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社会学演習

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令和2年度以降入学者 社会学演習
令和元年度以前入学者 社会学演習1
教員名 後藤範章
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 15回のうち10回をZoomによる同時双方向型(ライブ)授業、5回を教室での集中(対面)授業で行います。ZoomのURLなど詳細については、後藤演習のMLで伝えます。
授業概要 演習のテーマは、「ビジュアル社会学と都市社会学のシンクロナイズ ―映像フィールドワークの方法と実践―」です。学部のある下高井戸・桜上水地域で、社会学的映像フィールドワークをチームで行い、映像ドキュメンタリー作品(社会学的映像モノグラフ)を制作し発表することを“目指します”。
授業のねらい・到達目標 学部のある下高井戸・桜上水地域のヒト・コト・モノ(=地域資源)を発掘し、それを題材とする社会学的な映像ドキュメンタリーを制作し、内外に向けて発表することを“目指して”、そのための諸準備を行う演習です。1年次に養った社会学的リテラシー(社会学的に読み・書き・討論する作法や能力)のブラッシュアップを図ると共に、3・4年次の後藤ゼミナール(「東京」と「東京人」の社会学的研究)のプレ・ゼミとしての側面も合わせ持たせています。

本演習では、特に「自ら道をひらく力」(A-5-2挑戦力、A-6-2コミュニケーション力、A-7-2リーダーシップ・協働力、A-8-2省察力)を育んでいきます。また、この科目は、文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5~8及びカリキュラムポリシーCP5~8に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【演習・実習】
ビジュアル(映像)社会学と都市社会学の視点・方法・理論を学んだ上で(映像作品の鑑賞も行います)、いくつかのグループに分かれて、ビデオカメラやPC(映像編集ソフト)を駆使して本格的な映像作品制作に取り組む「準備」にあたります。取材・撮影・編集のノウハウ/テクニックを身につけるために、ミニ映像制作も行います。【【【正規の演習(前期)はここまで!】】「下高井戸・桜上水物語」制作を希望する学生が一定数(5名)以上いる場合は、後期に「自主ゼミ」(非正規の演習)を立ち上げて、作品の完成と発表を目指します。テーマは、地域文化、まちづくり、商店街の活性化、大学と地域との協働等々、「下高井戸・桜上水」に関わることであれば何でもあり、です。映像作品が完成したら、学内で開催する上映会(シモタカ・ジョースイ映像祭)と後藤研究室のウェブ上で公開します。
授業計画
1 ガイダンス――演習の進め方と年間スケジュールの決定 <ライブ授業>
【事前学習】指定教科書に一通り目を通して、概要をつかんでおくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
2 「下高井戸/桜上水」の社会学的研究のために――過年度の「下高井戸/桜上水物語」の視聴と制作にあたった学生との交流(A-6-2) <ライブ授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
3 「世田谷」の社会学的研究のために――都市社会学と映像(視覚)社会学の視点・方法・理論(A-6-2、A-8-2) <ライブ授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
4 映像表現とドキュメンタリー――TVドキュメンタリー番組やドキュメンタリー映画の視聴と討議(A-6-2、A-8-2) <ライブ授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
5 映像作品づくりのプロセス(1)――①企画:提案・採択・仮構成―→②取材:リサーチ・再構成・本取材・撮影・追加撮影(A-5-2、A-6-2、A-7-2、A-8-2) <ライブ授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
6 映像作品づくりのプロセス(2)――③編集と仕上げ:キャプチャから書き出しまで―→④発表:作品の公開(A-6-2、A-7-2) <ライブ授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
7 映像作品づくりのソフト(Adobe Premiere ProまたはDaVinci Resolve)の使い方とノウハウ(実習を含む)(1)――映像・音声データの取り込み(キャプチャ/入力)、編集:素材の吟味とシーケンスの構成・トリミングなど(A-6-2、A-7-2) <ライブ授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
8 映像作品づくりのソフト(Adobe Premiere ProまたはDaVinci Resolve)の使い方とノウハウ(実習を含む)(2)――演出:トランジション・エフェクト・モーション設定・合成・カラー補正など、タイトル・テロップ・エンドロールの作成、BGM・ナレーションの作成、作品の書き出し(出力)(A-6-2、A-7-2) <ライブ授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
9 現地に入っての調査(取材)(A-5-2、A-6-2、A-7-2、A-8-2) <ライブ授業>
【事前学習】調査できるように下準備しておくこと (1時間)
【事後学習】調査を振り返って、今後に生かすこと (1時間)
10 調査の成果発表と企画書の作成(A-5-2、A-6-2、A-7-2、A-8-2) <ライブ授業>
【事前学習】調査の成果を整理し、企画書に反映する (1時間)
【事後学習】プレゼンテーションの準備をしておくこと (1時間)
11 企画案のコンペ――社会学的視点や実現可能性等も加味して2,3点を選考し、ディレクター(=企画者)を決定(A-5-2、A-6-2、A-7-21) <集中授業>
【事前学習】企画案を制作し発表の準備をしておくこと (1時間)
【事後学習】チームの編成と作品の制作に向けて、あれこれを考えを巡らせること (1時間)
12 チーム編成とチーム別会議――仮構成、役割分担(ディレクター以外に、撮影担当、音声担当、照明&ナレーション担当、音響効果担当、編集担当など)、行程表などを決定(A-5-2、A-6-2、A-7-2) <集中授業>
【事前学習】もろもろの準備にあたっておくこと (1時間)
【事後学習】チームでよく話し合うこと (1時間)
13 ビデオ撮影のイロハとテクニック及び撮影実習(ガンマイクやレフ板などの使い方を含む)(A-6-2、A-7-2) <集中授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】チームでよく話し合うこと (1時間)
14 映像制作実習(ビデオ撮影・編集)(1)(A-5-2、A-6-2、A-7-2、A-8-2) <集中授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】チームでよく話し合うこと (1時間)
15 映像制作実習(ビデオ撮影・編集)(2)(A-5-2、A-6-2、A-7-2、A-8-2) <集中授業>
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】チームでよく話し合うこと (1時間)
その他
教科書 安岡卓治 『ドキュメンタリー映像制作の作法』 玄光社 2019年
教科書は必須です。必ず入手して下さい。
参考書 南出和余・秋谷直矩 『フィールドワークと映像実践-研究のためのビデオ撮影入門-』 ハーベスト社 2013年
キャロライン・ノウルズほか(後藤範章監訳) 『ビジュアル調査法と社会学的想像力ー社会風景をありありと描写するー』 ミネルヴァ書房 2012年
山登義明 『ドキュメンタリーを作る―テレビ番組制作・授業と実践』 京都大学学術出版会 2006年
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度:演習への参画度と貢献度(70%)
演習への参画度・貢献度、レポートなどを総合して評価します。対面で行う演習(集中授業)に参加できない場合は、それに見合った課題に取り組みレポートを提出することで代替します。
以上を踏まえ、A-5-2(挑戦力)、A-6-2(コミュニケーション力)、A-7-2(リーダーシップ・協働力)、A-8-2(省察力)の修得状況を評価します。
オフィスアワー 個別の相談に関しては、まずメールをngotoh@chs.nihon-u.ac.jp宛に送って下さい。メールもしくはオンラインでやり取りするようにします。
備考 MLを組んで、メールでの連絡ややり取りを行います。9月12日(日)~14日(火)に、国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)で後藤ゼミとの合同ゼミ合宿(2泊3日)を実施します。

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