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令和元年度以前入学者 | 理論・学説特殊研究Ⅱ | ||||
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教員名 | 堀内進之介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 下記の配分で、オンデマンド授業と課題研究を組み合わせる。 ※課題研究については、早い段階でBlackboard上に指示を出すので、第1回~12回までのオンデマンド期間中でも提出可とする。 12回:オンデマンド授業(音声付きPowerPoint(ないしは動画)による授業配信) 03回:課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) Blackboard コースID: 月曜3限→20211992 Blackboard ID: |
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授業概要 | ハーバーマスの思想の基本的な要点について、彼のいくつかの主要な業績を取り上げながら、特に民主主義および法パラダイムとの関わりを念頭に講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識・技能> ハーバーマスの思想の要点およびその軌跡を理解し、民主主義が直面する諸問題について原因や背景、改善策等を説明できるようになることを目的とする。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て,以下の<能力>を育むことが目標である。 日常生活から国際社会に至る現代社会の多層性と多様性を理解し,グローバル化する現代社会が抱える矛盾について,社会学における専門領域の観点から説明することができる(A-2-3: 世界の現状を理解し,説明する力)。 個人またはグループで設定した研究課題に取り組むために必要な情報や知識を収集し,それを分析に活かすことができる(A-5-3: 挑戦力)。 この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2、5及びカリキュラムポリシーCP2、5に対応しています。 |
授業の方法 | 授業形式【講義】 授業実施日(12回)は、Blackboard上に「音声付きPowerPoint(ないしは動画)」をUPし、オンデマンド授業とする。 ※上記の期間は、履修者は、Blackboard上にUPする資料に付された課題(Googleフォーム形式)を授業日の当日中に解くこと。 ※出題用のGoogleフォームには、質問を受け付ける欄も設ける。 課題研究も、Blackboardを通して出題し、3回実施する。 ※課題研究も、Googleフォーム上で回答できるように出題する予定である。 |
履修条件 | 履修制限: 履修希望者が過多となった場合は、以下の条件を充たした学生を対象に抽選を行い、履修者を決定する。 1) Blackboardのコース登録が完了している。 2)初回授業の授業内課題を提出している。 掲示板等で受講許可者は、Blackboardの掲示板で学籍番号を公示する。 |
授業計画 | |
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1 |
第1回 ガイダンス(授業テーマ・目標・授業方法などについて説明する) 【事前学習】シラパスをよく確認すること。シラパスに記載の入門書(『ユルゲン・ハーバーマス』『ハーバーマス』『ハーバーマスの社会理論』)など、どれか一冊に眼を通しておくことが望ましい。 (3時間) 【事後学習】配布資料に記載の専門用語の意味を、『社会学辞典』等を用いて再度確認のこと。 (1時間) |
2 |
第2回 ハーバーマスの挑戦:人物と背景、構図 【事前学習】シラパスに記載の入門書『ユルゲン・ハーバーマス』『ハーバーマス』の序章に目を通しておくことが望まれる。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、とくに全体構図の要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (1時間) |
3 |
第3回 哲学的・社会学的な基盤 【事前学習】シラパスに記載の『ハーバーマスの社会理論』および『ユルゲン・ハーバーマス』の序章に眼を通しておくことが望ましい。 (3時間) 【事後学習】配布資料を基に、伝統理論と批判理論がどのように違うのかを整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
4 |
第4回 批判理論の再構成 【事前学習】第二回、第三回で配布した資料を再度通読のこと。 (2時間) 【事後学習】要点を整理し、コミュニケーションに関して要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
5 |
第5回 ハーバーマス思想の軌跡 【事前学習】第四回で配布した資料を通読のこと。 (2時間) 【事後学習】『公共性の構造転換』の「1990年新版への序言」を読んでおくこと。 (2時間) |
6 |
第6回 伝統社会から近代へ 【事前学習】『ハーバーマスの社会理論』の2章に眼を通しておくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】特に福祉国家の台頭に関して要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
7 |
第7回 『公共性の構造転換』(議論の要点を把握する)(A-2-3、A-5-3) 【事前学習】東欧(民主化)革命について、ネット等を用いて調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、公共圏の変遷について再度確認のこと。 (2時間) |
8 |
第8回 コミュニケーションと社会的行為 【事前学習】『ユルゲン・ハーバーマス』の三章を読んでおくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料の要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
9 |
第9回 『コミュニケーション的行為の理論』(議論の要点を把握する)(A-2-3、A-5-3) 【事前学習】『ハーバーマス』の「コミュニケーション的行為の理論」を読んでおくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、コミュニケーション的行為について再度確認のこと。 (2時間) |
10 |
第10回 生活世界とシステム 【事前学習】『ハーバーマスの社会理論』の第四章を読んでおくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】福祉国家の衰退に関して要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
11 |
第11回 『新たなる不透明性』(議論の要点を把握する)(A-2-3、A-5-3) 【事前学習】『ハーバーマス』の「歴史家論争とドイツ統一」の項を読んでおくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、新しい社会運動について再度確認のこと。 (2時間) |
12 |
第12回 民主的法治国家論 【事前学習】『一冊でわかる ハーバーマス』の「政治、民主主義、法」の項を読んでおくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、法パラダイムについて再度確認のこと。 (2時間) |
13 |
第13回 『事実性と妥当性』(議論の要点を把握する)(A-2-3、A-5-3) 【事前学習】第12回に配布した論文を通読しておくこと。 (2時間) 【事後学習】法と道徳の関係について要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
14 |
第14回 ハーバーマスの諸議論が抱える難点について 【事前学習】『ユルゲン・ハーバーマス』の結論を通読しておくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を元に、特に第4回、第5回の内容を再度確認のこと。 (2時間) |
15 |
第15回 まとめ(これまでの学習内容を整理し、授業の理解を深める) 【事前学習】シラバスに記載の『ユルゲン・ハーバーマス』を通読しておくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】筆記試験に備え、特に第4回から第13回までの要点整理を行うこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は指定しない。 |
参考書 | 豊泉周治 『ハーバーマスの社会理論』 世界思想社 ジェームズ・ゴードン・フィンリースン 『一冊で分かる ハーバーマス』 岩波書店 マイケル・ピュージ 『ユルゲン・ハーバーマス』 岩波書店 ユルゲンハーバーマス 『公共性の構造転換』 未来社 ユルゲンハーバーマス 『コミュニケイション的行為の理論』 未來社 ユルゲンハーバーマス 『新たなる不透明性』 松籟社 ユルゲンハーバーマス 『事実性と妥当性』 未來社 小牧治 村上隆夫 『ハーバーマス』 清水書院 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:三回の課題レポート(60%)、授業内テスト:各回のオンデマンド配信資料に付された問いの解答の出来を評価する(20%)、授業参画度:オンデマンド配信資料の視聴と問いへの解答状況を評価する(20%) 上記にて評価します。 以上を踏まえ、A-2-3(世界の現状を理解し,説明する力)、A-5-3(挑戦力)の修得状況を評価します。 |
オフィスアワー | Blackboard上にUPする資料に付された課題(Googleフォーム形式)に、質問を受け付ける欄を設ける。重要な質問については、Blackboardを通じて、全体に回答する。 |
備考 | 【初回講義開始までに、当該授業のBlackBoardのコース登録を行うこと。】 シラバスの内容は履修生の学修の状況を考慮して、変更することもある。 履修希望者が多数となる場合は、抽選を行う。 |