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令和2年度以降入学者 | 児童福祉論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 児童福祉論 | ||||
教員名 | 太田由加里 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1・2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型授業(録画授業配信)と一部対面授業、課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)を組み合わせる。 Blackboard コースID:2021207 |
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授業概要 | 今日の子どもを取り巻く家庭、地域、社会などの環境の変化を理解し、それを踏まえた児童福祉の基本的な事項を学ぶ。児童の定義や児童家庭福祉の対象、法による児童の年齢の相違などを把握する。特に日本及び諸外国の子どもに関わる歴史や法制度などを通して、子どもの権利擁護の在り方や児童福祉制度の基本的な考え方を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | ①児童が権利の主体であることを踏まえ、児童・家庭及び妊産婦の生活とそれを取り巻く社会環境について理解する。 ②児童福祉の歴史と児童観の変遷や制度の発展過程について理解する。 ③児童や家庭福祉に関わる法制度について理解する。 ④児童や家庭福祉領域における支援の仕組みと方法、社会福祉士の役割について理解する。 ⑤児童・家庭及び妊産婦の生活課題を踏まえて、適切な支援のあり方を理解する。 ⑥児童の定義、児童福祉の成り立ち、児童福祉法の仕組みなど基本的な知識を学び説明することができる。 ⑦子どもを取り巻く環境の変化やそれに伴う生活上の課題などを理解し、説明することができる。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)ではこの科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2,3,4及びカリキュラムポリシーCP2、3,4に対応しています。 ・学修から得られた幅広く豊かな知識と教養に基づいて、社会福祉学の役割を説明することができる(A-1-1)。 ・日本及び国際社会が直面している社会福祉学の役割を説明することができる(A-2-1)。 ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見することができる(A-4-1)。 |
授業の方法 | 授業の形式【講義】 オンデマンド授業と一部対面授業により、児童福祉の基礎的な知識や考え方を学び、課題に取り組むことで知識の定着をはかる。 ※対面授業に出席できなかった場合は、オンデマンド教材を視聴し、その内容に関するレポートを提出する。課題研究に関する採点結果とそれに対する教員からのコメントは、Blackboard内にてフィードバックする。 本講義では、事前・事後学習を核に2時間を目安とします。 |
履修条件 | 社会福祉士国家試験指定科目であるため、受験を希望する学生は履修することが必修となる。 |
授業計画 | |
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1 |
児童・家庭を取り巻く環境・家族形態・ライフサイクル・社会環境の変化(A-1-1)(オンデマンド型)
【事前学習】シラバスを事前に読み授業全体の流れを理解すること (2時間) 【事後学習】子どもをどのように捉えるか、その定義を理解する (2時間) |
2 |
児童・家庭福祉の展開-日本及び諸外国の歴史から学ぶ子どもの理解・児童観の変遷(A-2-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第1章を読み日本及び諸外国の子どもの歴史を理解する (2時間) 【事後学習】子どもに対する理解や児童観の変遷を把握しておくこと (2時間) |
3 |
児童福祉法、児童福祉の対象、児童の定義・家庭の定義など(A-1-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第1章を読んで児童の定義などを調べておくこと (2時間) 【事後学習】授業を踏まえたキーワードを理解しておくこと (2時間) |
4 |
児童虐待防止法、児童虐待・いじめなど(A-2-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第1章を読み児童虐待について調べておくこと (2時間) 【事後学習】テキスト第1章の復習を行うこと (2時間) |
5 |
児童の権利、家庭内DV(DV防止法など)(A-3-1)(対面授業とオンデマンド型)
【事前学習】テキスト第1章第2回を読み、子どもの権利条約について理解する (2時間) 【事後学習】児童憲章・児童権利宣言・児童の権利に関する条約などを把握すること (2時間) |
6 |
ひとり親家庭の現状(母子及び父子並びに寡婦福祉法)、母子保健法、売春防止法(A-3-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第2章を読み関連する箇所について調べておくこと (2時間) 【事後学習】児童福祉六法などの法律を把握すること (2時間) |
7 |
児童健全育成事業(遊びや地域の居場所)、次世代育成支援など(A-4-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第2章を読み次世代育成とは何かを調べておくこと (2時間) 【事後学習】少子化対策について整理すること (2時間) |
8 |
児童に関わる経済的支援、児童手当法(A-4-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第2章を読み児童手当について調べておくこと (2時間) 【事後学習】子どもに関わる経済的支援について整理すること (2時間) |
9 |
児童扶養手当法及び特別児童扶養手当法(A-1-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第3章を読み児童扶養手当などについて調べておくこと (2時間) 【事後学習】児童扶養手当や特別児童扶養手当について整理すること (2時間) |
10 |
児童・家庭福祉における組織及び団体の役割と実際(A-4-2)(対面授業とオンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第4章を読み福祉事務所などについて調べておくこと (2時間) 【事後学習】児童福祉に関わる行政について整理すること (2時間) |
11 |
児童・家庭福祉における専門職の役割と実際(A-5-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第4章を読み児童福祉専門職について調べておくこと (2時間) 【事後学習】子どもや家族に関わる専門職の役割と実際を把握すること (2時間) |
12 |
児童・家庭福祉における関連機関の役割と実際(A-5-1)(オンデマンド型)
【事前学習】テキスト第4章を読み関連機関について調べておくこと (2時間) 【事後学習】関連機関の役割と実際について整理すること (2時間) |
13 |
児童・家庭福祉における相談援助活動-児童相談所など(A-4-1)(対面授業とオンデマンド型)
【事前学習】テキスト第4章を読み児童相談所について調べておくこと (2時間) 【事後学習】児童相談所や福祉事務所等における児童福祉の実際を把握すること (2時間) |
14 |
授業内試験と解説-到達度の確認(A-1-1,A-2-1,A-3-1)(課題研究)
【事前学習】事前に明らかにした試験範囲について勉強してくること (2時間) 【事後学習】試験に関する解説を読んで理解を深めておくこと (2時間) |
15 |
総括-子ども・若者支援・関連する専門職など(これまでの復習、解説を行い、講義内容の理解を深める)(A-3-1,A-4-1,A-5-1)(課題研究)
【事前学習】試験における間違いを修正して知識を定着させる (2時間) 【事後学習】事前学習と同様に知識の定着と論述の省察を行う(A-8-2) (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 大溝 茂・太田 由加里 『児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度』 電気書院 2017年 第最新版 |
参考書 | 阿部彩 『子どもの貧困Ⅱ-解決策を考える』 岩波新書 2014年 生田久美子・安村清美 『「子ども人間学」という思想と実践』 北樹出版 2020年 太田由加里 『子どもを虐待死から守るために-妊婦健診・乳幼児健診未受診者から見えること』 ドメス出版 2011年 授業時に適宜紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:A-1,A-2の達成度は、児童福祉の基礎的な知識を問う問題と論述で構成する問題によって評価する(80%)、授業参画度:A-3,A-4,A-5の達成度は、オンデマンド教材内の課題に関する回答を踏まえて評価する。(20%) 対面授業に出席できなかった場合は、オンデマンド教材を視聴し、その課題のレポート内容により評価する。 |
オフィスアワー | 火曜日12:15~13:00 質問などはBlackboard内のメールにて適宜受け付ける。 |