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令和2年度以降入学者 | 社会学総合特講Ⅲ | ||||
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令和元年度以前入学者 | 観光社会学 | ||||
教員名 | 堀内進之介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 下記の配分で、オンデマンド授業と課題研究を組み合わせる。 ※課題研究については、早い段階でBlackboard上に指示を出すので、第1回~12回までのオンデマンド期間中でも提出可とする。 12回:オンデマンド授業(音声付きPowerPointによる授業配信) 03回:課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) Blackboard コースID: 月曜3限→20211964 |
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授業概要 | 1990年代後半に「グローバル化」という言葉が広く知られるようになってから、20年余りが経過した。その間、モノや情報だけでなく、人間もかつてない規模で移動するようになった。世界の観光客数は、昨年は13.2億人に達しており、この20年で2.5倍強になっている。こうした推移は、とりわけ渡航先の社会や経済に、正と負の両面で多大な影響をもたらしている。 そこで、この講義では、観光という社会現象を中心としながらもそれに捉われることなく、社会学や政治学などの理論的、実践的な研究を広く踏まえ、それらの影響について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識・技能> 観光という社会現象に伴う正と負の影響について理解し、それらの影響を改善または促進するための方策について説明できるようになることを目的とする。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て,以下の<能力>を育むことが目標である。 個人またはグループで設定した研究課題に取り組むために必要な情報や知識を収集し,それを分析に活かすことができる(A-5-3:挑戦力) この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5及びカリキュラムポリシーCP5に対応しています。 |
授業の方法 | 授業形式【講義】 7月第2週までの授業実施日(12回)は、Blackboard上に「音声付きPowerPoint」をUPし、オンデマンド授業とする。 ※上記の期間は、履修者は、Blackboard上にUPする資料に付された課題(Googleフォーム形式)を、原則、時間割通りの時間に解くこと。 ※出題用のGoogleフォームには、質問を受け付ける欄も設ける。 課題研究も、Blackboardを通して出題し、最終提出期限を8月第1週(具体日はおって通知)として3回実施する。 ※課題研究も、Googleフォーム上で回答できるように出題する予定である。 |
履修条件 | 履修制限: 履修希望者が過多となった場合は、以下の条件を充たした学生を対象に抽選を行い、履修者を決定する。 1) Blackboardのコース登録が完了している。 2)初回授業の授業内課題を提出している。 掲示板等で受講許可者は、Blackboardの掲示板で学籍番号を公示する。 |
授業計画 | |
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1 |
【オンデマンド授業】ガイダンス(授業テーマ・目標・授業方法などについて説明する)
【事前学習】シラパスをよく確認すること。また、できればシラパスに記載の入門書など、どれか一冊に眼を通しておくことが望ましい。 (2時間) 【事後学習】『よくわかる観光社会学』を通読することが望ましい。 (2時間) |
2 |
【オンデマンド授業】構造と変遷 ―観光という社会現象について
【事前学習】『よくわかる観光社会学』p.16-24を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、質問事項の有無を確認の上、観光がなぜ社会現象たり得るのかについて要点を再確認のこと。 (2時間) |
3 |
【オンデマンド授業】構造と変遷① ―観光の歴史について
【事前学習】『観光学の基礎』の「観光史外国編」を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、質問事項の有無を確認の上、観光の歴史について要点を再確認のこと。 (2時間) |
4 |
【オンデマンド授業】構造と変遷② ―観光の現在について
【事前学習】『よくわかる観光社会学』の第二部を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、質問事項の有無を確認の上、観光の諸形態について要点を再確認のこと。 (2時間) |
5 |
【オンデマンド授業】構造と変遷③ ―アクターについて
【事前学習】『よくわかる観光社会学』p.16-24を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、アクターとは誰かについて要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
6 |
【オンデマンド授業】構造と変遷④ ―観光の資源について
【事前学習】『観光学の基礎』の「観光資源と観光地の定義」を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、観光資源の社会的な意味について要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
7 |
【オンデマンド授業】利点と政策① ―地域と経済の振興について
【事前学習】『観光政策論』の「観光政策の意義と役割」を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、観光と地域経済の関わりについて要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
8 |
【オンデマンド授業】利点と政策② ―誘客政策について
【事前学習】『観光政策論』の「実施された観光政策の分析・評価」を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、国際観光政策の展開に関する要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
9 |
【オンデマンド授業】弊害と対策① ―自然・社会環境の悪化について
【事前学習】持続可能な開発に関して、『開発社会学』の該当項目を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、観光と環境の関係に関する要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
10 |
【オンデマンド授業】弊害と対策② ―社会・経済的基盤の改悪について
【事前学習】持続可能な開発に関して、『開発社会学』の該当項目を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、地域経済の観光依存の弊害に関する要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
11 |
【オンデマンド授業】理論と実践① ―観光への視座について(A-5-3)
【事前学習】『よくわかる観光社会学』p.82-110を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、社会学の主要概念と観光の関係について要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
12 |
【オンデマンド授業】理論と実践② ―開発援助と評価について(A-5-3)
【事前学習】『観光政策論』の第四章を通読することが望ましい。 (2時間) 【事後学習】配布資料を基に、持続可能性に関する要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
13 |
【課題研究】国土交通省『観光白書:第Ⅳ部 令和元年度に講じようとする施策 』を読み、観光のIT化としてどのような施策が講じられているかをまとめ、レポートを書く。
【事前学習】国土交通省『観光白書:第Ⅳ部 令和元年度に講じようとする施策 』を読みこむ。 (3時間) 【事後学習】国土交通省『観光白書 』は、IT化以外にどのような施策を講じているかも見ておく。 (1時間) |
14 |
【課題研究】アニメ「聖地巡礼」の可能性と課題について調べ、レポートを書く。
【事前学習】配布資料およびネットを用いて、アニメ「聖地巡礼」について調べておく。 (3時間) 【事後学習】具体的な取り組みを確認しておく(参考:https://animetourism88.com/ja/pg-tour) (1時間) |
15 |
【課題研究】映画『きたなかスケッチ』(沖縄県北中城村地域発信型映画) を観る。 観光振興という観点から、文化継承における世代間ギャップについてレポートを書く。 【事前学習】沖縄の文化について、下記のサイト等で確認しておくこと。https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/land/bunka/index.html (2時間) 【事後学習】映画の主題と要点をまとめ、質問事項の有無を確認のこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は指定しない。 |
参考書 | 恩田 守雄 『開発社会学―理論と実践』 ミネルヴァ書房 安村 克己ほか 『よくわかる観光社会学』 ミネルヴァ書房 溝尾良隆 『観光学の基礎』 原書房 寺前秀一 『観光政策論』 原書房 橋本俊矢哉 『観光行動論』 原書房 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:三つの課題レポート(60%)、授業内テスト:各回のオンデマンド配信資料に付された問いの解答(20%)、授業参画度:オンデマンド配信資料の視聴状況と問いの解答状況(20%) A-5-3の達成度については、期末試験およびレポートにて評価します。 |
オフィスアワー | Blackboard上にUPする資料に付された課題(Googleフォーム形式)に、質問を受け付ける欄を設ける。重要な質問については、Blackboardを通じて、全体に回答する。 |
備考 | 初回講義開始までに、当該授業のBlackBoardのコース登録を行うこと。 シラバスの内容は履修生の学修の状況を考慮して、変更することもある。 履修希望者が多数となる場合は、抽選を行う。 |