを楽しく実践するための工夫を考える。 (2時間)
12 子供たちのためのエクササイズをつくる(3) エクササイズの動画作成(A-5)(対面授業+同時双方向型授業)
【事前学習】BGMやコメントなどを組込むためのコンテンツを用意する。 (2時間)
【事後学習】完成したエクササイズ動画の紹介文を作成しておく。 (2時間)
13 プレゼンテーションの方法(1) エクササイズ動画の発表(A-3,A-5)(同時双方向型授業)
Aに所属するグループのプレゼンテーション(5分+質疑)
【事前学習】提示する動画とプレゼン手順を作成しておく。 (2時間)
【事後学習】発表を振り返り,プレゼンテーションの方法とスキルについて省察しておく。 (2時間)
14 プレゼンテーションの方法(2) エクササイズ動画の発表(A-3,A-5)(同時双方向型授業)
Bに所属するグループのプレゼンテーション(5分+質疑)
【事前学習】提示する動画とプレゼン手順を作成しておく。 (2時間)
【事後学習】発表を振り返り,プレゼンテーションの方法とスキルについて省察しておく。 (2時間)
15 プレゼンテーションの方法(3) エクササイズ動画の発表(A-3,A-5)(同時双方向型授業)
Cに所属するグループのプレゼンテーション(5分+質疑)
完成した動画を提出する
【事前学習】提示する動画とプレゼン手順を作成しておく。 (2時間)
【事後学習】これまでの課題についての省察内容をもとに,体育学・スポーツ科学を学ぶための基礎的スキルを認識しておく。 (2時間)
その他
教科書 印刷物の資料を配布する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:数回の小レポートの提出状況とその内容で評価(40%)、授業参画度:提示資料の視聴状況と,レポートや動画作成までのプロセス,動画プレゼンテーションの相互評価(60%)
A-1の達成度は授業参画度にて判定する。また,A-1,A-3,A-5の達成度はレポートと授業参画度にて判定する。
オフィスアワー Blackboardを通しての質問は直接回答するか,授業日までの資料に解説を載せる。

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