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令和2年度以降入学者 | データ収集・分析法入門 | ||||
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令和元年度以前入学者 | データ収集・分析法入門 | ||||
教員名 | 菊池真弓 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 主としてオンデマンド型の遠隔授業(Blackboardを通じたスライド資料配信)+課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信・提出)+一部対面授業を組み合わせる。 BlackboardコースID:火曜3限→20211921 |
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授業概要 | 社会の現状や人々のものの考え方を把握するために、社会調査はなくてはならないものです。調査結果のデータは、社会学の研究のみならず、企業の経営判断や政策立案などの場面で、ますます重視されるようになっています。本授業では、社会調査の手法の中でも調査票調査を中心に据えて、調査の企画・設計からデータの収集、データの整理、集計、分析、そして結果のまとめと公表に至るまでの一連の流れを解説します。また、質問文の作成やデータの分析に関する作業を随時取り入れて、統計的調査の基本的な地域・技術の習得を目指します。<「社会調査士コース」の必修7科目の1科目> |
授業のねらい・到達目標 | <知識・技能> 批判的思考力、論理力、問題発見・解決能力を養うことが授業のねらいです。そして、現代社会に対する批判的な思考力を身につけ、対話と議論を通じて社会問題を抽出するための論理力を養うとともに、解決のため様々な手段を習得することを到達目標とします。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。 ・目に見えない社会事象や問題の性質を可視化する道具としての社会学理論や社会調査の重要性を説明することができる。(A-3-1 論理的・批判的思考力) ・多様なメディアによって形作られる現代社会におけるわたしたちの日常生活の中の諸課題について、社会学理論や社会調査を用いて発見することができる。(A-4-1 問題発見・解決力) *この科目は文理学部(学士(社会学)のDP及びCP3~4に対応しています。 |
授業の方法 | ※授業の形式【講義(オンデマンド型+一部対面授業)】 ※授業実施日までに、Blackboardを通じて、学習資料を配信する。また、受講者状況に応じて一部対面授業を取り入れる(対面授業の詳細日程についてはBlackboardの連絡事項などを通じて行います)。受講生は、(1)その教材に基づき、学修すること、(2)課題を解き、期日までにBlackboardで提出すること、(3)課題についての振り返りは、次回授業の冒頭などで行うので、復習すること、(4)質問があれば、Blackboardの掲示板および教員用メールで問い合わせる(適宜、教員からフィードバックを行う)。ワークシートや課題レポートについては、採点・記述のポイントを提示しつつ、コメント・解説をする。 |
履修条件 | ※履修者は、必ずBlackboardのコース登録を行うこと。 ※初回授業において成績評価・一部対面授業の出席の仕方などについて説明します。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の内容や到達目標・評価基準、社会調査の目的 (オンデマンド型授業+課題研究)(A-3-1)
【事前学習】シラバスを確認し、授業全体の流れを理解する (2時間) 【事後学習】身近な統計データの実例を調べる (2時間) |
2 |
調査企画(問題意識と調査テーマの具体化)(オンデマンド型授業+課題研究+対面授業) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第4章第1節」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】調査の企画について考える (2時間) |
3 |
調査目的と調査票調査の方法(目的に応じた方法の選択)(オンデマンド型授業+課題研究) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第6章第1節」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】調査方法のメリット、デメリットについて考える (2時間) |
4 |
調査設計と仮説の構築(命題と仮説、操作的定義)(オンデマンド型授業+課題研究+対面授業) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第3章」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】仮説を作ってみる (2時間) |
5 |
質問文・調査票の作り方(オンデマンド型授業+課題研究) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第4章第2節~第4節」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】調査票の質問文について考える (2時間) |
6 |
質問文作成の実際(オンデマンド型授業+課題研究+対面授業) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第4章第2節~第4節」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】質問文を作ってみる (2時間) |
7 |
サンプリング法(全数調査と標本調査、無作為抽出の意義)(オンデマンド型授業+課題研究) (A-3-1)
【事前学習】教科書「第5章」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】均質なデータを得る条件について考える (2時間) |
8 |
無作為抽出法の理論と実際(基本誤差、標本数)(オンデマンド型授業+課題研究) (A-3-1)
【事前学習】教科書「第5章」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】誤差を把握する (2時間) |
9 |
調査の実施方法(調査票の配布・回収法、協力依頼)(オンデマンド型授業+課題研究+対面授業) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第6章・8章・9章」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】調査の実施方法について考える (2時間) |
10 |
データ分析のための基礎統計量(オンデマンド型授業+課題研究) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第7章」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】データ分析のための基礎統計量について考える (2時間) |
11 |
データの整理(エディティング、コーディング)(オンデマンド型授業+課題研究) (A-3-1)
【事前学習】教科書「第6章第2節」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】エディティング、コーディングについて考える (2時間) |
12 |
データ分析の基本、単純集計、クロス集計(オンデマンド型授業+課題研究) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第7章第1節」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】クロス集計のデータを分析してみる (2時間) |
13 |
データの分析:誤差、検定、相関、質的データの整理と分析 (オンデマンド型授業+課題研究)(A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「第7章第2節~4節」「第9章」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】誤差、検定、相関、フィールドノートの必要性について考える (2時間) |
14 |
調査結果のまとめ方(公表・報告書の作成)(オンデマンド型授業+課題研究) (A-3-1、A-4-1)
【事前学習】教科書「実習と実践」を事前に確認する (2時間) 【事後学習】報告書に必要な要素を上げる (2時間) |
15 |
社会調査の意義(全体のまとめ)
【事前学習】第1回から第14回までに学んだ内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】今後の社会調査の意義について考える (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 大谷信介・後藤範章・小松洋・木下栄二 『新・社会調査へのアプローチ』 ミネルヴァ書房 2013年 |
参考書 | 適宜、授業内で紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末課題レポート(30%)、授業参画度:ワークシート、小レポート、Blackboardでの授業ふりかえりなどの授業参画度(70%) ※対面授業に参加できない学生への対応:Blackboardで個別課題を提出することで評価する。 ※以上を踏まえ、A-3-1(論理的・批判的思考力)、A-4-1(問題発見・解決力)の修得状況を評価します。 |
オフィスアワー | 質問は、随時、Blackboard(掲示板)または教員メールで受け付け、随時フィードバックを行う。また、レポート課題のフィードバックは、個別に行う。 |
備考 | 初回講義開始までに、当該授業のBlackboardのコース登録を行うこと。 |