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アメリカの教育

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令和2年度以降入学者 アメリカの教育
令和元年度以前入学者 アメリカの教育
教員名 北野秋男
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 「課題研究」(Blackboardを通じた学習資料配信)として対応します.シラバス上に課題を明記します。追加の課題や資料、変更点などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。
授業形式の基本は、テキストを読んで簡単な復習テスト2回(7回目、13回目)、課題レポート2回(8回目・14回目)の課題に答えてもらいます。また、授業内容や課題に対する質問などある場合には、対面式やメールで個別に面接して説明します。もしも、何か特別な事情で課題が提出できない場合には、事前に申し出て頂ければ、最終回に提出することも認めます。
授業概要 アメリカの教育は日本と比べても多様で個性的です。また、人種・民族・階層・宗教・地域なども多様です。しかしながら、現代のアメリカ教育改革は能力主義・業績主義が横行し、貧富の格差も拡大しつつあります。本授業では、日本とも比較しながら、アメリカの現代の教育改革を中心に、学力向上政策の問題を中心として、今日の日米の教育改革のあり様を考えて見たいと思います。実は、アメリカの教育に追随する日本の学力向上政策も次第に米国型になりつつあり、アメリカの事例は日本の教育のあり様を考える上でも参考になるものです。
授業のねらい・到達目標 この授業は、日米の学力テスト政策の比較研究を多角的にな視点から検討します。特に。アメリカの学力テスト政策の動向も紹介し、日米の学力政策の差異も確認します。日米の教育に関する基礎的事項や用語から、日米の社会の基盤となる思想的・社会的な問題も深く考察します。日本のモデルとなったアメリカの教育を理解し、かつその差異性や類似性が理解でき、焦点化して、そうした内容をレポートにまとめる能力も養成することを目的にします。

この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP7,CP8に対応しています。
授業の方法 日米の学力テスト政策の違いを主として現代を中心に概観し、解説します。特に、アメリカにおける戦後の補償教育、多文化教育、学力テスト政策を日本との比較研究の視点も用いて、分かりやすく解説します。アメリカの社会に関する映画鑑賞もしてみて下さい(鑑賞した後の課題はありません)。定期試験は実施しませんが、各自で十分な学習をお願いします。提出された復習テスト・課題レポートに関しては、必ず講評を行います。各自、復習に役立て、さらなる理解に努めて下さい。テキストは北野秋男『日米のテスト戦略』です。シラバスに示した毎回の課題に沿ってテキストを熟読し、復習テスト・課題レポートを提出してください。解答も出しますので、各自で自己採点をお願いします。
履修条件 特になし。
授業計画
1 シラバスをよくお読みください。課題をシラバス上で明示します。復習テスト2回(7回目、13回目)、課題レポート2回(8回目・14回目)を提出してください。
何か特別な事情で課題が提出できない場合には、事前に申し出て頂ければ、最終回までに提出することも認めます。追加の課題や資料、変更などあれば、Blackboardで知らせます。テキストは『日米のテスト戦略』です。
【事前学習】シラバスの確認。テキストの目次を読み、テキストの内容や課題を理解する。 (2 時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること。 (2時間)
2 「はじめに」を読んで、本書内容や重要事項の確認をして下さい。日米の学力テスト政策の違いが何かを考えてみましょう。
【事前学習】テキストの「はじめに」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
3 アメリカは人種・民族・階層・宗教・地域など、日本よりははるかに多様です。こうしたアメリカ社会の歴史や現状を描いた「映画」を20点以上紹介します。各自、自由に、時間のある時に映画を鑑賞してみて下さい。鑑賞した後の課題はありません
【事前学習】アメリカの代表的な映画について、事前に調べ、その内容などを悪人しておいてください。 (2時間)
【事後学習】資料「映画」のリストから、自由に映画鑑賞をし、大切なシーンや問題点などを確認しておく。 (2時間)
4 第3章「危機に立つ」アメリカの教育を読んで、アメリカの学力低下の背景と改善策を考えてみましょう。
【事前学習】テキストの「第3章」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
5 第4章「アメリカの学力低下の要因と背景」を読んで、アメリカの補償教育や多文化教育政策について考えてみましょう。
【事前学習】テキストの「第4章」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
6 「第5章「モデル」となった日本の教育」を読んで、日本の教育のどこが優れてるいるのか、アメリカとの比較で検討してみましょう。
【事前学習】テキストの「第5章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
7 第1回「復習テスト」をBlackboadで出します。1週間程度で解答して下さい。範囲は、第3章から5章です。1週間後に解答を出します。各自で自己採点してください。
【事前学習】テキストの「第3~5章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】「復習テスト」の問題をテキストを使って再確認する。 (2時間)
8 1回目の課題レポートの提出:課題名「アメリカの学力低下の要因と背景を、まとめよう」
字数:3,000字程度。(A4・2枚以内。40字X40行で設定)。参考文献:テキスト3~5章
注意点:テキストをよく読んで答えること。テキストと関係のない、WEB上の資料などを参考にしたものは採点の対象にはなりません。
【事前学習】テキストの「第3・4・5章」をあらかじめ読んで、重要なポイントを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
9 1回目の復習テスト・課題レポートの講評を行います。指摘された問題点を確認し、次回の課題に備えると同時に、テキストを使って前半部分の復習をしておく。
【事前学習】テキストの「第3~5章」を再確認し、自分の課題レポートを再点検する。 (2時間)
【事後学習】テキストの「第3~5章」をもう一度、丁寧に読み直す。課題レポートで指摘された問題点を再確認する。 (2時間)
10 「第8章アメリカの地方教育改革とMCASテスト」を読んで、MCASテストの実施内容を確認してください。
【事前学習】テキストの「第8章」をあらかじめ読んで、重要なポイントを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
11 「第9章MCASの結果と教育アセスメント行政の展開」を読んで、MCASテストの問題点を確認してください。
【事前学習】テキストの「第9章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
12 「第10章日米のテスト政策の類似性と差異性」を読んで、日米のテスト政策の違いを確認してください。
【事前学習】テキストの「第10章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること (2時間)
13 第2回「復習テスト」をBlackboadで出します。1週間程度で解答して下さい。範囲は、第8章から10章です。1週間後に解答を出します。各自で自己採点してください。
【事前学習】テキストの「第8~10章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること。 (2時間)
14 2回目の課題レポートの提出:課題名「MCASテストの実施経緯とハイステイクス・テストとしての特色を4つ挙げて、その問題点を論じて下さい。」
字数:3,000字程度。(A4・2枚以内。40字X40行で設定)。参考文献:テキスト8~10章
注意点:テキストをよく読んで答えること。テキストと関係のない、WEB上の資料などを参考にしたものは採点の対象にはなりません。
【事前学習】テキストの「第8・9・10章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や思想は、復習として調べること。 (2時間)
15 2回目の復習テスト・課題レポートの講評を行います。指摘された問題点を確認し、次回の課題に備えると同時に、テキストを使って後半部分の復習をしておく。何か特別な事情で課題が提出できなかった場合には、事前に申し出て頂ければ、最終回に提出することも認めます。
【事前学習】テキスト全体をもう一度読み直し、最終課題を作成すること。 (2時間)
【事後学習】テキスト、復習テスト、まとめノートなどで、今後の学習の深化と拡充を確認し、学習計画を立案すること。 (2時間)
その他
教科書 北野秋男 『日米のテスト戦略』 風間書房 2015年 第2版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(20%)
2回の復習テスト、課題レポートの提出、および授業への参画度などにより、総合的に評価する。
オフィスアワー 質問や意見などあれば、メールにてお願いします。また、本館4階の北野研究室で授業内容や課題に対する質問などある場合には、対面式で個別に面接して説明します(要、予約)。北野のメール(ak0924@minuet.plala.or.jp)に送ってください。 
その場合は、必ず「科目名」「学科・学年・学生証番号・氏名」を明記した上で、質問内容を明確にして送信してください。
備考 何かの事情で期限内に課題が提出できない場合には、理由を申し出て頂ければ、最終回での提出も認めます。
何か不明な点や質問があれば、まずはメールにてお願いいたします.
追加の課題や資料、変更などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。

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