文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 体育学科 > 野外実習（オーシャンスポーツ）
日本大学ロゴ

野外実習（オーシャンスポーツ）

このページを印刷する

令和２年度以降入学者 野外実習（オーシャンスポーツ）
令和元年度以前入学者 野外スポーツ実習（臨海）
教員名 野口　智博
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 体育学科
学期 前期集中 履修区分 選択必修
授業の形態 オンライン・オンデマンドによる事前講習と、対面による実技講習、1泊２日の現地講習、オンライン・オンデマンドによる事後課題と筆記試験により実施。
授業概要 体育・スポーツ指導者として不可欠な集団での野外水辺活動の体験と、自然環境への理解を深める。
授業のねらい・到達目標 授業のねらい：
１　遠泳やオーシャンスイムなどの体験から、プールとオープンウオーターの違いを理解し、対処方法を身につける。
２　着衣泳・ライフセービング体験などから、人命尊厳を旨とした野外教育を広めるための知識・泳力を身につける。
３　集団生活のマナーや、実習中の体調管理などから、体育・スポーツ指導者として必要な自己管理能力を身につける。
到達目標：
この科目は文理学部（学士（体育学））のDP及びCP1，4，5，8に対応しています。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて，自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる（A1-3）。
・問題を分析し，複数の解決策を提示した上で，問題を解決することができる（A4-3）。
・責任と役割を担い，新しいことに挑戦することができる（A5-3）。
・学修状況を自己分析し，その成果を評価することができる（A8-3）。
授業の方法 授業の形式：【実習】
泳力を基準にしたグループ分けを行い、海での有効な泳ぎ方（顔あげ平泳ぎ、横泳ぎなど）を習得する。後半には、能力別に定められた距離の遠泳や、ライフセービングの技術も体験する。
また、救急法、水泳に関する知識などの講義・筆記試験や、AEDを用いた救急救命法の実技も行われる。
履修条件 旧カリキュラムのスポーツ実習1、2（水泳）の単位を取得、または新カリキュラムのスポーツ実習、スポーツ方法論（水泳）の単位を取得見込みの者。 新カリのスポーツ方法論（水泳）では対面型の授業に参加することが望ましい。
授業計画
1 事前ガイダンスと講義　「水の特性と水泳学習の歴史」（オンライン）
【事前学習】実習のしおりを熟読し実習期間中のスケジュールやルールを認識すること（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】野外実習での注意事項と当日までの体調管理の重要性を認識しておくこと（A-8） （2時間）
2 事前講習　普通救命講習（オンライン）
【事前学習】テキストを熟読しAEDの利点を認識すること（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】テキストを再度振返り、AED利用時の注意点について理解を深めておくこと（A-8） （2時間）
3 事前講習　平泳ぎ（競泳の平泳ぎと、遠泳・サバイバルスイムでの平泳ぎの違い） 対面でのプール実習
【事前学習】泳ぎの違いを認識すること（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】泳ぎの違いを言語化して説明できるようにすること（A-8） （2時間）
4 事前講習　「水泳実技時の環境整備と保健衛生。体調管理および応急処置法」オンデマンド
【事前学習】海で起こり得る怪我について調べておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】手当の方法について各班でシミュレーションしておくこと（A-8） （2時間）
5 事前講習 海とプールの環境の違いと指導法　オンライン
【事前学習】海とプールの水質の違いを調べておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】海水で泳いだときの運動感覚をプールの時と比較し、海水の特徴を認識すること（A-8） （2時間）
6 事前講習　平泳ぎ（遠泳用の平泳ぎ）　潜行 対面でのプール実習
【事前学習】事前課題より隊列を組むことの意義を認識すること（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】遠泳のシミュレーションの結果をリフレクションし、次回の技術的課題を抽出しておくこと（A-8） （2時間）
7 事前講習　「野外水辺活動の価値とリスクマネジメント（事故や判例など）　オンデマンド
【事前学習】海浜で起こり得る事故や、想定される実習での「ヒヤリ・ハット」をワークシートに記入しておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】現地実習での注意事項をリフレクションしておくこと（A-8） （2時間）
8 事前講習　救助機材の利用法１　（対面でのプール実習）
【事前学習】SAPの使用法を動画で確認し、習得の注意事項を記して発表できるようにしておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】SAPの使用に必要な体力・技術要素を挙げ、自身での取り組み課題を発表できるようにしておくこと（A-8） （2時間）
9 事前講習　救助機材の利用法２　（対面でのプール実習）
【事前学習】レスキューボードの使用法を動画で確認し、習得の注意事項を記して発表できるようにしておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】レスキューボードの使用に必要な体力・技術要素を挙げ、自身での取り組み課題を発表できるようにしておくこと（A-8） （2時間）
10 事前講習　救助機材の利用法３　（対面でのプール実習）
【事前学習】レスキューチューブの使用法を動画で確認し、習得の注意事項を記して発表できるようにしておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】レスキューチューブの使用に必要な体力・技術要素を挙げ、自身での取り組み課題を発表できるようにしておくこと（A-8） （2時間）
11 現地での海浜実習　海浜清掃　各種泳法、立ち飛び込み　救助法
【事前学習】海浜での実習の注意事項を事前課題より記録しておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】体感した海での集団泳の面白さやここから学ぶべき点を記し、発表できるようにしておくこと（A-8） （2時間）
12 現地での海浜実習　海浜清掃　遠泳（平泳ぎ）　救助法
【事前学習】海浜での実習の注意事項を事前課題より記録しておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】体感した海での集団泳の面白さやここから学ぶべき点を記し、発表できるようにしておくこと（A-8） （2時間）
13 現地での海浜実習　OWS（オープンウオータースイミング・クロール）　救助機材の使用法の実習
【事前学習】海浜での実習の注意事項を事前課題より記録しておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】体感したOWSの面白さやここから学ぶべき点を記し、発表できるようにしておくこと（A-8） （2時間）
14 筆記試験および振返り（オンデマンド）
【事前学習】これまでの資料をまとめておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】試験で明確になった自身の課題を記し発表できるようにしておくこと（A-8） （2時間）
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める（オンライン）
【事前学習】自身が自然環境下での実習をマネジメントする際に注意すべき点、準備すべきことを挙げておくこと（A-4、A-5） （2時間）
【事後学習】自身の実習を振返り、良かった点、悪かった点、自身の今後の課題を抽出すること（A-8） （2時間）
その他
教科書 特になし
参考書 日本水泳連盟 『水泳指導教本』 大修館書店
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(30%)、授業参画度(60%)、実習中の生活態度や自己管理能力(10%)
実技課題：遠泳
筆記試験課題：「水泳概論および野外水辺活動の意義」「野外水辺活動中の体調管理および、危機管理について」（2科目）
オフィスアワー 「スポーツ実習（水泳）」「スポーツ方法論（水泳）授業日：（火）昼休み、プール事務室。
・連絡事項はBlackboardに掲載するので必ず確認願います。
・相談等があればメールにて随時対応します。
備考 ・対面授業に必ず参加して下さい。
・前期（5月末・昼休み）に行われるガイダンスおよび、事前講習に必ず出席すること。
・海での泳力不足による実習中断にならないよう，事前準備として補講やプール開放時に練習しておくこと。
・日程など詳細についてはガイダンスで説明する。
・ガイダンス欠席の恐れが生じた場合は、ガイダンス期日発表日より当日までの間に、本人もしくは代理の者が必ず書面をもって申し出ること。

↑このページのトップ