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社会理論と社会システム

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令和2年度以降入学者 社会理論と社会システム
令和元年度以前入学者 社会理論と社会システム
教員名 後藤美緒
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 授業はオンデマンド型授業(音声付きPower PointをOne Driveで共有)12回、同時双方向型授業(Zoom)3回で構成されます。
月・4限 blackboard→20212074
授業概要 福祉学科で社会福祉を学ぶにあたり、なぜ福祉ではなく「社会」福祉なのでしょうか。ここで指し示される「社会」とはどのようなもので、私たちはどうやって触れることがあるのでしょうか。その意味を社会学という観点から考えていきます。
授業のねらい・到達目標 〈知識〉〈技能〉(A-2-2)
・社会の出来事や課題を、社会学の諸理論をもとに把握、整理できる(A-2-2)。

〈能力〉
上記の〈知識〉〈技能〉の習得を経て、以下の〈能力〉を育むことが目標である。
・社会の出来事や課題について関心を持ち、社会学の諸理論から説明することができる(A-2-2)。
・他者を理解し、配慮できる(A-3-2)。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP2・3及びCP2・3に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】
・講義形式でおこないます。毎回、授業時間内でワークシートを作成する作業があります。期限までに完成させて提出すること(評価の対象です)。
・各授業終了時に次回の授業テーマを告知します。ワークシート作業を円滑にし、また各回の理解を深めるため、各回のテーマに沿った事例やキーワードなどを3つ以上考えて授業に臨んむこと。
授業計画
1 イントロダクション:授業の概要と目標の説明、レポートについて【オンデマンド型】(A-3-2)
【事前学習】シラバスを熟読し、授業内での自分の課題を考える。 (1時間)
【事後学習】スケジュールとオフィスアワー、授業のすすめ方について確認する。 (1時間)
2 Doing Sociolgy(1):日常生活と社会学 【オンデマンド型】(A-3-2)
【事前学習】社会学のイメージを書き出してみる。 (2時間)
【事後学習】社会学とはどのような学問であるか、自分の言葉でまとめる。 (2時間)
3 本当に一人になることはある?:社会的行為と社会関係【オンデマンド型】 (A-3-2)
【事前学習】大学の授業が成立する要件を考える。 (2時間)
【事後学習】行為の類型についてまとめる。 (2時間)
4 人びとは集まって何をしているのか?:社会集団と組織【オンデマンド型】 (A-3-2)
【事前学習】自分が所属している集団をリストアップする。 (2時間)
【事後学習】社会集団の特性についてまとめる。 (2時間)
5 Doing Sociolgy(2):中間ヒヤリングおよびレポートの書き方、問いの立て方、調べ方【Zoomによる同時双方向型授業】(A-3-2)
【事前学習】レポート課題のテーマを考える (2時間)
【事後学習】 必要な文献を集める (2時間)
6 人生は一直線?:ライフコースとライフスタイル【オンデマンド型】(A-2-2)
【事前学習】自分と保護者のライフイベントを調べておく。 (2時間)
【事後学習】ライフコース概念の特性をまとめる。 (2時間)
7 どの層が減って/増えている?:人口構造と変化【オンデマンド型】(A-2-2)
【事前学習】人口変動についてどのような論点があるか調べておく。 (2時間)
【事後学習】自分の居住地の人口変動の特徴を調べ、まとめる。 (2時間)
8 家族ってどんな社会?:親密性、近代家族【オンデマンド型】(A-3-2)
【事前学習】家族の定義を考える。 (2時間)
【事後学習】講義を通して家族の定義についてどのように変化したかまとめる。 (2時間)
9 地域社会は誰が作る?:地域社会、コミュニティ【オンデマンド型】(A-2-2)
【事前学習】自分の居住地の広報誌を探し、読んでおく。 (2時間)
【事後学習】広報誌からみえる地域社会、自分が実感する地域社会についてまとめる。 (2時間)
10 コンビニのお弁当は誰が作っている?国際化【オンデマンド型】(A-2-2)
【事前学習】日本の「外国人」政策に関して、関連する省庁のHPを確認する。 (2時間)
【事後学習】日本の「外国人」政策を分類する。 (2時間)
11 福祉はどうやって決まる?:福祉国家、福祉レジーム【オンデマンド型】(A-2-2)
【事前学習】日本の福祉政策の担当省庁のHPを確認する。 (2時間)
12 社会問題はいかにして起こる?:社会問題、ラベリング【オンデマンド型】(A-2-2)
【事前学習】これまで見聞きした「社会問題」を3つ以上探してみる。 (2時間)
【事後学習】講義を踏まえて自分が関心を持った「社会問題」の特性をまとめる。 (2時間)
13 Doing Sociolgy(3):中間ヒヤリングおよびレポートでの問いの立て方、論じ方【Zoomによる同時双方向型授業】(A-3-2)
【事前学習】これまでの疑問点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】疑問点をもとにレポート課題に着手する。 (2時間)
14 私たちはメディアをどう使う?:情報化【オンデマンド型】 (A-2-2)
【事前学習】自分と保護者のこれまでのメディアとの接点を調べておく。 (5時間)
【事後学習】ライフイベントの変化と技術関心にもとづいて今後のメディアとの接点を考える。 (1時間)
15 振り返りとまとめ 【Zoomによる同時双方向型授業】(A-2-2)
【事前学習】第14回までの講義内容の復習をしておく。 (3時間)
【事後学習】身近な事例から現代社会の特質を整理する。 (2時間)
その他
教科書 教科書は特に指定しません。毎回、blackboardを通じてハンドアウトを事前に配布します。
参考書 授業では新書や論文などの関連文献を適宜紹介します。
また、関連する様々なデータベースも紹介します。
興味をもったテーマの文献を読むことと、授業で学んだ理論や考え方を通して現象を分析することにトライしてください。
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業参画度:毎回のワークシート(40%)
・授業内参画度は、毎回のワークシート(A41~2枚、締め切りは授業翌日の13:00迄)で評価します。
・身近な事例を社会学的な視点から発見し、自分の言葉で記述する力を養うためにワークシートの作成を重視します。力のこもったものを期待しています。

・レポートは学期末に作成するレポートを指します。締め切りは1月29日(金)23:59(時間厳守)、字数は2000字です。
毎回のワークシートを通して得られた発想や調査方法を踏まえた半期の集大成と位置づけます。
社会学に適した問いの設定、問いと答えの整合性、論理一貫性等で評価します。なお、初回の授業の他、5・13回の「社会学すること」において留意点を説明します。

・〆切に遅れた課題や白紙の提出物は評価の対象としません。


オフィスアワー blackboardのメール機能(ツール→Eメール送信)機能を使って連絡を取ってください。
備考 ・履修を考えている方は、初回の授業に参加してください。授業の構成やレポートで求めることをお伝えします。
・みなさんの関心や授業の進展を考慮して、適宜、順番と内容を変更することがあります。
・リアクションペーパーや授業内レポートにおいて、授業と関係ない内容や無意味と思える記述、代筆があった場合は厳しく対応します。

新しい授業形態が模索され、受講生の皆さんは不安をもっているかもしれません。しかし、私自身は新しい授業の在り方は、授業の内容とこれまでの経験を結びつける良い機会を提供すると捉えています。大学図書館が持つ回路は様々なデータベースへのアクセスを可能にしてくれます。自身の使える機器と機能を駆使して自ら調べてみましょう。そして、調べてことと授業を通して考えたことを文字化してみましょう。

シラバスは8月時点での方針です(21.08.28加筆修正)。

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