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ドイツ文化講義2

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令和2年度以降入学者 ドイツ文化講義2
令和元年度以前入学者 ドイツ文化講義2
教員名 大石紀一郎
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 Zoomによる同時双方向型のオンライン授業。
ZoomミーティングのURLはBlackboardで連絡する予定。
シラバスに記載した各回の内容はやむを得ず変更することがある。
授業開始までにBlackboard コースID: 20211788,   コース名:2021ドイツ文化講義2(大石紀一郎・後・水3)に登録しておくこと。
授業概要 近現代ドイツにおいて重要となったキーワードを元に、政治・社会・文化・思想の展開と関連づけて解説し、現代ドイツを理解するために必要となる知識を具体的な歴史的事例を取り上げて講義する。
授業のねらい・到達目標 ・現代ドイツを理解するために必要となる、ドイツ語圏の政治・社会・文化・思想についての基礎知識を具体的な歴史的文脈に関連づけて理解できるようになり、さらに発展的なテーマに取り組むための枠組みや背景知識を自ら学んで準備できるようになる。
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、ドイツ語圏の言語文化、さらにそこから見えるヨーロッパ文化の様相を説明することができる。(A-1-2)
・現代社会におけるドイツ語圏文化、ヨーロッパ文化の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2)
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる。(A-8-2)
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1, 2及びカリキュラムポリシーCP1, 2に対応しています。
授業の方法 講義形式をとり、重要な用語・事項をワープロで書いて板書の代わりとし、画面共有で提示する。
板書した以外の解説も含めて、詳細なノートを取って受講すること。
Zoomの同時双方向配信で行うが、セキュリティ維持のため、待合室を設定し、自分の氏名のフルネームを表示していない者は基本的に参加を認めないので、アカウントの作成にあたり注意すること。授業中に質疑応答を行う場合もある。
視聴のための機器としてはノートPC、せめてタブレット(キーボード接続を推奨)が望ましく、スマホは制約が多いためにあまりお勧めできない。ノートの整理や試験の答案の記入は、やむを得ない場合を除いては基本的にワープロソフトのWordを用いることを求める。オンライン授業においては、情報機器やソフトの扱いも履修するための重要な技能となるので、各自で向上を図ってほしい。
接続環境としては、固定高速回線が有線またはルーターでWiFi接続される環境を推奨する。モバイルWiFiルータ(WiMax、ポケットWiFiなど)の場合は、月50GB程度以上の通信料を速度制限無しで使用できることが望ましい。
授業計画
1 今学期からの履修者のためのガイダンスを短時間行う。
ドイツ史における「統一」の諸問題を解説する。(A-1-1, A-2-1)【同時双方向型】
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること(A-5)。 (2時間)
【事後学習】受講についての注意をよく理解し、ドイツの「統一」についての理解を履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
2 「統一」と「自由」というテーマの関係について歴史的比較を行う。(A-1-2, A-2-2)【同時双方向型】
【事前学習】19世紀と20世紀の歴史的条件の違いについて調べておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】解説された歴史的展開とその背景について履修者の間で理解を整理しておくこと(A-6)。 (2時間)
3 19世紀における「芸術」とその社会的役割の変化について解説する。(A-1-1)【同時双方向型】
【事前学習】芸術についての自らの理解を確認し、関心のある事象について調べておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】芸術の歴史的変化について履修者相互で理解を整理しておくこと(A-6)。 (2時間)
4 「芸術」の自律化と市民社会との関係について解説する。(A-1-1, A-1-2)【同時双方向型】
【事前学習】芸術と社会の関係について調べておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】芸術についての理解の歴史的変化について履修者同士が協力して考えておくこと(A-6) (2時間)
5 「芸術」についての言説の変化と「生」や「意志」の哲学との関係について解説する(A-1-2)【同時双方向型】
【事前学習】芸術についての知識と理解を確認しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】履修者相互で事前理解と授業内容による修正について確認すること(A-6) (2時間)
6 19世紀のドイツ語圏における特徴的な「文化」概念の形成について解説する(A-1-1)【同時双方向型】
【事前学習】「文化」という用語についての理解を確認しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「文化」概念の歴史的変化についての理解を履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
7 「文化」と「政治」の対立、「文化」と「文明」の対立についてのドイツ語圏における言説を検討する。(A-1-1, A-1-2)【同時双方向型】
【事前学習】「文化」「文明」「政治」という用語についての理解を確認しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「文化」とナショナリズムの問題について日独を対照して履修者相互に理解を確認すること(A-6)。 (2時間)
8 20世紀における「文化」観の変化と反省的な議論について解説する。(A-1-1, A-1-2)【同時双方向型】
【事前学習】「文化」の価値についての理解を整理しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「文化」について反省的・歴史的に考えることの重要性を履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
9 第二次世界大戦後のドイツにおける「過去」に対する罪と責任についての議論を国際関係も考慮して解説する。(A-1-1, A-2-1)【同時双方向型】
【事前学習】「過去の克服」という言葉について調べてみること(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「罪」と「責任」の違いについて履修者相互の理解を確認しておくこと(A-6)。 (2時間)
10 現代ドイツにおける「過去の克服」と「想起の文化」についてさまざまな論争を取り上げて解説する。(A-1-2, A-2-2)【同時双方向型】
【事前学習】「想起の文化」という言葉について考えておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「過去」についての論争とその政治的意義について履修者相互の理解を確認すること(A-6)。 (2時間)
11 現代ドイツにおける「過去」の問題に対する責任のあり方、記憶の継承についての議論について、ヨーロッパや世界との関係も含めて考える。(A-1-2, A-2-2)【同時双方向型】
【事前学習】過去に対する責任と記憶の継承について考えておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】授業で扱われた具体的な事例と論議について履修者相互に整理すること(A-6)。 (2時間)
12 「ドイツ」と「ヨーロッパ」の関係についての言説を歴史的に振り返って解説する。(A-1-2)【同時双方向型】
【事前学習】「ドイツ」と「ヨーロッパ」の関係について理解を整理しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】理念と現実、歴史的変化についての解説を履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
13 ヨーロッパ統合の理念と政治的・経済的統合の現実の関係について解説する。(A-2-2)【同時双方向型】
【事前学習】ヨーロッパ統合についての理解を整理しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】政治的現実と理念の関係についての解説を履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
14 前回までの授業に関して時間内試験を行い、試験について基本的な解説を行う。【同時双方向型】
【事前学習】これまでの授業における解説と自己の理解を確認しておくこと(A-5)。 (3時間)
【事後学習】試験の解説について履修者相互に確認すること(A-6)。 (1時間)
15 今学期に取り上げたテーマ、キーワードを振り返り、今年度の授業で論じた問題を総合的に考察する。(A-2-2)【同時双方向型】
【事前学習】今学期の授業内容を振り返って確認しておくこと(A-5, A-8)。 (2時間)
【事後学習】全体のまとめについての解説を履修者相互に確認すること(A-6, A-8)。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 質問や必要に応じて授業の中で紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:Blackboardの機能を用いて授業内テストを行う。(70%)、授業参画度:関心を持って授業に規則的かつ積極的に参加しているかどうかに応じて評価する。(10%)、学期中に複数回提出を求めたノートにより理解度・集中度を評価する。(20%)
オフィスアワー 毎回の授業終了後。あるいはメールにて日時を決める。

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