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ゼミナール1

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令和元年度以前入学者 ゼミナール1
教員名 松岡雅裕
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)
その他、メール活用も予定している。
Blackboard ID:20212012
授業概要 自己の研究テーマの分析と考察に役立つ「社会学理論・社会思想の発見!!」が、授業の柱となる。
そのためにも、様々な社会学理論の踏査が必要となってくるが、当ゼミナールでは、受講生の協働のなか、お互いにサポートし合えるような理論的踏査作業を行っていく。
授業のねらい・到達目標 <知識><技能>
各自の問題意識・研究テーマに対して、社会学的に厳密なアプローチができるようになるために、研究の足場・支えとなってくれる社会学理論・社会思想の発見に努める。
具体的には、現代社会学や社会思想の代表的な諸理論を検討しながら、そこに自己の研究テーマの分析にもっとも役立つ社会学理論・社会思想を見つけることを目標とする。。
同時に、実際にその理論や思想を活用して研究を進め、社会的現実を社会学的な視点で見ることができる、社会学的な視点で考察できることを目標に据える。
<能力>
上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。
・個人またはグループで設定した研究課題に取り組むために必要な情報や知識を収集し,それを分析に活かすことができる。(A-5-3: 挑戦力)
・相互に関心をもつ社会事象や社会問題に対し,社会学の枠組みや方法に即して議論することで,理解を深めることができる。(A-6-3: コミュニケーション力)
・積極的にリーダーシップを発揮し,適切な形で他者をサポートしながら,調査研究活動を進めることができる。(A-7-3: リーダーシップ・協働力)
・自身のみならず他者の学修状況を比較分析しながら,自身の改善につなげることができる。(A-8-3: 省察力)
この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5~8、およびカリキュラムポリシーCP5~8に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【ゼミ】
社会学理論・社会思想の検索・踏査作業、研究成果の発表(課題レポートの提出)、担当者(松岡)による講評と解説、個別研究指導等、必要に応じてあらゆる形式を採用していく。
ゼミナールのスタイルとしては、まず、現代社会学や社会思想の代表的な諸理論を考査し、自己の研究テーマの分析にもっとも役立つと考えられる社会学理論や社会思想を発見するように努める。
つぎに、実際にその理論や思想を用いて、自己の研究テーマがどのくらい深く正確に分析できるか考察する。
このような体験の中から、「社会学的に考え、分析する」という、大学生らしい、実社会でも役立つ専門的な思考習慣を身につけてもらいたいと思っている。課題レポートについては、翌週に解説・全体講評を行う。
授業計画
1 ガイダンス(年間授業計画の概要と読書ノートの作成について説明する)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマの確定と、年間を通じて取り組む読書ノート対象本を検索し、課題レポートを作成する。 (1時間)
2 研究テーマの検討と読書ノート対象本の確定(A-5-3)(A-8-3)
【事前学習】第1回授業で出した課題レポートを作成する。 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理する。 (1時間)
3 学説報告1(マルクスとテンニースの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】マルクス理論とテンニース理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
4 学説報告2(フロイトとデュルケムの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】フロイト理論とデュルケム理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
5 学説報告3(ジンメルとミードの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】ジンメル理論とミード理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
6 学説報告4(ヴェーバーとマンハイムの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】ヴェーバー理論とマンハイム理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
7 学説報告5(フロムとパーソンズの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】フロム理論とパーソンズ理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
8 学説報告6(ホルクハイマー/アドルノとレヴィ=ストロースの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】ホルクハイマー/アドルノ理論とレヴィ=ストロース理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
9 学説報告7(リースマンとマートンの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】リースマン理論とマートン理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
10 学説報告8(マクルーハンとベルの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】マクルーハン理論とベル理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
11 学説報告9(ゴッマルクスとベッカーの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】ゴッフマン理論とベッカー理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
12 学説報告10(ボードリヤールとブルデューの見解)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】ボードリヤール理論とブルデュー理論の概要を確認する。 (1時間)
【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 (1時間)
13 学説報告のまとめ(総括的解説と問題点の解明)(A-8-3)
【事前学習】取り上げた社会学理論に対する疑問点を確認する。 (1時間)
【事後学習】疑問点の解消内容を整理する。 (1時間)
14 先行研究の検索と精査(読書ノート作りの実践)(A-5-3)
【事前学習】自己の読書ノートの問題点を確認する。 (2時間)
【事後学習】明らかとなった先行研究命題を整理する。 (1時間)
15 先行研究に関する読書ノートの確認(読書ノートの第1回確認)(A-5-3)(A-8-3)
【事前学習】読書ノートの提出準備 (2時間)
【事後学習】指導された内容を整理する。 (1時間)
その他
教科書 なし
参考書 土井文博ほか 『はじめて学ぶ社会学』 ミネルヴァ書房
参考文献として手軽に入手でき、内容的にも明解で良質な解説書を受講生の研究テーマに沿って個別に紹介する予定である。
また、卒業研究に必要となる『社会学小辞典』についても紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:課題レポート(30%)、授業参画度(30%)、読書ノートの完成度(40%)
授業参画度は、課題レポートの問いかけに対する回答の適切さ、また、そこにおける分析の的確さで評価する。なお、学年末に卒業研究中間レポート(卒論代替課題)の提出を義務付ける。同様に、年間2回の読書ノートの確認も成績評価に影響する。
能力(A-5-3~A-8-3)の習熟度については、別途配布のチェック項目に基づき評価する。
オフィスアワー メールやBlackboardを用いて質疑応答を行う。
備考 ゼミの研究活動に必要となるため、松岡担当の学科専門科目「社会思想の基礎(前期開講)」と「社会思想の展開(後期開講)」、および総合教育科目「現代思想論/思想と文化2」の受講を必須条件とする。
初回講義開始までに、当該授業のBlackBoardのコース登録を行うこと。

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