文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会学科 > 福祉社会学
日本大学ロゴ

福祉社会学

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 福祉社会学
令和元年度以前入学者 家族社会学2
教員名 久保田裕之
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型授業(録画授業配信:Blackboard等)、および、同時双方向型授業(Zoom によるライブ中継)を併用(ワークショップ回のみ)


Blackboard コースID:20211971
授業概要 福祉社会学が扱う幅広い問題関心を取り上げながら、社会生活の諸局面を社会学的に考察するための基礎的な知識を身につける
授業のねらい・到達目標 福祉社会学は、社会福祉学とは異なり社会学的な観点から私たちの生活にアプローチする比較的新しい学問領域である。

この授業では、社会福祉学と福祉社会学の違いから出発し、福祉社会学が扱う幅広い領域を概観すると同時に、経験科学としての社会学的アプローチの特徴を理解できるようになることが目的である(A-2-2)。

同時にまた、「福祉」という論争的な題材を扱うことを通じて、常識を疑う批判的思考や、論証・議論のための論理的思考、具体的なレポート作成技術なども併せて身につける。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】

原則として、毎回ひとつのトピックについての講義を行ったうえで、授業コメントとリアクションを通じて理解を深める。最終的に、現代の家族にかかわる社会問題・社会現象の中から関心のあるトピックを選択して学期末レポート(A4で2-4頁程度)を執筆する。
履修条件 原則として、「現代家族論」を受講していること。あくまで原則なので、学科、学年、時間割の関係で履修条件を満たさない場合は
初回講義後にメールなどで相談すること。
授業計画
1 ガイダンス/「現代家族論」の振り返り/「現代家族論」レポート講評
【事前学習】シラバスを熟読するとともにガイダンス資料(動画)を参照し、質問・疑問を含むメモを作成しておく (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
2 準備講義:社会福祉学と福祉社会学
【事前学習】「社会福祉学と福祉社会学」の違いについて調べ、関連する事例と自分の意見をノートにまとめておくこと (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
3 福祉社会学の枠組み―理論と方法
【事前学習】教科書の該当箇所(I部総論)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
4 福祉社会学の原理と構想
【事前学習】教科書の該当箇所(I-1)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
5 福祉社会学へのさまざまなアプローチ
【事前学習】教科書の該当箇所(I-2)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
6 福祉社会学の方法(量的方法、質的方法)
【事前学習】教科書の該当箇所(I-3)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
7 福祉社会学の諸領域
【事前学習】教科書の該当箇所(II部総論)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
8 学期末レポート作成に関するワークショップ
【事前学習】学期末レポートの草稿を準備し、事前に提出しておくこと (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
9 ミクロからマクロへ
【事前学習】教科書の該当箇所(II-1)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
10 ライフコース
【事前学習】教科書の該当箇所(II-2)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
11 不平等、差別、階層、貧困
【事前学習】教科書の該当箇所(II-3)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
12 福祉政策と実践
【事前学習】教科書の該当箇所(III部総論)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
13 福祉政策の原理と政策基準
【事前学習】教科書の該当箇所(III-1)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
14 ケアと福祉実践
【事前学習】教科書の該当箇所(III-3)を読み、自分の考えをノートにまとめてくること (2h時間)
【事後学習】自分のノートと授業内容をもとに、質問や疑問を含めたコメントを作成して提出すること (2h時間)
15 まとめ:福祉社会学のこれから/学期末レポート相互チェック
【事前学習】学期末レポートの改訂版を執筆し、提出すること (2h時間)
【事後学習】学期末レポートの相互チェックと講評を踏まえて修正し、最終提出すること (2h時間)
その他
教科書 福祉社会学会 『福祉社会学ハンドブック』 中央法規. 2013年
教科書は授業で毎回用いるわけではないが、遅くとも2回目の授業までには入手し、毎回割り当てられた箇所を読んで予習してくること。
ネットなどで古本を購入してもかまわないが、その場合は版の新しさに注意すること。
参考書 武川正吾・森川美絵・井口高志・菊地英明 『よくわかる福祉社会学  ((やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ))』 ミネルヴァ書房  2012年
武川正吾 『福祉社会学の想像力 ( (現代社会学ライブラリー10) )』 弘文堂 2,01年
戸田山和久 『新版 論文の教室』 NHK出版会 2012年
福祉社会学に関心を持った受講生のために3冊を挙げておく。購入する必要はないが、期末レポート作成のために役立てて欲しい。
また、論文・レポートの書き方についての優れたテキストも挙げておくので、持っていない受講生はこの機会に購入しておくこと。
成績評価の方法及び基準 レポート:学期末レポート(複数回提出する)(55%)、授業参画度:毎回の授業コメント(45%)
学期末レポート(55%)、および、毎回の授業コメント(45%)をもとに総合的に評価する。
詳細は初回の授業ガイダンス、および授業中盤に配布する学期末レポート提出要綱で確認すること。
オフィスアワー 授業期間中の火曜4限
本館4階の久保田研究室
※大学に来られない場合は、教員のメールアドレスに直接問い合わせること

このページのトップ