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英米小説演習1

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令和元年度以前入学者 英米小説演習1
教員名 宗形賢二
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)およびZoomによる同時双方向授業を予定。遠隔授業のため、毎回の課題は理解度と進度によって異なるので注意すること。

*初回授業時までにBlackboardでコースを登録すること。Blackboard ID: 20211701:2021英米小説演習1(前期・水4)
 (履修登録期間中CHIPSでも登録が必要)
授業概要 「親か恋人か?」ヘンリー・ジェイムズの『ワシントン広場』と時代背景と小説の視点の問題を扱う。ある娘の恋愛劇を父親・娘・恋人・叔母の四人の立場からみることで、ジェイムズにとっての「本当の事実」とは何かをヴィクトリアニズムの時代背景と共に考える。
授業のねらい・到達目標 Henry James;"Washington Square"の読解演習を通して英米文学読解の基礎を学ぶ。同時に、文学的英語表現、作家、作品、時代背景、文芸批評理論の基礎を理解できる。特に19世紀のヴィクトリアニズムの特徴と面白さを知る。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。
授業の方法 演習
英米文学読解のためのテーマ別基礎解説、及び各回テキストの5~10ページ程度の要約、質疑、解説を行い、前期で87頁(11章)まで読み進める予定。随時小テストまたは課題演習を行う。進度によって、映画版『ワシントン・スクウェア』を鑑賞し、小説との比較分析を行う予定だが、状況によっては後期(または各自)になる。
本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とする。
履修条件 ジェイムズの英文読解には、英検2級程度以上の英語力が望ましい。
授業計画
1 授業の案内:Blackboardによる課題研究およびズーム授業の方法、レポートの書き方、評価方法の説明など。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、ネット環境を整えておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
2 課題に基づきアメリカの歴史を概略し、その特徴を学ぶ。事前課題:アメリカの歴史を(A4)1200字程度にまとめる。その際、利用した資料、ネットサイト等を必ず明記すること。
【事前学習】課題の準備・提出(アメリカ史) (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
3 課題に基づきアメリカ文学史の概略を学び、その特徴を知る。事前課題:18~20世紀前半までのアメリカ文学史を(A4)1200字程度にまとめる。その際、利用した資料、ネットサイト等を必ず明記すること。
【事前学習】課題の準備・提出(アメリカ文学史) (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
4 課題に基づきヘンリー・ジェイムズの生涯と文学的特徴を学ぶ。事前課題:ヘンリー・ジェイムズの生涯と主要な作品を(A4)1000字程度にまとめる。その際、利用した資料、ネットサイト等を必ず明記すること。
【事前学習】課題の準備・提出(H. ジェイムズ) (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
5 小説の背景①、『ワシントン広場』(pp.1-4)の翻訳、質疑、解説、課題演習。一巡するまで精読で進める。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
6 小説の背景②、『ワシントン広場』(pp.5-8)の翻訳、質疑、解説、課題演習。一巡するまで精読で進める。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
7 小説の背景③、『ワシントン広場』(pp.9-12)の翻訳、質疑、解説、課題演習。一巡するまで精読で進める。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
8 小説の背景④、『ワシントン広場』(pp.13-16)の翻訳、質疑、解説、課題演習。一巡するまで精読で進める。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
9 小説のテーマと構造①、『ワシントン広場』(pp.17-24)の要約、質疑、解説、課題演習を行う。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
10 小説のテーマと構造②、『ワシントン広場』(pp.25-32)の要約、質疑、解説、課題演習を行う。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
11 小説の技法①、『ワシントン広場』(pp.33-40)の要約、質疑、解説、課題演習を行う。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
12 小説の技法②、『ワシントン広場』(pp.34-41)の要約、質疑、解説、課題演習を行う。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
13 小説の文体①、『ワシントン広場』(pp.42-49)の要約、質疑、解説、課題演習を行う。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
14 小説の文体②、『ワシントン広場』(pp.50-59の要約、質疑、解説、課題演習を行う。
【事前学習】課題の準備・提出 (1時間)
【事後学習】授業内での学習内容をまとめておくこと。 (1時間)
15 前期の復習、まとめ、質疑、解説を行う。『ワシントン広場』全体の感想をまとめる。
【事前学習】前期の総復習 (1時間)
【事後学習】後期の作品批評に備え、原文を読んでおくこと。 (1時間)
その他
教科書 Henry James, Washington Square :研究社小英文叢書, 研究社, 2008
参考書 Henry James, Washington Square:Oxford World's Classics, Oxford University Press, 2010
参考書および資料については開講時に案内する。
成績評価の方法及び基準 レポート:各テーマごとのレポート3回程度(30%)、授業内テスト:小テスト・クイズ10回程度予定(50%)、授業参画度:レポート・クイズ等の提出状況、質疑応答など(20%)
前期は課題研究型の授業のため、レポート・クイズの提出と内容(コピペではない点が重要)、その他質疑応答等で評価します。
Zoomを使う場合は、授業参加度に入れる予定。
オフィスアワー 前期はメール等で質問を受ける予定。

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