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令和元年度以前入学者 | 社会的企業論 | ||||
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教員名 | 工藤啓 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継) BlackboardコースID:2021社会的企業論(工藤啓・前・木2)→20212134 |
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授業概要 | 本講義では、近年注目される「社会的企業」について、その基本概念を学びます。また、社会的企業のケースおよび社会的企業で活躍するゲストの話を通じて、社会的企業を理解できるようにします。 担当教員は、現在、若者や子どもを支援するNPO経営者として、その実践とNPOマネジメントに努めるとともに、政府や国の委員会等でも有識者を務めています。 本講義では、社会的企業についての学び、自らの価値判断と他者との違いを議論や対話を通じて、社会課題の発見と解決への取り組む社会的企業の知識を習得します。 |
授業のねらい・到達目標 | 本講義では、社会的企業を俯瞰し、この社会に現存する社会課題の解決に対してどのような実践があるのかを理解します。 その上で、学生がどのようなキャリアを歩むにせよ、社会の一員として、多角的な視点を身に着け、社会課題の発見と具体的な解決方法の開発、および解決への寄与貢献の方法を考えることができるようになることが授業のねらいです。 本講義は「社会福祉学科ルーブリック」に基づき、憲章に定める自主創造「自ら道をひらく」領域に基づき、「さまざまな人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論ができる」および「学修活動において積極的にリーダーシップを発揮して、他者と協働して作業をすることができる」力を身に付けることを目標とします。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式【講義】 Zoomを活用した同時双方向型授業を予定しています。本講義を受講される方は最低限の環境設定をお願いします。通信回線が不安定なことや、映像や音声が途切れる可能性もあり、その際はチャットやBlackboardなどてフォローするようにします。 同時双方向型授業ですが、できるだけ一方的な講義にならないよう、ゲストを講義を組み合わせながら、学生のみなさんには質問や議論の場を提供できるようにします。 |
授業計画 | |
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1 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 ガイダンス(講義のテーマや到達目標および授業の方向性など)では、社会的企業という概念の成り立ちや背景を説明する。 【事前学習】シラバスの事前確認し、自らの講義の到達度を設定する (1時間) 【事後学習】第2回以降の講義に備え、社会的企業分野の言葉に慣れておく (3時間) |
2 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 総論[1]社会的企業における定義の確認:「社会的」という言葉について確認する 【事前学習】社会的企業における複数の定義を確認する (1時間) 【事後学習】社会的企業における「社会的」について考察を深めておく (3時間) |
3 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 総論[2]社会的企業における定義の確認:「企業」という言葉について確認する 【事前学習】「企業」とは何か、その定義や在り方について調べて整理しておく (1時間) 【事後学習】社会的企業と企業について、その際を整理する (3時間) |
4 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 総論[3]社会的企業における定義の確認:「社会的企業」と「企業」の境界線について 【事前学習】社会的企業と企業の境界線/線引きについて、自分の意見を整理しておく (2時間) 【事後学習】自らが関心を持つ社会的企業を講義で学んだ定義に基づいて調べる (2時間) |
5 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 ゲスト講義[1]社会的企業、設定課題と解決方法、実践活動について理解する 就労分野の社会的企業を予定 【事前学習】ゲスト講義のスピーカーが所属する社会的企業について概要を調べておく (2時間) 【事後学習】ゲスト講義で学んだ社会的企業の領域で活動する社会的企業/企業を調べ、整理する (2時間) |
6 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 視点[1]①社会的企業の持続可能性を担保するビジネスモデルを理解する 【事前学習】組織活動におけるビジネスモデルとは何かについて調べておく (2時間) 【事後学習】社会的企業におけるビジネスモデルと、営利企業のそれとの差異を整理する (2時間) |
7 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 ゲスト講義[2]社会的企業、設定課題と解決方法、実践活動について理解する 教育分野の社会的企業を予定 【事前学習】ゲスト講義のスピーカーが所属する社会的企業について概要を調べておく (2時間) 【事後学習】ゲスト講義で学んだ社会的企業の領域で活動する社会的企業/企業を調べ、整理する (2時間) |
8 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 視点[1]②社会的企業の持続可能性を担保する複数のビジネスモデルを考察する 【事前学習】自ら社会的企業であると認める組織のビジネスモデルを確認しておく (2時間) 【事後学習】複数のビジネスモデルについての学びから、講義では出なかったビジネスモデルを考察する (2時間) |
9 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 ゲスト講義[3]社会的企業、設定課題と解決方法、実践活動について理解する 環境分野の社会的企業を予定 【事前学習】ゲスト講義のスピーカーが所属する社会的企業について概要を調べておく (2時間) 【事後学習】ゲスト講義で学んだ社会的企業の領域で活動する社会的企業/企業を調べ、整理する (2時間) |
10 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 視点[2]①社会的企業のガバナンスを非営利組織(NPO法人)を事例に理解する 【事前学習】ガバナンスとは何かについて整理しておく (1時間) 【事後学習】非営利組織のガバナンスについて、関心のある非営利組織のガバナンスを複数調べて整理する (3時間) |
11 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 ゲスト講義[4]社会的企業、設定課題と解決方法、実践活動について理解する 児童福祉分野の社会的企業を予定 【事前学習】ゲスト講義のスピーカーが所属する社会的企業について概要を調べておく (2時間) 【事後学習】ゲスト講義で学んだ社会的企業の領域で活動する社会的企業/企業を調べ、整理する (2時間) |
12 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 視点[2]②社会的企業のガバナンスを営利組織(株式会社)を事例に理解する 【事前学習】非営利組織に対して、営利企業のガバナンスについて整理しておく (2時間) 【事後学習】営利企業のガバナンスについて、関心のある営利企業のガバナンスを複数調べて、整理する (2時間) |
13 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 ゲスト講義[5]社会的企業、設定課題と解決方法、実践活動について理解する 障がい分野の社会的企業を予定 【事前学習】ゲスト講義のスピーカーが所属する社会的企業について概要を調べておく (2時間) 【事後学習】ゲスト講義で学んだ社会的企業の領域で活動する社会的企業/企業を調べ、整理する (2時間) |
14 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 まとめ:これまでの総論およびワークショップ等を通じて理解を深めた二つの社会的企業についてを整理し、授業の理解度を向上させる 【事前学習】これまで講義内容を振り返り、疑問点をまとめておく (2時間) 【事後学習】自身の疑問点と他者の疑問点を比較整理する (2時間) |
15 |
【同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)】 学習内容の整理 到達度の確認 授業内試験と解説 【事前学習】これまでの復習・解説を振り返り総合的な理解に努める (3時間) 【事後学習】期末試験の「問い」に対して、自らの解について改めて反芻する (1時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:講義最終日に小論文形式のテストを行います(70%)、授業参画度:オンライン講義内のディスカッション(発言)内容とチャットリアクションで評価します(30%) 本講義は講師から生徒への一方的な授業形式ではなく、ワークショップやディスカッションを含めます。成績評価は、講義最終日の小論文の内容評価「授業内テスト」と、オンライン講義内のチャットリアクションおよびディスカッション(発言)の頻度や内容「授業参画度」の合算で行います。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて質疑応答を行います。 |