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スポーツ方法論(バレーボール)

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令和元年度以前入学者 スポーツ方法論(バレーボール)
教員名 水上 博司
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 体育学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業と一部オンデマンド型授業(実技授業の録画配信)
blackboard ID:前期火曜2限→20212392
授業概要 バレーボールのオーバーハンドパスとアンダーハンドパスといった基礎技術の習得を通じて、受講生間でお互いに指導し合うような関係性をつくり、チームワークの大切さとバレーボールの楽しさを追求する。とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する.なお対面授業と一部オンデマンド型授業(実技授業の録画配信)方式による授業を通して本授業のねらい・到達目標となる基礎技術の的確な習得に必要な知識の獲得を目指す。受講生の技術習得の水準は,スキルテストを実施し,確認する.
授業のねらい・到達目標 バレーボールのゲームに必要とされるアンダーハンドパスとオーバーハンドパスの直上パス技術と二人組の対面型パス技術において,どちらも回数でいえば100回以上は安定した連続パスができるようにする。こうした基礎技術の獲得においては,受講生間の教え合う・学び合うを生み出すコミュニケーションとチーム(グループ・班)の結束を通じて各技術の習得を目指す。バレーボールを通して、人間性を図り、スポーツマンシップ、マナーを身につけることを目的とする。中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を確立する.
この科目は文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,DP3,DP6,DP7及びカリキュラムポリシーCP1,CP3,CP6,CP7,に対応しています。なお,旧カリキュラム(スポーツ実習1)と新カリキュラム(スポーツ実習)のディプロマポリシーとカリキュラムポリシーは変更はなく,同じものである.
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる(A1-3)。
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる(A3-3)。
・さまざまな人々とのコミニュケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる(A6-3)。
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる(A7-3)。
授業の方法 授業の形式:【実技】
授業は「ねらい・到達目標」で課題とした二つのパス技術の習得のための1人(単独型)のトレーニング法と2人組(ペア型)のトレーニング法です.一人で行う直上パス,2人組で行う対人の連続パスです.それらのパス技術の習得のためのボールコーディネーショントレーニングは毎回の授業前,ウォーミングアップとして位置づけ行っていきます.各回の授業では,中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究するため,受講生には,どの程度の技術(スキル)まで習得してほしいのか,またどのような方法論を探究・開発すべきなのか,受講生に授業の目的を明確化させるため,デモストレーションを行いながらミニレクチャーを行います.受講生は,自分の技能レベルに応じて,どの程度の技術(スキル)習得を目指すのか,受講カードに目的を記した後,各々課題習得のための練習を行います.授業内では,練習風景や各回の技術習得課題を動画撮影し,その動画ファイルをblackboardから提出させ,同時に自分の動きの特徴を自己分析したものを入力・送信します.これで90分の授業が完了です.
本授業は総合体育館アリーナにて対面授業方式で行います.感染予防の観点からアリーナで受講できる人数・時間を制限します.1コマの受講生数が多い場合には,受講生のグループ分けをし,90分の1コマ授業時間内に,前半グループ,後半グループのように2グループに分散して受講するような方式をとります.その際,1グループの人数を約40名程度と想定しています.受講生は6つの班に分かれ,各コートの半面エリアで受講してもらいます.他のコート・班への移動を制限し,指定されたエリアで1人でのパス練習,2人組のパス技術の習得を目指します.使用するボールは,感染症予防のため除菌シートで消毒すると共に,受講生の手指消毒・ソーシャルディスタンスの確保など万全の予防策を講じた実技授業を行います.スキルテストは,授業実施者が確認・評価しますが,授業時間中に授業実施者のスキルテストが受けられなかった場合には受講生自身で授業時間中に動画撮影したものをブラックボードから提出できるようにします.一方,対面授業の受講が困難である受講生は,実際の対面授業の様子を動画撮影し,その動画をオンデマンド型方式でblackboardから配信しますので,それを視聴してもらいます.その上でバレーボールを自身で準備をするか,所定の手続きを経た後,ボールの貸与を受けてスキル課題を各自トレーニングし,その練習風景及びスキルテストの内容を自分で動画撮影をしてblackboardへ提出するようにします.本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間から1.5時間の学習を目安とします。
授業計画
1 初回授業は「オンデマンド動画配信」方式です.受講生はガイダンス動画を視聴し,自分が何グループ(どの班なのか)なのかを確認します.それがわかれば,第2回目以降,何時何分に総合体育館アリーナでの対面授業を受けるのかについて確認できます.そのほか,視聴動画では,対面受講時の感染予防策の確認,受講に際しての心構えや諸注意も行います.
【事前学習】日本バレーボール協会が公開しているバレーボールの基礎スキル習得のためのヒントを読んでおく(A-1) (30分時間)
【事後学習】バレーボール基礎スキルハンドブックを読んでおくこと(A-1) (30分時間)
2 本授業の対面授業がはじまります.この授業では,受講生に受講カードを配布し,基礎情報の記入と利用の仕方をレクチャーします.そのほか,再度対面授業時の感染症予防策を確認します.オーバーハンドパス技術獲得のためのコーディネーショントレーニング,とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック3ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (30分時間)
【事後学習】コーディネーショントレーニングのドリルメニューをやっておくこと。 (30分時間)
3 オーバーハンドパスの基本姿勢の維持と上半身と下半身の動きの協調動作の習得.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック4−5ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (30分時間)
【事後学習】オーバーハンドパスの基礎姿勢のポイントを整理してハンドブックの5ページに振り返りメモをしておくこと。 (30分時間)
4 さまざまな練習メニューをとおしてパスコントロールの正確性を高める.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック6−7ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (30分時間)
【事後学習】パスコントロールに必要な上肢の動きのポイントを説明できるようにする。 (30分時間)
5 チームビルディングメニューを取り入れたオーバーハンドパスの連続安定性の習得.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック8−9ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】チームビルディングメニューを通じて受講生から指摘された技術習得の弱点を説明できるようにする。 (45分時間)
6 オーバーハンドパスの弱点克服のためのチームビルディングトレーニング.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック10−11ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】チームビルディングメニューを通じて受講生から指摘された技術習得の弱点を説明できるようにする。 (45分時間)
7 オーバーハンドパスのスキルテスト.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック12−13ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】テスト時の動きをビデオで確認し、技術習得の改善点を説明できるようにする。 (45分時間)
8 アンダーハンドパスの基本姿勢と上半身と下半身の協調動作の習得と間違ったフォームの確認.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック14−15ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (30分時間)
【事後学習】アンダーハンドパスの基礎姿勢のポイントを整理してハンドブックの14ページに振り返りメモをしておくこと。 (30分時間)
9 正しいフォームを習得するためのさまざまな練習メニューをとおしてパスコントロールの正確性を高める.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック16−17ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】パスコントロールに必要な下肢の動きのポイントを説明できるようにする。 (45分時間)
10 3人組、4人組のアンダーハンドパスによるパスコントロールの連続安定性を高める.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック18−19ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】受講生から指摘された技術習得の弱点を説明できるようにする。 (45分時間)
11 3人組、4人組によるオーバーとアンダーのコンビネーショントレーニング.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック20−21ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】受講生から指摘された技術習得の弱点を説明できるようにする。 (45分時間)
12 アンダーハンドパスの弱点克服のためのチームビルディングトレーニングと陥りやすいスキル習得のつまづきを確認する.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を探究する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック22−23ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】チームビルディングメニューを通じて受講生から指摘された技術習得の弱点を説明できるようにする。 (45分時間)
13 アンダーハンドパスのスキルテスト(2人組の直上パスを取り入れた連続パス).(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック24−25ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】テスト時の動きをビデオで確認し、技術習得の改善点を説明できるようにする。 (45分時間)
14 アンダーハンドパスのスキルテスト(3人組の直上パスを取り入れた連続パス).(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック26−27ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】テスト時の動きをビデオで確認し、技術習得の改善点を説明できるようにする。 (45分時間)
15 オーバーハンドパスとアンダーハンドパスを組み合わせたチームビルディングと総括としてパス技術のスキル習得の段階的トレーニングメニューの確認.とりわけ中学生・高校生のバレーボールの授業において,どのような方法で指導をするのか,具体的な指導場面と中高生の技能水準を十分に考慮した方法論を開発する(A-6,A-8)
【事前学習】バレーボール基礎スキルハンドブック12−27ページを読んでおくこと(A-1,A-4) (45分時間)
【事後学習】テスト時の動きをビデオで確認し、技術習得の改善点を説明できるようにする。 (45分時間)
その他
教科書 使用せず
参考書 日本バレーボール協会・日本バレーボール学会編 『コーチングバレーボール(基礎編)』 大修館書店 2017年 第1版
授業時に指示する
成績評価の方法及び基準 授業参画度:パス技術(スキルテストの合否)の習得と受講カードでのリフレクション内容(100%)
オーバーハンドパスとアンダーハンドパスについて,各々指定されたパス技術(スキルテスト)習得テストへの合格が単位認定の条件となります.
オフィスアワー blackboard上のコメント欄に質問をしてください。
備考 バレーボールに適したウェア、シューズを着用すること。

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