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英語学演習２
| 令和２年度以降入学者 | 英語学演習２ | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 令和元年度以前入学者 | 英語学演習２ | ||||
| 教員名 | 吉良文孝 | ||||
| 単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 英文学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 | ||
| 授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースIDは、20211665（吉良文孝・後・木２）です。 |
|---|---|
| 授業概要 | ことばの世界には、言語普遍の大原則があります。言語学者D. Bolingerのいう「かたち（表現形式）が異なれば、必ず意味に違いがある」というものです。例えば、語彙レベルでいえば、「警察官」と「おまわりさん」とでは受ける感じ（ニュアンス）に違いがあります。本演習では、ことばの織りなす（意味という）細かな「ひだ」の一本一本を味わうことになります。同時に、英語英文学専攻の学生が当然知っていなければならない知識・素養を身につけ、また、英語（とりわけて英語学関連の英語）を読むということはどういうことなのかを実感するような授業となります。 |
| 授業のねらい・到達目標 | 言うまでもなく、英語法助動詞に関する専門知識を身につけることができます。と同時に、当該領域の英語を読むことによって、英語を読むとはどういったことなのかその意味合いを実感し、そこで得られた英語読解力がさらなる英語学関連領域の専門書・論文を読む際に応用できます。 す。 A-3-2既存の知識にとらわれることなく, 言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる。 A-4-2英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて説明することができる。 A-5-2新しい問題に取り組む意識を持ち, そのために必要な情報を収集することができる。 |
| 授業の方法 | 演習 演習形式（前学期のつづきの輪読）。上記の「ねらい」と「到達目標」を達成するための好著であるG. LeechのMeaning and the English Verbをアトランダムに指名し輪読します。具体的には、同署の第５章の「法助動詞」を読みます。例えば、次のやりとりを考えてみましょう。X: Will you answer the phone? Y: It {may/*can} be your mother.ここでcanを用いることができないのはなぜでしょうか。mayもcanもともに「可能性」を表わしているにもかかわらず、canは容認されません。本演習では、法助動詞（Modal Auxiliaries）の意味用法、その使用メカニズム（環境）について学び、法助動詞に関する素朴な疑問について考えます。本授業の事前・事後学習は，合わせて１時間の学習を目安とします。 なお、以下の「授業計画」のなかで、提出すべき「課題」（レポート）について、その内容・提出期限等の指示がありますので注意してください。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
ガイダンス（授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明します）。
【事前学習】教科書の§119の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 2 |
CAN, MAY, MUST, HAVE TOの関係性 (§§119, 120.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 3 |
CAN, MAY, MUST, HAVE TOの関係性 (§121.)(A-3-2)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 4 |
CAN, MAY, MUST, HAVE TOの関係性 (§§122, 123, 124.)(A-4-2)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。「課題１」 教科書§119から§124までの全文和訳（意味がつかめなかった箇所に下線をつけること） （書式は自由（以降同じです）。10月末日提出締切） （0.5時間） |
| 5 |
根源的用法と認識的用法 (§125.)（１）
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 6 |
根源的用法と認識的用法 (§125.)（２）
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。「課題２」 教科書§125の全文和訳（意味がつかめなかった箇所に下線をつけること） （10月末日提出締切） （0.5時間） |
| 7 |
WILL-prediction/predictability (126, A.)(A-5-2)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 8 |
WILL-intention (126, B.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。「課題３」 教科書§126から§126 Bまでの全文和訳（意味がつかめなかった箇所に下線をつけること） （11月末日提出締切） （0.5時間） |
| 9 |
WILL-intention (126, C.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 10 |
WILL-insistence (126, D.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。「課題４」 教科書§126 Cと§126 Dの全文和訳（意味がつかめなかった箇所に下線をつけること） （11月末日提出締切） （0.5時間） |
| 11 |
SHALL-prediction（with first-person subject (127, A.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 12 |
SHALL-intention (127, B.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 13 |
SHALL-other volitional meanings (127, C.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。 （0.5時間） |
| 14 |
SHALL-rules and regulations (127, D.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。 （0.5時間） 【事後学習】授業内容のまとめと整理。「課題５」 教科書§127の全文和訳（意味がつかめなかった箇所に下線をつけること） （12月末日提出締切） （0.5時間） |
| 15 |
後学期授業内容のまとめ
【事前学習】後学期授業内容（ノート）の熟読。 （0.5時間） 【事後学習】後学期授業内容のまとめと整理。「課題６」 どんな疑問にも答えてくれる「クエスションボックス」なるものがあるとします。日頃から疑問に思っている英語の文法現象について、具体的な例文を織り交ぜながら、記しなさい。 （疑問に思う文法現象を２、３題。12月末日提出締切） （0.5時間） |
| その他 | |
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| 教科書 | G.Leech（澤田治美編注）, Meaning and the English Verb, ひつじ書房, 2011, 3 edition 江川泰一郎 『英文法解説（改訂三版）』 金子書房 1991年 第3版 |
| 参考書 | 上記書籍のほか、授業中に適宜紹介します。 |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) 授業で輪読した箇所は、ある程度の量に達した時に、受講者全員に対して、「全訳レポート課題」としての課題提出を課すことになります。したがって、対面授業に参加が叶わなかった受講生に対して成績評価が不利になるといったことは一切ありません。 |
| オフィスアワー | 火曜日・水曜日・木曜日 |