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社会保障論1

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令和2年度以降入学者 社会保障論1
令和元年度以前入学者 社会保障論1
教員名 白川泰之
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業とオンデマンド型授業、課題研究による(Blackboard)。
BlackboardコースID:20212091
授業概要 社会保障の全体像と沿革を学ぶとともに、公的年金制度、医療保険制度の内容とその課題、制度の動向について学ぶ。
授業のねらい・到達目標 本授業で扱う内容は、①社会保障制度の全体像(社会保障の理念や機能、体系、費用と財源)、②沿革(欧米及び日本における歴史的展開)、③公的年金制度(国民年金、厚生年金、制度の動向)、④医療保険制度(健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度、制度の動向)である。これら①から④までについて学び、その内容を説明できるようになる。
 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。

 新カリキュラム(令和2年度以降入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP及びCP1、2、3、4に対応しています。
① 社会保障制度の社会保障の理念や機能、体系、費用と財源、日本における沿革について理解し、社会保障の意義について説明できる(A-1-2)
② 欧米を中心とした社会保障の沿革を理解し、社会保障の意義について説明できる(A-2-2)
③ 公的年金制度、医療保険制度の概要を理解し、その役割を説明できる(A-1-2)
④ ①の各制度の現状について、理論的・批判的に思考し、説明できる(A-3-2)
⑤ ①の各制度が抱える具体的な課題を説明できる(A-4-2)
授業の方法 【授業の形式】講義
・各回について配布するレジュメに基づいて講義を行う(教科書は指定しない)。
・各回について、リアクションペーパーの提出を求める。質問内容については、まとめてBlackboardによりフィードバックする。
・各回について、Blackboard上で復習問題を出題する。
・対面授業の回に出席できない学生については、Blackboardによりオンデマンド型授業(レジュメと音声ファイル)として受講すること。
・提出物の提出方法等については、授業開始時に提示する
授業計画
1 ガイダンスとイントロダクション【オンデマンド型授業】
・ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業方法の説明)
・社会保障とは何か、社会保障とライフサイクル(A-1-2)
【事前学習】シラバスによって、授業のねらいや到達目標、各回の構成を確認する。また、この授業で学ぶことの目的意識について、自分の考えを整理してノートにまとめておく (1時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業を振り返り、事前学習でノートにまとめた履修の目的意識を再度整理する。 (2時間)
2 社会保障の理念と機能【オンデマンド型授業】
「福祉国家」と社会保障、基本的人権と社会保障について(A-1-2)
社会保障の主要な3つの機能について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
3 社会保障の歴史(1)-欧米における歴史的展開と戦前の日本の状況【オンデマンド型授業】
イギリスの救貧法、ドイツの社会保険、アメリカの「社会保障法」、イギリスの「ベヴァリジ報告」について(A-2-2)
戦前における日本の救貧施策と社会保険について(A-2-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
4 社会保障の歴史(2)-日本における戦後の社会保障の展開【オンデマンド型授業】
旧生活保護法から「福祉三法体制」への移行について(A-1-2)
国民皆保険・国民皆年金の確立、福祉元年金、「日本型福祉社会論」について(A-2-2)
 社会福祉基礎構造改革、社会保障・税一体改革について(A-2-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
5 社会保障の体系と構造【オンデマンド型授業】
 社会保障全体の体系・分類方法、社会保険と社会扶助の違いについて(A-1-2)
給付と負担の方法について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
6 社会保障の費用と財源【オンデマンド型授業】
ILO基準による社会保障の費用の推移と構成について(A-1-2)
社会支出の主要諸外国との比較について(A-2-2)
社会保障の財源とその構成について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
7 社会保障と経済【オンデマンド型授業】
国民負担率の定義と主要諸外国との比較について(A-2-2)
社会保障が経済に及ぼすプラス・マイナスの効果について(A-3-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
8 公的年金制度(1)【対面】
 国民皆年金と公的年金制度の全体像について(A-1-2)
年金制度の2つの財政方式とメリット・デメリット(A-4-2)
2019年財政検証の評価について(A-3-2)
年金制度の最近の動向について(A-4-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
9 公的年金制度(2)-国民年金の概要【対面】
保険者、被保険者の種別、保険料とその免除・猶予制度について、給付の要件と内容について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
10 公的年金制度(3)厚生年金の概要【対面】
 保険者、適用事業所、被保険者、保険料、給付要件と内容、離婚時年金分割について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
11 医療保険制度(1)医療保険制度の全体像と制度の動向【対面】
 国民皆保険と医療保険制度の全体像(A-1-2)
公費負担と強制加入の意義について(A-3-2)
医療保険に共通する金の流れについて(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
12 医療保険制度(2)-健康保険制度と国民健康保険制度の概要【対面】
健康保険制度の保険者、適用事業所、被保険者と被扶養者、保険料、保険給付の内容について(A-1-2)
 国民健康保険制度の保険者、被保険者、保険料、保険給付の内容について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
13 医療保険制度(3)-後期高齢者医療制度の概要と医療費の動向等【対面】
 高齢者向けの医療制度はなぜ必要かについて(A-3-2)
後期高齢者医療制度の保険者、被保険者、保険料、給付内容について(A-1-2)
 医療費の動向と医療費適正化について(A-3-2)
医療計画と医療提供体制について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
14 授業の振り返りとまとめ【オンデマンド型】
 これまで学んできた内容について、社会福祉士の国家試験を念頭にポイントとなるところを再度解説しながら確認する(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】第14回のレジュメを参考に授業を振り返り、今後の学びにどのように生かしていくかをノートに整理する。 (2時間)
15 授業の振り返りと社会保障制度に関する自分の考えのまとめ【課題研究】
提示されたテーマ・資料に基づいて、レポートを作成する。(A-1-2、A-2-2、A-3-2、A-4-2)
【事前学習】レポート作成に関連する必要な資料を読んで、考えを整理しておく。 (3時間)
【事後学習】事後に配布する解答のポイントにより、自分のレポートについて振り返る。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:第15回目の課題研究のレポートにより評価します。(60%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出状況で評価します。(20%)、復習問題の解答提出状況で評価します。(20%)
対面授業の回に参加できなかった学生の授業参画度は、Blackboardへのリアクションペーパーの提出により、参加した学生と同様に評価する。
オフィスアワー リアクションペーパーにより質問を受け付けるが、その他に質問等があれば、Blackboardメールで適宜受け付ける。

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