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令和元年度以前入学者 | 英語学特殊講義2 | ||||
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教員名 | 吉良文孝 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | ZOOMによる授業、ならびに課題研究を併用する。 BlackboardコースIDは、20211760(吉良文孝・後・水4)です。 |
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授業概要 | 本学英文学科を卒業するにあたり、英語学領域で知っておくべき知識、身につけるべき英語学的素養の「総決算としての講義」を行ないます。つまり、「日本大学の英文学科ではこういったことを学んだ」と認識できるような授業となります。とりわけ、英語教師として教壇に立つことを志望する人が受講すべき内容となります。受講者の皆さんが、ことばの面白さ、神秘さ、難しさ(だから、ことばは面白い!)を実感できるような授業にしたいと思います。 |
授業のねらい・到達目標 | 英語英文学を専攻する学生が知っておくべき知識を身につけること、それを本講義のねらい・到達目標とします。それによって、人に「ことばの面白さ」を目を輝かせて伝えることができるだけでなく、自身もことばの面白さを実感することができます。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、CP4、に対応しています。 A-1-3学修から得られた豊かな知識と教養, 及び, 自己の倫理観に基づいて, 英語学・英語圏文学が直面する倫理的課題を説明することができる。 A-3-3言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく, 語学的根拠や批評理論に基づいて批判的, 論理的に考察し, 説明することができる。 A-4-3英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて解決案を作成できる。 |
授業の方法 | 講義 教科書、ならびに配付プリントを使用した(完全な)講義形式です。ことばの根幹は、何と言っても「動詞」です。動詞にまつわる話をします。具体的には、モダリティ(Modality)に関するトピックスをとりあげます。後学期は、「知覚動詞構文」と「Before節における過去完了形」について講じます。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 なお、以下の「授業計画」のなかで、提出すべき「課題」(レポート)について、その内容・提出期限等の指示がありますので注意してください。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(後学期で扱う文法トピックス2つについての概略的説明をします)。
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】配付資料の熟読。 (2時間) |
2 |
知覚動詞構文(その1) 問題の所在(A-1-3)
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
3 |
知覚動詞構文(その2) 構文的特徴
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
4 |
知覚動詞構文(その3) 意味的特徴(A-3-3)
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
5 |
知覚動詞構文(その4) 知覚の同時性
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
6 |
知覚動詞構文(その5) 過去の知覚
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
7 |
知覚動詞構文(その6) 現在の知覚
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
8 |
知覚動詞構文(その7) 補文内の動詞の制約
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。「課題1」 配付資料を参照して、知覚動詞構文について論じなさい。 (A4版、40字×30行、ポイント10.5に設定する(これは前学期とまったく同じ設定です)。上下左右の余白は自由(読み易さを旨とする)。提出枚数は7枚程度。11月末日提出締切) (2時間) |
9 |
Before節における過去完了形(その1) 問題提起(A-4-3)
【事前学習】教科書6.5節冒頭の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
10 |
Before節における過去完了形(その2) 過去完了形の2つの意味
【事前学習】教科書6.5.1節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
11 |
Before節における過去完了形(その3) 出来事Yの実現性
【事前学習】教科書6.5.2節(i)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
12 |
Before節における過去完了形(その4) 出来事Yで用いられる動詞の制約
【事前学習】教科書6.5.2節(ii)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
13 |
Before節における過去完了形(その5) 出来事Xと出来事Yの時間関係
【事前学習】教科書6.5.2節(iii)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
14 |
Before節における過去完了形(その6) 「Before-過去完了形」のニュアンス
【事前学習】教科書6.5.2節(iv)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
15 |
Before節における過去完了形(その7) 完了性の強調と日本語
【事前学習】教科書6.5.3節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。「課題2」 教科書『ことばを彩る1 テンス・アスペクト』の6.5節以降を参照し、before節中の過去完了形について論じなさい。 (文字数等の設定は「課題1」と同じ。提出枚数は7枚程度。12月末日提出締切) (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 吉良文孝 『ことばを彩る1 テンス・アスペクト』 研究社 2018年 江川泰一郎 『英文法解説(改訂三版)』 金子書房 1991年 第3版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) 成績評価は、すべて「課題」(レポート)によるものです。したがって、Zoomによる授業は、課題提出に対する一助になるものと解釈してください。 |
オフィスアワー | 火曜日・水曜日・木曜日 |