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教育学特殊講義3

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令和2年度以降入学者 教育学特殊講義3
令和元年度以前入学者 教育学特殊講義3
教員名 前川喜平
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業と同時双方向型授業(zoomによるライブ中継)の併用(学生はどちらの方法で出席してもかまわない)

同時双方向型授業には、下記のURLから入れます。
https://chs-nihon-u.zoom.us/j/2203297616
ミーティングIDは 220 329 7616、パスコードは 441816 です。
授業概要 教育制度及び教育政策における現代的課題について、文部科学省及び教育委員会での勤務経験をもとに、政治との関連や社会的な背景とともに解説する。
授業のねらい・到達目標 (1)現代日本の教育制度・教育政策の傾向と問題点を理解し、未来に向けて問題を解決する方策を見出すことができる。

(2)現代の教育制度に内在している過去からの負の遺産に気づき、その問題性を事実と論理に基づいて議論できる。(A-1-3)
   未来に向けてより良い教育政策はどうあるべきかについて、現在の社会通念にとらわれずに構想することができる。(A-5-3)
   
この科目は文理学部(学士(教育学)のDP及びCP 1,5 に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】

事前にBlackBoardで配信する教材・資料について、解説し、質問を受け、議論する。授業後、500字程度のリアクション(授業の感想)をメールで提出する。メールアドレスは「t0001786@stu.chs.nihon-u.ac.jp」

対面授業又は同時双方型授業に出席できない場合は、BlackBoardで配信する教材・資料を読んだ上で、BlackBoardで配信する課題をメールで提出する.課題は教材の最後に掲げてあるので、そのうち1つを選び、1000字程度にまとめる。
メールアドレスは「t0001786@stu.chs.nihon-u.ac.jp」
授業計画
1 1947年教育基本法と2006年教育基本法について【対面】(A-1-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、2006年法改正の前と後で何が変わり、何が変わらなかったかを確認する。 (3時間)
2 道徳の教科化と道徳教科書について【対面】(A-1-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、道徳教育の問題点を確認する。 (2時間)
3 教育勅語と國體思想について【対面】及び【同時双方向型】(A-1-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、教育勅語復活論に内在す問題を確認する。 (2時間)
4 学校における日の丸・君が代の指導について【対面】及び【同時双方向型】(A-1-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、日の丸・君が代の指導を求める国の政策の意図を考える。 (2時間)
5 校則と学習規律について【対面】及び【同時双方向型】(A-1-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、校則の在り方を考える。 (1時間)
6 部活動について【対面】及び【同時双方向型】(A-1-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、部活動を学校教育として行うことの意義と限界を確認する。 (2時間)
7 新自由主義と学校教育ー学校選択制と株式会社立学校【対面】及び【同時双方向型】(A-1-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、学校選択制と株式会社立学校の問題点について考察する。 (1時間)
8 コミュニティスクールと地域学校協働本部について【対面】及び【同時双方向型】(A-5-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、地域による学校運営の可能性について考察する。 (3時間)
9 政治教育と政治的中立性について【対面】及び【同時双方向型】(A-5-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、主権者を育てる政治教育の可能性について考察する。 (1時間)
10 就学義務と教育義務について【対面】及び【同時双方向型】(A-1-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、義務教育制度の問題点を整理する。 (2時間)
11 不登校とフリースクールについて【対面】及び【同時双方向型又は実地見学】(A-5-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、不登校問題の解決策を考える。 (2時間)
12 夜間中学について【対面】及び【同時双方向型】(実地見学に変更する可能性あり)(A-5-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、基礎教育の保障の在り方を考える。 (2時間)
13 インクルーシブ教育について【対面】及び【同時双方向型】(A-5-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、障がい者を包摂する教育システムと社会システムについて考察する。 (2時間)
14 朝鮮学校について【対面】及び【同時双方向型】(実地見学に変更する可能性あり)(A-5-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、日本人と在日コリアンとの共生を在り方を考える。 (2時間)
15 学校におけるマイノリティについて【対面】及び【同時双方型】(A-5-3)
【事前学習】教材・資料を通読し、課題について考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、マイノリティが尊重される教育システムについて考える。 (3時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 前川喜平 寺脇研 『これからの日本、これからの教育』 筑摩書房 2017年
木村草太編 『子どもの人権をまもるために』 晶文社 2018年
前川喜平ほか 『前川喜平 教育のなかのマイノリティを語る』 明石書店 2018年
前川喜平ほか 『前川喜平が語る、考える。』 本の泉社 2018年
参考書は、関心を深めた者が読むために掲げたものであるから、必ずしも読まなくてよい。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業で扱ったテーマの中から1つを選んで2000~3000字程度にまとめる。自分で考えたことを自分の言葉で書いているかどうかを評価する。(50%)、授業参画度:授業内での質問、議論、リアクションペーパーなどで評価する。(50%)
オフィスアワー メールやBlackBoardを用いて質疑応答を行う。

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