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マス・メディア論

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令和2年度以降入学者 マス・メディア論
令和元年度以前入学者 マス・メディア論
教員名 中森広道
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型(Blackboard)を基本とする。状況によっては課題研究やオンライン型(ZOOMなど)を併用する。回によって、予定していた授業形態を変更することもある。

Blackboard ID: 20211948
授業概要 テーマ:マス・メディア史 マス・メディア(新聞・ラジオ・テレビ・映画)の展開と特性
新聞・ラジオ・テレビ・映画といった「マス・メディア」について、その歴史と現状ならびに社会的機能について考える。インターネット(ネット)・SNSなどは「マス・メディア」ではなく「超域メディア」であるため、本講義では、ほとんど扱わない。メディアの歴史に関心のない学生にとっては、退屈な授業かもしれません。
授業のねらい・到達目標 <知識><技能>
①マス・メディアの歴史を踏まえて、メディア・情報を学ぶために必要な基礎知識と情報を社会学やその関連分野から考究する方法を習得することができる。
②マス・メディアが概観できるようにが理解できるようになることを目標とする。後期開講の「社会情報論」に連続する授業である。

<能力>

上記の<知識><技能>の習得を得て、以下の<能力>を育むことが目標である。
・多様なメディアによって形作られる現代社会におけるわたしたちの日常生活の中の諸課題について、メディアの歴史・変遷を踏まえ、メディア研究における多様な基礎理論を用いて説明することができる。
 (A-4-2: 問題発見・解決力)

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP4に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】
テレビ・ラジオ・新聞・映画などのマス・メディアの展開とその特性について、その社会的背景を踏まえて講義を行う。


本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。
履修条件 なし(ただし、履修希望者多数の場合は先着順とします)。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する。以下、予定)。
【事前学習】マス・メディアに関する資料を読む (2時間)
【事後学習】マス・メディアとインターパーソナル・メディア、超域メディアの違いを説明できるように復習する。 (2時間)
2 マス・メディアとは何か なぜ、ネット・SNSは「マス・メディア」とは言えないのか。(A-4-2)
【事前学習】マス・メディア関係の資料を読む (2時間)
【事後学習】「マス・メディア」という言葉や考え方の成り立ちについて、まとめておく。 (2時間)
3 新聞(1) 新聞のはじまりと普及過程
【事前学習】新聞に関する資料を読む (2時間)
【事後学習】(特に日本の)近・現代史について考える。 (2時間)
4 新聞(2) 新聞の特性
【事前学習】前回の内容を復習しておく (2時間)
【事後学習】日本の現代史とメディアについて考える (2時間)
5 放送(1) ラジオのはじまり なぜ日本では「公共放送」でラジオ放送が始まったのか(A-4-2)
【事前学習】ラジオに関する資料を読む (2時間)
【事後学習】(特に日本の)近・現代史とメディアについて考える (2時間)
6 放送(2) ラジオの普及過程 民間放送の誕生
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間)
【事後学習】日本の現代史とメディアについて考える (2時間)
7 放送(3) テレビのはじまり テレビジョンの開発から本放送開始まで(A-4-2)
【事前学習】テレビジョンに関するの資料を読む (2時間)
【事後学習】日本の近・現代史とメディアについて考える (2時間)
8 放送(4) テレビ(白黒テレビ)の普及過程
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間)
【事後学習】日本の戦後史とメディアについて考える (2時間)
9 映画(1) 日本映画の黄金時代(A-4-2)
【事前学習】映画に関する資料を読む (2時間)
【事後学習】日本の現代史(戦後~高度成長期)と映画について考える (2時間)
10 映画(2) テレビの普及と映画
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間)
【事後学習】高度経済成長期の日本と映画について考える (2時間)
11 放送(5) オリンピックと衛星中継
【事前学習】第7回・第8回の授業内容を復習する (2時間)
【事後学習】昭和39(1964)年の東京オリンピックについての資料を読む (2時間)
12 放送(6) カラーテレビの普及(A-4-2)
【事前学習】前回の授業を復習しておく (2時間)
【事後学習】テレビの普及率など、放送に関する統計データを調べる。 (2時間)
13 テレビ・ラジオ・新聞のそれぞれの独自性と今日のマス・メディア(1) テレビの普及とラジオの生き残り
【事前学習】マス・メディアの歴史について復習する (2時間)
【事後学習】テレビ・ラジオ・新聞の、それぞれの特性について整理する。 (2時間)
14 テレビ・ラジオ・新聞のそれぞれの独自性と今日のマス・メディア(2) テレビの普及と新聞の影響
【事前学習】新聞社と放送局との関係について考える (2時間)
【事後学習】新聞・テレビニュース・ラジオニュースの特性を考える (2時間)
15 テレビ・ラジオ・新聞のそれぞれの独自性と今日のマス・メディア(3) まとめ/マス・メディア離れ(A-4-2)
【事前学習】前回までの授業を復習する (2時間)
【事後学習】これまでの授業内容を整理する (2時間)
その他
教科書 使用せず
参考書 藤竹 暁・竹下俊郎 『図説 日本のメディア 〔新版〕 (NHKブックス)』 NHK出版 2018年
藤竹 暁 『環境になったメディア―マスメディアは社会をどう変えているか 改訂版 』 北樹出版 2008年
その他の参考書・資料は、授業中に紹介する。
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業参画度:小テスト・コメントなど(20%)
試験(期末)では、マス・メディア史と基本的なメディア研究の理論・概念を用いて説明することができるかどうかを評価する(A-4-2: 問題発見・解決力)。授業参画度は、授業内容をもとにメディアと近現代についての理解度と問題意識について、コメント(小テストの場合もある)の内容等(コメントは毎回求めない。不定期)で評価する(A-4-2: 問題発見・解決力)。
なお、試験(期末)を受験しなかった学生は、単位を認定しない。
オフィスアワー 授業中に伝える
備考 【初回講義開始までに、当該授業のBlackBoardのコース登録を行うこと。】
・初学者向けの授業。後期の「社会情報論」とあわせて1年で完結する内容ですので、できるだけ後期の「社会情報論」を続けて履修すること。
・後期の「社会情報論」については、受講希望者が多い場合、「マス・メディア論」の単位取得者を優先する。
・内容は「マス・メディア史」が中心。歴史に興味のない学生には退屈な内容かもしれない。テレビ・ラジオ・新聞・映画に関する話が中心の講義で、インターネットやSNSなどについては、前期は、あまり触れない。

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